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ネット販売よりも実店舗への卸売り販売にこだわる理由
こんにちは。
阿蘇小国郷ピクルス本店です。熊本県阿蘇郡小国町で加工食品の製造販売をしています。
見出し画像は熊本県阿蘇市にある「大観峰」という名所から阿蘇山を写したものです。阿蘇の噴煙と雲海が一緒に撮れたお気に入りです。
ネット販売はとても大切な販売戦略
言わずもがなですが私のような加工食品の製造販売をしているものにとってネット販売はとても大切な販売戦略のひとつです。
では今日から、阿蘇小国郷ピクルス本店の商品をネット販売して売れるでしょうか?
皆さんきっと「そんなに簡単には売れないでしょう」と思われるのではないでしょうか。
私は売れないだろうなと思っています。
もし
・知名度の高い商品
・メディアに取り上げられた商品
・品薄でなかなか手に入らない商品
・古くから販売されていて特定の用途が定着している商品
の様な商品であればネット販売で十分売れると思います。
実店舗への卸売り販売にこだわる理由
阿蘇小国郷ピクルス本店は実店舗様に卸売り販売をすることに力を入れています。
その理由は、「知名度を確立する為」です。
例えば道の駅に商品を卸して販売してもらおうとするとき
メーカー「販売をお願いしまーす!」
道の駅 「いいよ~!」
とはなりません。
皆さん、旅行やドライブの際に道の駅に立ち寄ることはないでしょうか?
お手洗い休憩もありますが道の駅に行けば現地のお土産やソフトクリームなど特色ある食べ物があるので立ち寄ることがあると思います。
そうです、道の駅はお客さんの集まる場所、そういった場所に商品を置いてもらいたいと考える業者さんはたくさんいるのです。
人気のある道の駅に商品の販売申し込みをして
・検討してもらうのが半年後
・1年待ったら置けますよ
・今空きがないので無理ですね
なんてことはざらです。
必然的にその商品自体のチェックも厳しくなります。保健所の許可が取れているか、賞味期限検査がきちんとできているか、ラベルに不備がないかなどしっかりとチェックされます。当然ですよね。
そういった確認が取れているので皆さんも安心してお買い物ができると思います。
つまり、道の駅に置かれている商品は「一定の信頼のある商品」なのです。
地元百貨店様にどうしてもお取扱いをして欲しかった
阿蘇小国郷ピクルス本店の商品は地元の野菜にこだわったピクルスや国産にんにくだけを使った刻みにんにくのコンフィなどがあり、加えて全ての商品には添加物や化学調味を使っていません。必然的に商品価格も高くなり高級志向な商品になります。
お土産や贈答品、特別な時に使ってもらいたい商品になりますので一般的なスーパーには向きません。
お土産物を取扱う販売店様やこだわりの商品を取扱う店舗様、特に百貨店様が最重要候補となります。
法的要件や許可をちゃんと取った商品を作ればお土産店さんや道の駅さんなどで販売してもらうことは可能です。
ですが百貨店様や高級品を扱うデパート様ではそうはいきません。
そりゃそうです。下手な商品を扱ってしまうと信用を落としてしまします。それにその百貨店様の雰囲気や存在意義にそぐわない商品も対象外となります。
幸い様々は出会いや経緯があって阿蘇小国郷ピクルス本店の商品は地元、熊本県の百貨店様でお取り扱いをして頂くことができました。
この辺の販売戦略、ノウハウは講座の中で詳しくお伝えします。
兎にも角にも、百貨店様で商品を取扱って頂くことで知名度と信用が一気に上がりました。その後、大手企業様と商談することが増えたのですが、先方は既に百貨店様に商品を出している事を知っていたり、その旨伝えると無条件に信用してもらえるようになりました。
これから考えている販売戦略
阿蘇小国郷ピクルス本店の商品は地元百貨店様でお取り扱いをしてもらうとろまで来ています。
これから考えている販売戦略は
・継続して地元百貨店様でお取り扱いしてもらう。
・熊本県のお土産と言えば「阿蘇小国郷ピクルス」と言ってもらいたい。
・熊本県で贈り物と言えば「阿蘇小国郷ピクルス」と言ってもらいたい。
・熊本県で観光客が集まる場所にある販売店様に商品を出したい。
・東京都や大阪府など人口の多い都市部に商品を出したい。
といったところです。
最近YouTubeで歯に衣着せぬ発言をして様々な事柄について意見を言ってくれている方を見たのですが、その方が「10年続けると謎の信用ができる」とお話ししていたと思います。
その通りだなと実感しています。
このまま10年、上記を継続できた時に謎の信用を勝ち取ってネット販売で多くの商品を世に送り出すことができるように頑張ろうと考えています。
まとめ
実店舗への卸売り販売にこだわる理由は「謎の信用をつくって」「知名度を確立する為」です。
そうなればネット販売でも多くの売り上げを確保できるだろうと考えています。
10年は長いな~と思ってしましますが、2021年4月時点で創業して2年です。もう5分の1まで来てるじゃないかと考えればそんなに先の話でもないのでしょうね。
焦らずたゆまず、地道に努力することも必要なんだろうと思っています。
・・・やはり昭和な考えなんでしょうね(-_-;) 我ながら古臭いです。。