ねこに謝る人間はしあわせ
部屋の真ん中で大の字に寝そべる。
いつもと違うポーズをするとだいたい猫はこんな顔でじっとこちらを見ている
猫と暮らしているとどんなに外では意識的にありがとうというようにしていても
家の中だとごめんということが多くなる気がする。
気づいたら後ろにいたりしてぶつかってしまったり、
ごはんが遅れてにゃーにゃーと抗議されたり
こちらの座り方が良くなかったようで足の間でベストポジションを探し続けていたり
近づいてくれたのが嬉しくて構いすぎて逃げられたり
ご飯の準備中に早く!と足を噛まれたり。(これに至っては噛まれてるのにごめんってなるわけわからん状態)
夜ご飯に自分だけ魚を食べていたりするとうわぁーと言ってきたり
ワクチン接種の時なんか、ネットに入ってもらう時もキャリーバックに入ってもらう時も、移動中の車内でも動物病院の診察台の前でもごめんねって言ってこっちが半泣きになってる時もある。
副反応でちょっとだやるそうにしてる夜なんかは、おでことおでこを合わせて心の中でごめんねって言ってる
一つ一つ違うごめんねがあるんだけど、ごめんねってこんなに種類あったっけ?と思う。
打算抜きのごめんが1日でこんなに出るかっていうぐらいごめんって言ってる気がする。
でもそとでいうごめんと違って、猫にいうごめんがなぜか心地いいのは何でだろう?
ごめんねに対する見返りを求めてないからかな?
そんなことを思いながらたまにおどけて踊ってみせたりすると、また写真みたいな顔でこっちを見てきて、何なんって思いながらもごめんごめんって言ってる