詩のご紹介162 花の幻(小黒恵子作) ~エメラルドの約束
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
今回の詩は、大人の詩集第2作目「エメラルドの約束」から、「花の幻」(エメラルドの約束)です。
「詩集:エメラルドの約束」については、下記をご覧ください。
まずは「目から」。
花の幻
~エメラルドの約束 「エメラルドの約束」より~
小黒恵子作
夜霧が
灯りを消してゆくころ
うす紫の花につつまれて
翼のとれた鳥になるわたし
知ってしまったよろこびを
抱きしめて見る
花の幻
わたしは静かに夢をみる
肌にいたいつるばらよ
次は「耳」からお聴きください。
朗読:大森寿枝
最後まで、お読みお聴きいただき、ありがとうございます。
次回の詩は「ジャスミンの花帽子」(エメラルドの約束)です。(S)