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【目印を見つけるノート】604. 暗記ができないことから思いを馳せてみる

夕暮れもきれいでした。

THE GROOVERSさんのライブを見てきたのですけれど、今までしたことのないことをしていました。

『曲順を覚えられるかチャレンジ!』です。オオゲサ。

ライブハウスで曲順を覚えようとよくトライするのですが、たいてい挫折します。ですのではなから諦めていたのですが、記念碑的なライブだと思ったのでやってみました。

配信もあるので内容は出しませんが、結局、書き出せたのは20曲です。それが……何か1曲足りないようで……番町皿屋敷ばりにモヤモヤする仕儀とあいなりました。

ライブレポートを書いている方がよくいらっしゃいますが、暗記できるものなのでしょうか。

ひとり迷路に入っていますが、覚えていた曲順が吹っ飛ぶぐらい、素敵なライブでした。
宝箱にしまって鍵をかけておきたいぐらいです。
写真はなぜか中目黒です。

かけがえのない夜を分けていただいて、本当に、本当に幸せです。
ありがとう。



さて、
ビル・ゲイツさんが読んでよかった本という動画を見つけました。

記事はこちら。
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf273ec612bec876c12f7d5f399c40f682b1e3e6

毎年、いやそれ以上のペースで出されているのですね。
これは書評とは少し違う、面白いアイデアです。なぜならば、そこにはゲイツさんの視点があるからです。ご本人がされてきたことを思えば、科学やテクノロジー、SFがあるのは大いにうなずけます。そこにシェイクスピアの子についてのフィクションが入っていたのは、ほうと思いましたが歴史の断片から精巧なフィクションを組み立てるというのは、プログラミングと通ずる面があるのかもしれません。
私は『千の脳:知能をめぐる最新の理論』 ジェフ・ホーキンス著、という本が気になりました。邦訳はないのですね。
自分を顧みて、ライブの曲順もあいまいになってしまうのに、はっきり覚えている断片がたくさんあったりする。自分の脳の働く筋道がとても面白いなと思ったのです。
人によっては曲順も完璧に記憶できるでしょうし、今日の10年後の11月28日が何曜日か即座に計算できたりもします。
AIなら、いや、もっと単純なプログラムでも……そこはやめておきましょう。

ゲイツさんの視点ーー私は、この先の未来のありようとか、人間の知性というものの本質だろうと考えますがーーそのような根本的な軸があるからポンと本を出されても、納得したり、読んでみたいなという気持ちになったりすると思います。

その、自分ではない人を認識した上で本にある一定の量の付加価値がつくのも面白いなと思います。

それは、スマートフォンで「あなたにおすすめ」を出されるより探究しがいがあるようにも思います。「まずはその人ありき」と思う経路についてです。

あ、もう日付が変わってしまいます。
とりあえず、暗記能力は今一つという自己採点をつけて、しめくくります。
70点ぐらいあげてもいいですか。

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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