詩のご紹介124 けずりたての 鉛筆のように(小黒恵子作) ~モンキーパズル~
こんにちは。小黒恵子童謡記念館です。
小黒恵子最後の詩集となる「童謡集:モンキーパズル」では、野に咲く小さな草花や虫を歌った詩から、サバンナで繰り広げられる鳥獣の死闘の詩まで、色々な詩が含まれています。
今回は、「けずりたての 鉛筆のように」~Ⅰ~ です。
「童謡集:モンキーパズル」については、下記をご覧ください。
けずりたての 鉛筆のように
~モンキーパズル Ⅰより~
小黒恵子 作
はだかの欅(けやき)が ツンツン
北風しみるよ ツンツン
粉雪(こなゆき)おどって ツンツン
けずりたての 鉛筆のように
とがってる 冬
ツンツン ツンツン ツンツン
つららがひかるよ ツンツン
吐(は)く息(いき)しろいな ツンツン
ひざこぞさらして ツンツン
けずりたての 鉛筆のように
きもちいい 冬
ツンツン ツンツン ツンツン
絵だこがあがるよ ツンツン
麦(むぎ)の芽(め)ちっこい ツンツン
焼(やき)いも匂(にお)うな ツンツン
けずりたての 鉛筆のように
大好(だいす)きな 冬
ツンツン ツンツン ツンツン
この作品は、「小黒恵子 こどものうた選集 うたのパレット」にも掲載されていますが、表記が一部、ひらがなになっています。
■「小黒恵子 こどものうた選集 うたのパレット」バージョン:
けずりたての 鉛筆のように
作詞:小黒恵子 作曲:高木東六
はだかのケヤキが ツンツン
北かぜしみるよ ツンツン
粉雪おどって ツンツン
けずりたての 鉛筆のように
とがってる 冬
ツンツン ツンツン ツンツン
つららがひかるよ ツンツン
吐く息しろいな ツンツン
ひざこぞさらして ツンツン
けずりたての 鉛筆のように
きもちいい 冬
ツンツン ツンツン ツンツン
絵だこがあがるよ ツンツン
麦の芽ちっこい ツンツン
焼きいも匂うな ツンツン
けずりたての 鉛筆のように
だいすきな 冬
ツンツン ツンツン ツンツン
それでは、耳からもお楽しみください。
朗読:公文 理恵
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
次回は、「大きなリンゴの木の下で」(童謡集:モンキーパズル ~Ⅰ~)をご紹介いたします。(S)
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