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詩のご紹介 353 こども部屋(小黒恵子詩)

 こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。

 今日は、月刊 こども部屋(こどものためのおとなのほん)に掲載されていた詩をご紹介します。

 月刊 こども部屋は、1959(昭和34)年頃から、株式会社 こども部屋社で発行されていた月刊誌です。タイトルには「こどものためのおとなのほん」という副題がついています。

 小黒恵子は、1960(昭和35)年頃、渋谷で喫茶店「ラ・セーヌ」を経営しています。そして、1961(昭和36)年~1967(昭和42)年は、サトウハチロー氏に師事し、詩を勉強しています。1966(昭和41)年~1971(昭和46)年頃には「月刊しぶや」「月刊渋谷手帖」「月刊渋谷」に執筆し、その後1972(昭和47)年~1976(昭和51)年頃まで「こども部屋」の巻頭に「今月の詩」として、詩を掲載しています。

 月刊 こども部屋 1976年3月号(株式会社こども部屋社/通算212号 1976年3月1日発行)の記事は、下記の通りです。

1)今月の詩……小黒恵子
2)お母さんの生き方 その17……深谷昌志
   野原を駆け回りたい
3)こどもとは その6……竹野 栄
   たいやき
4)気になること その24……緒方安雄
   歯の生える時期と順序
5)特集…山下千賀子
    ・新入学を前に(一)    ・新入学を前に(二)
    ・リフォームの1日     ・変身する古ワイシャツ
4)特集…今西俊雄
    ・やる気を         ・言葉遣い
    ・フランスと日本
5)おたずねします・おこたえします
   〇才児・関節が音をたてるのは
            膝蓋骨を包む筋肉の関係です……巷野悟郎
   1才児・扁桃肥大は切るべきか
       切除はなるべく遅い方が・・・・・・……山本高治郎
   2才児・すぐに手を出します
             3つの原因が・・・・・・……高野清純
   5才児・左右の区別がつきません
               御心配には及びません……横山雅臣
   7才児・外で遊ばない子
         生活のしかたを整えてあげて下さい……深谷和子
6)既刊主論文紹介   
7)北京料理を、王府で       
8)いたずら用の壁

                       小黒恵子 詩
春の アップリケ

おいしそうな わたあめ雲
ヒヨコ 蝶ちょ チューリップ
スミレ みつ蜂 タンポポ・・・・・・

洋服に エプロンに
こどもの部屋の カーテンに
どれがいちばん にあうでしょう

かわいゝ春の アップリケ

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 次回は、「月刊誌 こども部屋」4月号(1976年)から、子ども向けの詩をご紹介します。(S)

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