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No.554 小黒恵子氏の詩-21 (どこにいても めだつキリン)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今回も、こどものうた(日本童謡協会編)に紹介された小黒恵子氏作の詩 をご紹介します。今回は、「こどものうた」第4集となる1980(昭和55)年のご紹介です。全部で79編あります。

どこにいても めだつキリン
                     小黒恵子

キリンが あるく
ゆっくり あるく
貴婦人の ように
どこにいても めだつから
きどってあるく キリン

キリンが たべる
みつめて たべる
アカシアの みどり
どこにいても めだつから
きどってたべる キリン

キリンが はしる
ななめに はしる
サバンナを けって
どこにいても めだつから
きどってはしる キリン

1980年(昭和55年)3月1日発行 こどものうた‘80  日本童謡協会年刊童謡集

  小黒恵子氏は、編集委員になっています。下記は「あとがき」です。

  日本童謡協会編集の「こどものうた'80」ができあがりました。これは、本協会の詩人会員の自由参加による年刊童謡集で、今年度は、79名が参加、79編が収録されています。
 本協会所属の作曲家会員はもとより、こどものうたに興味をお持ちの作曲家の皆さまのご協力を得て、すばらしい歌が数多く生まれることを強く願っております。
           昭和55年2月

                日本童謡協会
                「年刊童話集」編集委員
          小黒恵子、薩摩忠、高田敏子、長島和太郎、名取吾朗

1980年(昭和55年)3月1日発行 こどものうた‘80  日本童謡協会年刊童謡集

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回も、「こどものうた」(日本童謡協会年刊童謡集)から、「詩」をご紹介します。(S)

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