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[イベントレポート] 子ども大人も本気で楽しむ「落ちコロ大作戦!」落ち葉を詰めて転がして、そして堆肥に。


小川町高谷にある鬼が谷津「落ち葉たんの森」

1月28日(土)、全部で33人10家族の皆さま(小川町在住から、遠くは神奈川からはるばる!)が集まり「落ちコロ大作戦!」が開催されました。
落ちコロ大作戦は、落ち葉たんの森にある豊富な落ち葉をみんなで協力して掃いて集めて、ボールにこれでもか!というほどパンパンに詰めて、山の急斜面の上から転がすイベントです。

子どもも大人も関係なくみんなが一生懸命落ち葉を集めて、身体めいっぱい楽しみ尽くし、終わったあとは心地よい疲労感と達成感に包まれます…!

当日のワクワクが伝わってくる写真とともに、まずはイベントの様子を振り返っていきます!
当日のイベントの様子の撮影は、小川町で地域おこし協力隊として活動している平岩寿之さん(instagram @cotobuki_taira)です。

ぽかぽか陽射しの中、みんなで山に歩いて向かいます
みんなで一生懸命落ち葉を掃いて集めます
上にのって踏み固めます
こんな風にキッズがいたる所で
落ち葉の中に埋もれていました(笑)かわいい。。
完成したらいざ転がしていきます
パンパンに詰めたボールは意外に重く、みんなで「よいしょーっ!」
「いけーっ!」「止まるなーっ」
そんな声が飛び交いながら急斜面を転がり落ちていきます
転がったボールは、
重さ・止まらずにゴールしたか、の2つで点数がつきます
優勝したチームは木のメダルや、この森で取れた標本をゲット!
上の写真は木の冬芽を集めたもの。
大人も子どももわくわくしちゃいます
頑張ったあとは、ご褒美のあま~い焼き芋

・子どもも大人も楽しませていただき大満足でした‼︎落ち葉はきや落ち葉拾いの経験はあっても、落ち葉転がしはさすがに初めて‼︎迫力満天!親の脳裏に今回の経験が焼き付いているくらいなので、子どもには親の何倍も良い経験と思い出となり成長にプラスになる価値ある体験をさせていただいたと感謝しております。
・子供にも大人にも学びが多く、また大人が本気で楽しむ姿を子供達にもみせることができて良かったです。
・里山で体を思いっ切り動かして、おいしいご飯も食べて、最高の一日でした。遊びながら、里山への愛着や学びに自然と繋がっている点がすばらしいなと思いました。

参加者の皆さまからのご感想 抜粋

今回のイベントでは落ち葉ボール9個、なんと合計371kgの落ち葉をみんなで集めることができました!

ではこの落ち葉はどこにいくのでしょうか?
実はこのイベント、落ち葉を集めた後も、とっても大切なのです。
子どもも大人も関係なく、思いっきり楽しめるイベントですが、ただ楽しいだけじゃなく小川町の農業に大いに役に立つことができます。

集めた落ち葉はどこにいく?

落ち葉は昔から農業にとって欠かせない、地元で調達できる貴重な資源でした。この落ち葉を使って、堆肥にしたり、冬場の苗作りのために踏込温床として昔も今も変わらず使われています。

下の写真は、小川町の農家さん(横田農場さん)が「踏込温床」を作っている様子です。落ち葉、米ぬか、水を順々に枠の中に入れて、踏み込んでいきます。米ぬかも地元の酒蔵の米ぬかなど使っており、地域の中で資材を揃えていました。

横田農場さんが管理整備している山から
掃き集めた落ち葉で温床を作っていきます
水をかけると体積がすぐ減ってしまうので
何回も何回も繰り返し踏み込んでいきます

さて今回集めたこの落ち葉は、踏込温床ではなく、小川町にある小川堆肥組合さんの堆肥場に運ばれて「里山のめぐみ」という堆肥に生まれ変わります。

集めた落ち葉ボールは重いもので39kg!
持ち上げるのも大人二人がかりです(笑)
会場準備で集めたものを含めて、軽トラ3台分になりました
堆肥場にて落ち葉を空けていきます
頑張ってくれたおかげでたくさん詰まってます!
これで全部。
山の恵み、ありがたいですね
この後に草チップや米ぬかなどと合わさり
豊かな堆肥になります

小川堆肥組合の取り組みについてもっと知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

大変だけど楽しい落ち葉あつめ

農家さんにとって大切な地域資材である落ち葉ですが、実際に身体を動かして集めてみると想像以上に大変な作業です。実際に他の農家さんにお話を聞く中でも、忙しいなかで落ち葉を集めるのがとっても大変とのこと。
だけど農家さんでなく、自然に触れたい、農家さんの力になりたい!と喜んで協力したい、参加したい人は沢山いるんじゃないかと感じました。

今後やってみたいこと

落ち葉を自分の身体を動かして集めて、農家さんからその後のストーリーと想いを聞く。そうすると、単に野菜を購入するだけでなく、野菜づくりの根本にある土づくりを思い浮かべながら野菜を見ることが出来るようになるような気がします。
農家さんは落ち葉を集めることができる、非生産者(参加者)は自然を楽しみ視野を広げる機会になる(子どもにとっての教育の意味も)という、みんなにとって良い機会だと思いました。

参加者を受け入れる準備をしたりすることが、農家さんの負担になると感じたのでそこの受け入れを協力隊として一緒にできたらなんて、今は考えたりしています。その後小川町の宿やさんと連携して、毎年恒例の行事として町の観光と結びついたり…妄想は膨らみます!

来年もまた開催される予定ですので、ご興味ある方は是非情報をチェックしていただけると嬉しいです。

情報発信はこちらで行っております!
FB:https://www.facebook.com/ogawanproject
Instagram:https://www.instagram.com/ogawanproject/

みんなで記念撮影 ♪

photo credit:平岩寿之さん(instagram @cotobuki_taira)
この事業は、埼玉県ふるさと創造資金の補助を受けて、実施しています。

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