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自己紹介~阿蘇小国郷ピクルス本店

はじまりはひょんなことから

熊本県阿蘇郡小国町で加工食品の製造販売を行ってる「阿蘇小国郷ピクルス本店」です。
私は医療系を得意とするシステムエンジニア(現役)です。もともとは電子カルテシステムを含む医療情報システム全体の管理者として病院勤務をしていました。
そんな私がひょんなことから熊本県阿蘇郡小国町と関わりを持つことになって、ひょんなことから町おこしに協力してほしいと言われて、お世話になった地元の方に恩返しができたらなと活動を始めて作り上げたのが地元野菜を使った加工食品の製造でした。(この辺の経緯はお話しすると長くなるのでいつかご紹介します。)

 ☆現在製造している商品
  ・「阿蘇小国郷ピクルス清流と大地の恵み」
  ・「野菜ジャム」
  ・「阿蘇くまもと 刻みにんにくのコンフィ」
  ・「阿蘇くまもと 火の国スパイス」
  ・「生姜のコンフィチュール」
  ・「阿蘇くまもと 熊本野菜のスパイスカレー」

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他業界からの参入だからできたこと

私はもともと病院職員でしたし医療系のシステムエンジニアです。食に関するお仕事はアルバイト経験も含めても全くなく、良くも悪くも食品業界について何も知らない状態でした。(料理自体は家族や友人に食べてもらうと大体は美味しいと喜んでもらえる程度です。)
食品加工業としてビジネスを行うには商品の作り込みやラベルのデザイン、販売してくれる店舗さんを探す事以外にも法令などで定められている許可を保健所でとることや法令に従った製品作りなどクリアしていく課題はたくさんあります。

〇初めての業界で困ったこと
沢山ありました(笑)
ただ自分の作りたいものを作っていても販売する為の商品にはなり得ないことを嫌というほど実感しました。
そりゃそうですよね、下手な物を作って販売してしまっては食中毒を起こしてしまって健康被害や人命に関わるようなことも考えられますよね。だから法規制があるんだなと改めて知ることができました。
逆に法規制の意味合い、各製造許可ごとの基準が理解できれば安全な加工食品を作ることも可能なのだなと理解することができました。

〇システムエンジニアの仕事をしていて役立ったなと思えたことは
 1.問題解決のための道筋づくりを考えて計画する
 2.しっかりとスケジュールをひいて工程管理をする
 3.分からないことは調べてり問い合わせをしまくる
この辺の習慣が身についていたことです。
理論立てて物事を考えて、問題解決をして、資料を残していたので商品の販売が開始できた時にはノウハウが資料付きでしっかりと蓄積されていました。

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もう一つ、他業界から参入であとあと考えてみると良かったなと思ったことは
「この業界の当たり前を当たり前と考えずに確認しながら物事を考え、作り上げられたこと」
だと思います。
当たり前を、「なぜ当たり前なのか?」考えることで見えなかった部分も、先人の知恵も理解することができると思います。

ここに投稿する目的

 ・湧き上がってきた疑問

私が保健所から製造許可を取得して加工食品の製造販売を開始して1年半程経ったある日「加工食品の講座をしてほしい」と依頼が来ました。
その後もそういった依頼を受けて加工品の講座を開催しています。
講義を2~3時間、その後に加工食品の製造体験を行う形式が多いです。
ここで大きな疑問が私の中で湧きあがってきました。
「ここで受講している人たちの中から実際に加工食品の事業を立ち上げられるのは何人いるのだろう?」
ライトな感覚な講座なので、質問内容やメモの取り方から「この方は真剣に起業を検討しているのだろうな」と感じる方も時には居られますが、実際に自身で事業を起こしたいと思っている方はあまりいないのかもしれません。
ここで求められている講座の内容は「体験を通して加工食品の製造に興味をもってもらおう」というものなので要求は満たしているのだと考えています。

