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[イベントレポート] 小川町の資源循環の現場を「見て・歩いて・感じる」里山ぐるぐるツアー!

2023年5月27日(土)に開催された、NPOふうどさん主催の「里山ぐるぐるツアー」のイベントレポートです!


イベントの要旨

中山間地に位置する小川町では、地形や里山の恵みを活かした地域資源循環の取り組みが地道に行われてきました。
自然の恵みである「天水」、陽の力を溜め込んだ落ち葉、捨てられるはずだった生ゴミ。こうした資源が、循環の輪を経てエネルギーや肥料に生まれ変わっています。
そんな資源循環の現場を、見て、歩いて、いのちが生まれ変わりながらぐるぐると回っている様を体感してまわるツアーが開催されました。

ツアーのポイントはこの4つ。

JA小川農産物直売所に集合して、なんとこれらすべての箇所を歩いて見て回ることができます!
・地場産バイオガスプラント
・里山「杜の集会場」
・日本農業遺産認定のため池
・小川堆肥組合(落ち葉の堆肥場)

みんなで気持ち良い里山の中を歩いて移動します

タイムスケジュール

09:30- 小川農産物直売所にて受付開始
10:00- ぐるぐるツアーへ出発
・地場産バイオガスプラント
・里山「杜の集会場」
・日本農業遺産認定のため池
・小川堆肥組合(落ち葉の堆肥場)
12:00- 里山でランチ(ピンポン飯店さん)
13:00- 小川農産物直売所に移動し解散

バイオガスプラント

自然エネルギーという地域資源を生かした「まちづくり」を志すNPOふうどが2006年に作ったバイオガスプラント。
ここではこれまで370トン余りの生ゴミがメタン発酵によって液体肥料に生まれ変わり、地元の農家に活用されてきました。

日本農業遺産認定のため池

比企地域では、丘陵地で形成された谷状の「谷津地形」を活かして多くのため池が作られ農業に使われています。
ため池は「天水」と呼ばれる雨水だけを水源とし、貴重な生態系も維持されています。
起源は古墳時代にさかのぼるとみられ、長年にわたり地域ぐるみで管理して守り続けてきた農法です。

小川堆肥組合(落ち葉の堆肥場)

小川町では化学肥料や農薬に依存せず、自然の力を借りる循環型の農業への取り組みが盛んに行われてきました。
地元有志が整備してきた豊かな里山から得られる落ち葉に、もみ殻などを混ぜて発酵させて作る落ち葉堆肥は、畑の土作りの基となります。

お昼ごはん(ピンポン飯店さん)

お昼ごはんはキッチンカーでアジアご飯を小川町で提供しているピンポン飯店さんのガパオごはん!!
地元の有機農家さんのお野菜をたっぷりとつかって、卵も小川町で平飼いで養鶏を営むぶくぶく農園さんのもの。
美味しいがたくさん詰まったランチプレートです☺

参加者の声

◇イベントの内容について

・普段入らない場所を見学できてとても興味深かったです。皆さんの力で里山が保全されているのが良く分かりました。町民の一人としてゴミの減量や家庭でのたい肥化にも取り組んでいこうと思いました
・知識がほとんどなく参加しましたが、大変勉強になりました。面白かったです。自然の中を歩くのも気持ちよく、リフレッシュできました。
・「循環」をテーマにしていることがとても良かったです。小さな循環が実感できるのが良かったです
・里山の自然を感じながら資源循環についての勉強は思ったより楽しいものでした。知識を得ることで日常生活の在り方を考えさせられました
・たい肥の生産工程が2種(嫌気性、好気性)の1つを間近に見ることができてよかった。バイオガスプラントの工程は写真では良く分からず、実際に体感することで、食料の循環の大切さを感じることができたと思います
・スケジュールものんびりしていて良かったです
・地域の宝を見せていただいたという感じで、満足だった。

◇お昼ごはんについて

・お弁当大変おいしかったです
・お昼ごはんがサイコーにおいしかったです!
・ご飯も美味しかったし、参加者さんとのおしゃべりも楽しかったです

最後に(これからのこと)

お天気もよく素晴らしいツアーでした。
また参加したいです。

参加者の皆さんから「また来たいです」というお声もいただきました。
今回は5月の開催でしたが、イベントの中で歩く里山やため池には大きな桜の木があったり、広葉樹が紅葉したりと、季節ごとにその表情の移り変わりを楽しむことができます。

次回は、【9月30日】に開催予定です。

この頃は少し暑さも落ち着いて、美味しいお野菜もたくさん採れている頃かなと思いますので、よろしければ是非ご参加ください!


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