「自分の商品」という意識について
みなさん、こんにちは。
僕は、中小メーカーのマーケターや商品企画の担当者に向けて、商品開発やマーケティングについてつぶやくTwitterをやっています。今回はこのツイートについてお話してみたいと思います。
商品に対する責任感についてつぶやきました。
メーカーでは、組織やチームで仕事をします。商品の担当者はいても、その人が全てを決められる訳ではありません。商品に対する最終的な権限と責任は、上司であり、経営者にあります。
でも、自分に決定権がないからと言って、適当な気持ちで商品を担当してしまうと、良い商品は作れませんし、マーケターとして成長もできません。
商品開発はSTPの具現化であり、戦略の立案と実践です。その原動力は「こうしたい」という意思のチカラです。意思が商品力を高め、一貫性のある戦術を生み出します。そのために必要なのが「自分の商品」という意識です。主体性と責任感があれば、真剣に考え抜くという姿勢が生まれます。それこそが、戦略立案にも自身の成長にもなくてはならないことだと思います。
大切なことは、その意識を持てるかどうかは、その人の資質というより、組織の仕組みの問題だと言うことです。担当者の意見を尊重すること、対等に議論すること、プロセスや結果をきちんと評価しフィードバックすること。これができなければ、担当者は主体的に取り組めません。それは、仕組みの欠陥であり、メーカーとして大きな損失です。
メーカーとして売れる商品を作るためには、担当者の活躍が欠かせません。担当者が「自分の商品」に責任をもって取り組める仕組みをつくっていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。