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【目印を見つけるノート】1783. 港区タイムトリップ

Please don't take him away.
I pray.

今日も寒いです。
私もちょっと調子を崩しかけましたが、皆さまもどうぞお気をつけて。

今日は体調見合いで近隣の区をお散歩しようと思ったのですが、来週も近いエリアに行くのでした。
流れのようです。

行く場所というのは自分の意思で決められます。ただ、ふっと「あ、あそこに行こう」と思い立つことがあります。
例えばひとつの予定を変更したときに、「けれど、あそこになら行けるか」というようになりゆきで決めることもあります。自分で行くか行かないか決められますので、やっぱり「意思」なのですけれど、それほどガチガチなものではありません。他の要素も大きい。

そのような、ひょんなお出かけというのは、見方を変えればタイミングとか「機」という贈りものにも思えます。それでなければ、ルーティンから一歩飛び出すこともないかもしれません。新しい経験をするためには必要なものだととらえています。

しのごの言っていますが、
今日は赤坂の氷川神社に行ってきました。
赤坂から六本木界隈を通っていてビルがたいへん多いにも関わらず、たいへん起伏の多いところだと感じました。こちらとあちらの高さが違うというほどのイメージです。赤坂にせよ六本木にせよ、あるいは麻布にせよ、未踏の地ではありませんが、駅と目的地の往復が主でしたので、道をゆっくり歩くというものではなかったのです。ですのでとても新鮮でした。

海抜27mか、高めですね。

行く途中の道路は規制していたりもしましたが(今日ですから)、歩くのに差し支えはありませんでした。

神社ではお参りもですが、大きな木を見るのが楽しみです。こちらにも寿齢450年の大きな銀杏の木があります。立派です。

こちらが樹齢450年の木。いろいろ見てきたのでしょう。
梅もほころんでいます。

この辺りから街道筋の白金辺りまでの港区エリアは、お寺や神社、特にお寺が多い印象です。身近では伯父の奥さまの実家の菩提寺が麻布にあります。そういえば、この前は荻生徂徠の墓所も見つけました。その体感はあながち間違いでもないようで、東京都の寺院の10%が港区にあるそうです。
出典はこちら。
https://iza-machi.com/minatoku/217/

以前にそのことは書いたことがあります。『め組の喧嘩』のときかしら、忘れました。
その理由をいろいろ考えたりもするのですが将軍菩提寺の増上寺、たいへん起伏のある地形、街道筋、札の辻、大名屋敷、溜池(江戸初期には水源だった)などなど、いろいろなピースを組み合わせて考える必要があるなと考えています。もしそのパズルができたなら、頭の中で江戸の一部が生き生きと現れてくるかもしれませんね。

あ、江戸時代ではないものも見てきました。
先日見た藤田東湖さんの案内板も目立ちませんでしたが、こちらも目立たなさでは負けていません。植栽からひょこっと顔を出しています。やっぱり一端通りすぎてしまいました。

このような感じでちょこんと。
回りは高いビルです。

永井荷風さんの居宅『偏奇館』の建っていたところです。周囲を真新しいビルに囲まれている割に、日当たりも風通しもいいのですけれど、当時の風景を思い浮かべるのは難しいですね。

ビルのショッピングモールで食べ歩きやお買い物も楽しいですが、想像力さえあればその片隅でタイムトリップもできますよ。ちょっと難しいですけれど。

ああ、年表はあった方がいいかもしれません。私はよくこんがらがります。

Kate Bush『Cloudbusting』

私も付け焼き刃ですが、この曲の歌詞は小説のような筋立てとメッセージがあるようです。ここで深入りはしませんが、単純にいい曲だなと思います。そうですね、聴いて分からない人はそれでいいし、分かる人は深くうなずくのでいいと思います。
私はぼんやりとした人ですが、時々気づくことがあります。設定とか表裏とか、本当ではないなというのも割と。それは表に出ているもの、人の振る舞いや書かれたものも該当しますが、そういったもののない作品を書きたいなというのが切実な願いです。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 今日はひたすら願う日でした。

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