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【目印を見つけるノート】564. 手仕事の手間はいくらかな

けさも寒いですね。晩秋に近づいてきたのかな。雨も降っていて、もの思いに耽ってしまいそうです。
きのうはチェコのドロップビーズをちまちまとステンレスワイヤーに通してパーツを作っていました。ワイヤーがなくなったので、一区切りにしました。26個できました。イヤリング・ピアスのパーツにする予定です。派手ではないですが、透明感があってとてもきれいなのです。

よくアクセサリー製作の作業行程がSNSであがっていますが、世界中の巧者のみなさま、すごい技芸です。世界手芸博覧会とかやったらすごいなと思います。ビーズ織りも、芸術的なワイヤーワークも、繊細かつ精巧な組み紐も、本当に素晴らしいです。
さらにプロの世界へ。染色・絵付・縫製・金や銀の加工、ガラスの製造・加工、宝石のカッティング……と話は際限なく続くのです。

ハンドメイド品を販売される方ならばきっと、材料費は価格に反映されるだろうと思います。ただ、パーツにはめる、つなぐという工程で済むものと製作にやや時間がかかったり、それなりの技巧が必要なものーー手仕事の手間は価格に換算することが難しいのではないかと思います。材料費とイコールではないですから。それと、私のように、「うわー作りたい」と趣味でしているものと生業としてしている方の考えも違うと思います。

雑貨店で精巧なビーズ細工で作られた10cmぐらいかな、トカゲの立体的なマスコットを買ったことがあります。南米で仕入れたものかと思いますが、確か700円ぐらいでした。
「これは、製作にどれぐらいかかるのだろう。プロなら1時間ぐらいで作れるのかな」
仕入れ値は売値の2割ぐらいと仮定して140円ぐらい。関税、通貨のこと、現地の物価などもありますから一概には言えませんが、作った人に渡るのはいったいいくらなのかと思いました。

正当な価格が3,000円とされても「じゃあいらない」と売れなくなって、在庫の山になってしまったらじきに製作しなくていいということになってしまう。適正価格というのは難しい。こちらのトピックは進めるとフェアトレードの話になるのでしょう。それはまたいつか。

トカゲのマスコットからすれば、私の作るものには技巧がありません🐤ただ、同じ工程で販売されているものがたくさんあるので、ひっそりと委託販売をしています😅
原価が超えない限り、700円以上の値段は付けないです。
トカゲに敬意を表して😊

あ、SNSの実演を見ていて思ったことがありました。外国のものは作るもの自体をクローズアップするのに対して、日本のものはパッケージデザインも重視しているのが散見されることです。その辺りは日本的な社会的経済的行動として分析できそうな気もします。付加価値の価値の見方というか扱い方ですね。

さて、きのうのよく晴れた空を撮っておきました。置いておきます。


今日はこちらにしましょう。
JAMES BROWN『The Payback』

今日のテーマだとこちらになるのでしょうか。まんまですね。
JAMES BROWNさんはいろいろな見方ができますが、うねる時代のコアでうねっていた人ですね。どんな派手な服装もかすむような個性をお持ちだったと思います。希代のカッコよさです。Heeeey!の一声だけで😊

それでは、お読みくださってありがとうございます。

尾方佐羽

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