 ・事業立ち上げ時に作り上げた資料から分かってきたこと

「マーケティング」や「ブランディング」の講座はたくさんあると思いますし、商品を作って上手く販売する為にはとても重要な講座だと思います。
私の加工食品の講座の中でも当然「マーケティング」や「ブランディング」のお話はします。
ですが、
 〇商品の企画を始めて
 〇保健所で製造許可を取ったり
 〇法的要件をクリアして
 〇販路を作り出して
 〇事業としての形を作る
には「マーケティング」や「ブランディング」は全体の一部の項目でしかないのです。
先にも書きましたが、幸い私は加工食品の事業を立ち上げる時に作ったスケジュールもその他の資料もしっかりと残しています。
あらためてどの程度項目があるのか資料からまとめると、私の場合ですが、企画から販売開始までに必要な項目が20程あることが分かりました
2~3時間の講義の中でお話しできるのは約20項目の中から分かりやすい物を1つか2つ程度、若しくは広く浅く全体の概要程度の内容です。

 ・加工食品の事業を立ち上げるのに必要な体系だった教材が無いのです。

私自身、ピクルスの製造販売をしたいと思った時、商品の企画から販売を始めるまでのノウハウを体系だって教えてくれる講座や教材を探しましたが見当たりませんでした。
具体定期には「マーケティング」や「ブランディング」など部分的に教えてくれる講座や教材はありましたが、「保健所対応」や「販路を作る方法」などはそもそも講座や教材がありませんでした。

 ・阿蘇小国郷ピクルス本店のお取引実績(2019年創業)

・某道の駅様(熊本県阿蘇郡小国町)
・黒川温泉内、某店舗様(熊本県阿蘇郡南小国町)
・某生協様(福岡県福岡市)
・某道の駅様(熊本県阿蘇市)
・某百貨店様(熊本県熊本市)
・某道の駅様(熊本県菊池郡)
・大手スーパー様(熊本県熊本市)
・某複合施設レストラン様(熊本県阿蘇郡南小国町)
・某百貨店様数店舗様(東京都)
・某百貨店某店舗様(東京都)
・某百貨店某店舗様(広島県)
・某複合施設様(熊本県菊池郡) 他数社様
・コロナの影響で保留 数社様
*全ての店舗様でここへの掲載の確認が取れておりませんので詳しい名称は伏せています。

 ・「小規模食品メーカーの作り方、企画から販売開始までの実践講座」

阿蘇小国郷ピクルス本店では多くのお取引様に商品をお届けしています。
創業したばかりの加工食品業者が百貨店様や大手スーパー様に商品を取り扱ってもらうことは稀です。
では何故そのようなことができたのか?
偶然ではありません。そうなるように商品を企画し戦略的に販路の開拓を行ったからです。
「売れる商品、販売店様が売りたくなる商品」の企画の仕方から実際に最初の販路を獲得するまでを目指して私の蓄積したノウハウをそのまま利用した「小規模食品メーカーの作り方、企画から販売開始までの実践講座」を始めました。
講座といっても
 ・資料を使った説明(講座)
 ・製造許可が取れるように商品の製造方法をアドバイス
 ・製造許可が取れるように製造場所を一緒に作る
  (極力お金をかけずに施設を作るのが得意です)
 ・保健所対応時にはオーナーさんに同行する
 ・販路開拓時にはオーナーさんに同行する
などオーナーさんと一緒に商品作りをしたり私の経験を生かして保健所対応や販路開拓に携わります。

 ・私が行っている講座の情報を発信したい

私自身、加工食品事業を立ち上げる時には分からないことも多く時間と手間、費用、労力をたくさん使ってひとつひとつ問題解決をしてきました。
同じ時期に加工食品事業を立ち上げようと同じ様に努力する人たちにも出会いましたが色々なハードルにつまずいてしまい、克服することができずに途中で断念する方がほとんどでした。他にも聞いてみると、私のように加工食品事業の立ち上げにチャレンジしたけれど上手くいかなかった方は大勢いるようです。
・これから加工食品を事業として起業したい方
・ビジネスとして加工食品の製造販売を始めたい方
・こんな時代だから会社にとらわれず自身で何かをなしたい方
向けに私のノウハウをお伝えできたらと思っています。
この情報発信から新しい商品が世に出るお手伝いができたらきっと世の中楽しくなっていくことだと考えています。

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