🏍【GPレポート】🏁\日本での特別なグランプリ! Motegiはいつも最高のショー/-2024Rd.16🇯🇵ジャパニーズGP
KabutoにとってのホームGPである日本GPが今週末、モビリティリゾートもてぎで開催された。
レースウィーク前には、WSBKにレギュラー参戦中のレミー・ガードナー選手が東大阪本社と工場を訪れた。日本GPにはファクトリー・ヤマハ・チームのワイルドカード枠として出場する予定となっていたからだ。
🏁もてぎレーシングコースとは?
もてぎのレーシングコースは全長4.8km、コーナー数14(右8、左6)、最大直線長762m、高低差30.4m。オーバルコースをくぐる立体交差があり、ストップ&ゴータイプの、マシンにもライダーにも負荷のかかるテクニカルなサーキットだ。
そしてこのもてぎでは、エンスーな観客たちがライダーたちを熱く出迎えた。レースウィークを通じて不安定な天候に見舞われたが、3つのエキサイティングなレースを目の当たりにした。
Moto3クラスでは🇨🇴コロンビアのデビッド・アロンソ選手が4戦を残して世界チャンピオンを確定させると、続くMoto2クラスでは日本人ライダー小椋藍選手が2位で表彰台を獲得。そしてMotoGPでは中上貴晶選手がファンの前で別れを告げ、感動のフィナーレを飾り、日本のファンには非常に印象に残るレースが繰り広げられた。
我らがKabutoライダーたちは、3つのクラスで4選手がレースを走った。
MotoGPライダーのアレイシ・エスパルガロ選手には日本GPの特別なカラーリングのヘルメットを用意。今シーズンでキャリアを終える彼に、感謝の言葉を添えた。
そして、レミー・ガードナー選手、Moto2クラスのジェレミー・アルコバ選手、Moto3dではコリン・ファイヤー選手が日本GPを盛り上げた。
🏁《MotoGPクラス》
\日本のファンと過ごす最後のシーズン/
アレイシ・エスパルガロ選手
(スペイン🇪🇸/Aprilia Racing🏍41)
🕐予選15位 🏆スプリントDNF 🏆決勝レース9位
👑ランキング8位→11位/127P→134P
MotoGPのKabutoライダー、アレイシ・エスパルガロ選手の週末は、彼の期待とは異なるものだった。アプリリアは他のサーキットでは非常に効率的だったが、もてぎのアスファルトから発生するグリップ不足の問題に終始悩まされた。
いつものようにアレイシ選手は全力を尽くしたが、上手くはいかなかった。
しかしコース上での落胆は、Kabutoがもてぎのために用意した特別なヘルメットによって、驚きと満足感で補われたかもしれない。
🎤アレイシ・エスパルガロ選手🏍41のコメント
・土曜 「スプリントレースでは少し改善できた。マーベリックと同じようなセッティングを試してみた。うまくいったし、快適だった。でもその後、気温とフロントタイヤの空気圧がかなり上がってしまった。その時点でマシンに乗るのが非常に難しくなり、フロントがロックして第1コーナーで転倒してしまった」
・日曜 「何が起きているのか理解できない。どうしようもない。今週末はグリップがまったくなかったし、これでは戦えない。モルビデッリに抜かれたとき、僕らには何もできなかった。モルビデッリに抜かれたときは、別のカテゴリーでレースをしているようだった。悔しいよ。集中し、何が起きているのかを分析し、何かをしなければならない。
🏁《MotoGPクラス》
\帰ってきたレミー! 2年ぶりのもてぎ/
レミー・ガードナー選手
(オーストラリア🇦🇺/Monster Energy Yamaha MotoGP Team🏍87)
⏱️予選23位 🏆スプリント18位 🏆 決勝レース 17位
🎤レミー・ガードナー選手🏍87のコメント
