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意外と知らない?消費者の皆さんにお肉が届くまで

こんにちは!
昭和13年創業の #食肉サプライヤー#小川グループ の広報担当です。

いきなりで恐縮ですが、質問です!

皆さんが普段スーパーや精肉店で買われているお肉。
そのお肉がどのような流れを経て皆さんのお手元に届いているかご存じでしょうか?

と、質問をしておきながら恐縮ですが、このnoteを書いている私・広報担当も、お恥ずかしながら小川グループに入社するまで「お肉がどのような流れでスーパーや精肉店に並んでいるか」を知りませんでした(汗)。

ということで今回は、皆さんが知っているようで知らない「 #消費者の皆さんにお肉が届くまで 」について、小川グループ各社が担っている役割を含めてご紹介していきます。


食卓の縁の下の力持ち「食肉卸(ミートサプライヤー)」

「消費者の皆さんにお肉が届くまで」をご紹介する前に、小川グループの主力事業でもある「 食肉卸(ミートサプライヤー)」の仕事についてご紹介させてください。

食卓の縁の下の力持ちとも言える食肉卸。経済産業省の「経済構造実態調査(2021年)」によると、国内に約3,300社あるそうです。

食肉卸の業務内容は大きく3つあります。

①市場での仕入れ、②仕入れたお肉の加工、③流通・販売です。

自社一貫体制を確立している小川グループ

こちらの図は小川グループがビジネスを行っている領域です。

小川グループのビジネス領域

ご覧いただくとお分かりいただける通り、小川グループでは食肉の川上にあたる「生産」から川下にあたる「店舗での販売」までの #自社一貫体制 を確立しています。

自社一貫体制だからこそ「安心」「安全」で「高品質」な食肉を、お取引先さまのニーズに合わせてご提供できる。それが小川グループの強みになっています。

「消費者の皆さんにお肉が届くまで」①市場での仕入れ

今回のnoteでは、主に和牛・国産牛の場合についてご紹介していきます。

まず最初は、①市場での仕入れです。

日本では国内に27箇所ある食肉市場などで競りが行われており、中でも取り扱い量が最も多いのが品川駅港南口近くにある東京食肉市場(芝浦市場)です。

食肉市場では、競りにかけられる和牛・国産牛の重量を計量するとともに、公益社団法人日本食肉格付協会によって肉質等級の格付け(サシ・脂色・しまり・キメ・光沢等)が行われます。(皆さんご存じのA5ランクやA3ランクといった格付けです)

計量と格付けがおわると競りにかけられます。

なお、東京食肉市場の場合、東京都知事が許可・承認した食肉卸の買受人のみが競りに参加できます。(もちろん、小川グループも参加しています)

競りというと、希望する金額を言い合っていくものだったり、手やりと呼ばれる値段や数量を指で示すものだったりのイメージ(豊洲の水産競りを思い浮かべて下さい)が強いかもしれませんが、東京食肉市場ではポケットサイズの無線応札機を使っています。この無線応札機の導入により、競りの時間が短縮されて効率が上がり、より多くの取引が行えるようになりました。

買受人は電光掲示板を見て購入したい和牛・国産牛の品質を数秒でお尻~背中~肩口と見分けて、ポケットサイズの無線応札機のボタンを押し競りに参加します。(無線応札機は、ボタンが数個ついたゲームのコントローラーをイメージしていただけるとわかりやすいと思います)

押し続けると電光掲示板のせり値が上がっていき、一番高い値段をつけた人が、その和牛・国産牛を買うことができます。

なお、必然的に他の食肉卸との駆け引きになりますので、競りの最中、買受人は白衣のポケットに片手を入れっぱなしにしている事が多いのが特徴です。

初めて競りを見学した時は、大の大人が何十人も白衣のポケットに片手を突っ込んでいる姿の意味がわからず、何をやっているんだろうと不思議な目で見ていました!

食肉市場での仕入れは「確かな目」と「豊富な経験」が求められる、食肉卸にとって重要な業務の一つです。

ちなみに、毎年東京食肉市場で開催される #全農肉牛枝肉共励会 (牛肉界で言う豊洲の初セリ?)で、小川グループは何度も #名誉賞 の牛を落札しています!

2023年に落札した時は、キロ単価8,106円、重量が498kgでした。(一般的に和牛のキロ単価は2,000円から2,500円位と言われていますので、通常落札価格の3~4倍です!)

小川グループでは、東京食肉市場内にオフィスを構える #小川畜産興業株式会社 が、①市場での仕入れと、この後ご紹介する②仕入れたお肉の加工を担っています。

「消費者の皆さんにお肉が届くまで」②仕入れたお肉の加工

続いてが、②仕入れたお肉の加工です。

仕入れたお肉は「枝肉(えだにく)」という状態のため、一般的にはそのまま納品・販売することはできません。

小川グループでは、東京食肉市場内に自社加工場を設け、同市場にて仕入れた和牛・国産牛を一度も場外に出すことなく鮮度を保ったまま加工を行っています。

加工場では枝肉をまず「まえ」「ロイン」「ともバラ」「もも」の4つに大分割します。

その後、骨を取り除き、お客様(ここではスーパー様や精肉店様、飲食店様)のご要望に合わせて成形、カットし、真空パックをします。

東京食肉市場内にある小川グループ加工場での作業風景

昨今のSDGsが叫ばれる以前から、小川グループではいのちを扱う者としての責任から、「捨てるものをいかに少なくするか」をモットーに丁寧な手作業を施しています。

お肉の見た目の美しさはもちろんのこと、飲食店様向けに加工する際などは、購入していただいたお客さまがお料理に応じてより調理しやすくするためのカットを施したりもしています。

「消費者の皆さんにお肉が届くまで」③流通・販売

最後が、③流通・販売です。

東京食肉市場内の小川畜産興業株式会社が仕入れ、加工したお肉を、小川グループで流通・販売を担当する #小川畜産食品株式会社 が引き継ぎます。

東京食肉市場から大田区京浜島の小川畜産食品の流通センターに輸送されたお肉は、ご注文ごとにまとめられ、お客様(ここでもスーパー様や精肉店様、飲食店様)のもとへ配送されます。

小川畜産食品流通センター

全国の生産者から仕入れたお肉を工場で加工し、そこから直接お客さまの元へお届けできるシステムが小川グループの流通の強みです。

全ての工程を自社グループで行っているからこそ実現できる、安全で新鮮な商品の迅速な配送。そしてお客さまそれぞれのこだわりに合わせた柔軟な対応が可能になっています。

小川畜産食品から配送させていただいたお肉は、最後にスーパー様や精肉店様でスライスやパック詰めされ、皆さまが普段目にしているお肉として店頭に並びます。

おわりに

いかがでしたでしょうか?

お肉がどのような流れでスーパーや精肉店に並んでいるか、また、食肉卸(ミートサプライヤー)の仕事についてご紹介させていただきました。

皆さんが今度スーパーや精肉店でお肉を買う際に、食卓の縁の下の力持ち「食肉卸(ミートサプライヤー)」のことを思い出してくれたらうれしいです。

今後も小川グループ【公式】noteでは、グループ会社のニュースを紹介していきます。

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