ねこ探しのススメ。

最近、新しい趣味を見つけた。
『ねこ探し』である。

これがどういった趣味であるか、説明は不要だろう。
読んで字の如く、「ねこ」を「探す」という趣味である。

僕は猫が大好きだ。
ペットショップがあれば、その店の前で数分立ち止まり、そこにいる猫をウキウキした顔で眺めるし、
Instagramの検索履歴はもっぱら「猫」「猫　かわいい」「マンチカン　子猫」などである。

数ヶ月以内に猫を飼うことは確定しているし、道で猫に会えばその日は幸せな気分になれる。

生粋の猫好きである。

そんな僕だからこそ、道端で猫に会うと、失礼ながら写真を取ってしまう。
初対面の相手をいきなり撮影するというのは如何なものかと思ってしまうが、一応小声で「失礼します」といってから撮るのでまあOKだろう。

その多くは野良猫であり、のびのびとした自然な仕草を見せてくれる。

そしてこれを続けているうちに、いつしか趣味になったのだ。

ねこ探しの仕方

ねこ探しの方法は至ってシンプルである。
これからねこ探しを始める皆さんのために、その手順をご紹介しよう。

①出かける
まずは出かけよう。
ねこ探しは外で偶然出会った猫を撮影するものであるから、外に出かけることは必須である。

②猫を探す
これが一番骨の折れる作業である。
猫を見つけるには根気が必要なのだ。
田舎であれば野良猫が多くいるので、道端や公園、民家の塀の上などで出会うことができるだろう。
都会の場合はそもそも野良猫が少ないので不利ではあるが、探すと意外といる。
猫の気持ちになって、落ち着く場所を探すのがコツだ。

③猫に近づく
運よく猫を発見したら、猫にゆっくりと近づこう。
良い表情を高画質で撮るためには、ある程度猫に近づく必要があるのだ。
この時、猫が警戒していたら、その場でストップだ。
猫にストレスを与えるような行為をしてはいけない。
猫が警戒心を持たないように、心をオープンにして、低姿勢で、ゆっくりと近づこう。

④撮影する
しっかりと猫に近づけたら、あとは撮影するだけだ。
シャッター音はできる限り小さくしよう。
当然だが、フラッシュはご法度だ。
猫に警戒心がないのであれば、様々な角度から撮影してみると良いだろう。

ねこ探しのコツ

手順はシンプルであるが、良い写真を撮るのは難しい。
それがねこ探しの醍醐味である。

ねこ探し初心者のために、猫を探すときのコツをお伝えしよう

①ねこ探しは夜が狙いどき
ねこ探しは夜がおすすめだ。
もちろん、日中の方が綺麗な写真が撮れるのだが、日中に猫を見つけて撮影するのは難しい。
猫も気を張っているし、人通りも多いので撮影が難しいのだ。
まずは夜にカメラを片手に出かけてみよう

②人のいない公園、塀の上、駐車場を狙うべし
ねこ探しにおいて猫を狙う場所は重要だ。
これを見誤るとただ歩いただけで猫を撮影できずに帰るハメになる。
人がいない公園には猫が住み着いている可能性が高いのでおすすめだ（田舎限定）。
民家付近では塀の上に注目してみよう、猫は高いところが好きなので、彼らに取っては絶好のポジションなのだ。
また、障害物が多く、人が来ても車の下に隠れやすいので、駐車場も猫にとっては人気のスポットだ。
ただし、駐車場で写真撮影をしていると不審なので、そこら辺は気をつけよう。

③猫の気持ちになるべし
猫の隠れ場所をうまく見つけたり、警戒心を持たせないように近づくためには、猫の気持ちになってアプローチをする必要がある。
猫の気持ちになって、どこだったら心地よく過ごせるだろうか？どういう人物だったら警戒心を抱かないだろうか？ということを考えよう。
まずは『ねこのきもち』を読むところから始めよう。

ねこギャラリー（本人撮影）

さて、最後に、最近ねこ探しにハマっている筆者が取った写真をいくつか紹介するとしよう。
ちなみに、筆者は今田舎に暮らしているので、周りに猫が結構いるぞ。

塀の上でくつろぐ猫ちゃん。
まんまるな目が非常にキュートである。
警戒心が薄く、人に慣れているようで、しばらく撮影を続けていても逃げる気配がなかった。
夜だからか、大きなあくびをしたところもパシャリ。

側溝にはまった猫ちゃん。
この狭い場所が落ち着くのだろうか？
比較的小さめな猫で、幼い見た目とまんまるな目が非常にキュートだ。
ひょっこり覗くその視線にノックアウトされちまう。

落ち葉を見つめる猫ちゃん。
目の前の落ち葉を魚と勘違いしているかのような猫ちゃん。
じーっと落ち葉を見つめて、どうしたんだろうか？

塀の上の猫ちゃん。
民家の塀の上で寛いでいた猫ちゃん。
近づくと警戒しているようだったので、遠くからズームしてパシャリ。
そのおうちの番犬気取りなのかもしれないが、首輪もないし、きっと君は野良猫だね！！

鎮座する猫ちゃん。
道端に堂々と居座る猫ちゃん。
普通に邪魔である。
人通りが多い道にもかかわらずどっしりと構えて座るその姿に魅了される。
前足を格納したその姿がSo Cuuuute!!