「MotoGPとの再会はいつも気分がいい。もちろん、たまには、と思っても結果を出すことは難しい。いずれにせよ日本に来るのはいつも楽しいことだ。今回はKabutoのオフィスやファクトリーを訪問し、この会社に息づくプロフェッショナリズムに感銘を受けたよ!」
🏁《Moto2クラス》
\レインコンディションを攻略!表彰台まであと一歩!/
ジェレミー・アルコバ選手
(スペイン🇪🇸/Correos Prepago Yamaha VR46 Team🏍52)
⏱️予選22位 🏆決勝4位
👑ランキング13位/74P
Moto2クラスのレースは雨のために中断され、主催者はレース再開時に予定していたレース距離を短縮せざるを得なかった。天候の不確実性に直面したチームとライダーは、どのタイプのタイヤを使用するかを選択しなければならなかった。
結果的にスリックを選択したライダーは6人しかいなかった。最初こそ裏目に出たかの様に思えたが、結果的には正しい選択だったと言えるだろう。スリックタイヤでスタートした6人のライダーは、1~6位を占める結果となった。
Kabutoライダー、ジェレミー・アルコバ選手もそのひとりだった。3番手を走っていた彼は、世界選手権で最高の成績となる4位でフィニッシュした。
🎤ジェレミー・アルコバ選手🏍52のコメント
「リスクを冒してスリックタイヤを選択した6台のうちの1台だからね。日本でのレースはこれが最後になるかもしれないから、いい思い出にしたかったんだ。
ガレージに戻ったとき、本当はウェットコンディションだと感じていた。だから、タイヤの選択に少し不安があったんだ。最後の最後でスリックタイヤにすることを決断したが、彼らはとても素早く変更してくれた。チーム全員に感謝したい。ただ、スリックタイヤで走るために必要な最後のひと押しをくれたスタッフには特に感謝したいと思っているよ。
レースでは自分が思っていた以上に全力を尽くした。前に3位のライダーが見えていたので、表彰台に上がれると信じてハードにプッシュした。でも、フロントのスプリングが濡れていてマシンを止めるのに苦労したし、結果的に燃料が多すぎた。3位でゴールすることは出来たかもしれないが、振り返ると難しかったと思う。日本GPでの4位という結果には満足しているよ。」
🏁《Moto3クラス》
\もてぎで価値ある2位! チャンピオンシップ争いも熾烈に/
コリン・ファイヤー選手
(オランダ🇳🇱/Liqui Moly Husqvarna Intact GP🏍95)
⏱️予選2位🥈 🏆決勝 2位🥈
👑ランキング3位/209P
オランダの若手ライダー、コリン・ファイヤー選手は今シーズンも変わらず、彼が選手権で最も有望なライダーのひとりであることを証明した。
Moto3レースは今回も集団での激しいバトルが展開され、後方からタイミングよくアタックする術を心得ていた。彼の戦略は完璧に機能し、世界チャンピオンとなったアロンソ選手に続く2位でゴールした。
🎤コリン・ファイヤー選手🏍95のコメント
「スタートは良かったんだけど、他のライダーと接触して順位を落としてしまった。その後は自分のリズムを見つけて、なるべくタイヤに負担をかけないように落ち着いて走ろうとしたんだ。レースが進むにつれて、だんだんフィーリングが良くなってきて、最後の数周は前に戻ろうとしたんだけど、他のライダーの無茶なオーバーテイクで危うくレースから脱落するところだったよ…。でも2位なら問題ない。チャンピオンシップで2位争いができるように、残りのレースでベストを尽くさなければならない。でもまずは、今日の(アロンソ選手の)タイトル獲得を心から祝福したいね。」
連戦ハットトリックだったアジアラウンドは、オーストラリアで再び幕を開けるまで1週間の休息に入る。フィリップアイランドはシーズン最後のスプリントレースのスタート地点となり、ライダーとチームは5週間で4つのGPに出場する。
(MotoGP™第17戦 オーストラリアGP #AustralianGP)