【目印を見つけるノート】39. ぼくの好きな先生
きのうは救急車の音が6回聞こえました。
子どもの誕生日でしたので、みんなはカレーでしたが、リクエストの親子丼も作りました。下の子はお籠り生活になって以降少食になりましたので、ほどほどに食べてくれると嬉しいです。
近くの、34年営業していた定食&居酒屋さんが閉店していました。当面休業となっていましたが、閉店になりました。お味噌汁、煮干しが効いておいしかったです。汁物が大好きな子どもは、行くとおかわりしていました。
残念です。
⚫私の2次元の先生
きのう、講談社さんの『TREE』というサイトを見て、「あっ」と声を上げました。もう1ヵ月前のものですが森博嗣さんのエッセイを見つけたのです。
アンテナ低いな……私。
https://tree-novel.com/sp/works/episode/5f31d1c799eb92e932d51a0829d57973.html
私の2次元の先生は、森博嗣さんです。
これは森さんご自身が2次元ということではなくて(当然ですが)、森さんに生徒として、いえ、存在が認識されているわけでもなく、お会いしたこともなく、ただひたすら、私が森さんの文章を追って学んでいるということなのです。
なので、勝手にそう呼ばせていただいています。
例えば、2年前の5月には、3日連続森さんのご著書のことを書いていました。
ーーああ、原稿をまとめてから読もうと思ったのに、誘惑に勝てずつい読んでしまいました。森博嗣さんの「Ψの悲劇」(ぷさいのひげき)。ポップコーンが弾けるように、私の頭の中でもいろいろなことがポンポン飛びまくったのです。
あ、これは読んでいるときの状態で、感想ではありません。読み終わって立ち上がったとき、「キシオさん……」とつぶやいていました。どうしてでしょう。ネタバレにはならないと思いますので、書いておきますーー
感想文とはとても言えないシロモノですが、このように森さんのご著書、エッセイのことをこれでもかとばかり書いていました。
▼前の職場にもご著書を大量に積んでいました。整理しなおさないと
私は2017年から、毎日1000字のスペースを埋めはじめました。小説を出しているサイトの『近況ボード』という枠です(すでに削除済み)。小説や他のエッセイは別です。それを通算800回(2年強)続けた後で、もう少し長いエッセイにかかりました。
・トリエステのカフェ
https://www.alphapolis.co.jp/novel/793313132/813316117
こちらは毎日ではなく3日に1回ぐらいの更新でしたが、1000字のときより時間はかかりました。
そして、エッセイのジャンルは需要がなさそうだと思って、noteにお引っ越ししてきたのです。
ここで、noteなりエッセイ連載の続け方というような文脈になるのかもしれませんが、そうではありません。
これができたのは森博嗣さんのエッセイがあったからなのです。
森博嗣さんは20年ぐらい毎日、エッセイブログを複数続けていらっしゃいました。私は最近の読者ですので、見始めたのは『道なき未知』(現在ワニ文庫で発売中)というブログエッセイからでした。エラーが出ると嬉しい、という一文が特に好きでした。シンタックスエラーという単語も覚えました。
それは隔週でしたが、じきに『店主の雑駁』という毎日エッセイブログが始まりました。毎日、数えたことはないですが2000字以上はある、テーマもある、筋道の通った文章を書かれるのです。もちろん、他の小説などを書きながらです。
こちらも『森』がつくタイトルで、講談社さんから本が出ています。『森籠りの日々』、『森遊びの日々』、『森語りの日々』、『森心地の日々』と来て、7月には『森メトリィの日々』が刊行予定です。かなりの量です。
このようなお手本を見てしまったら、どんなに稚拙だろうがやってみようと思わずにいられません。はじめは、森さんが還暦になられる日から逆算して60日続けてみよう、とファン丸出しで、連日書き始めました。
60日で止めるつもりだったのです。
そうしたら、60日目に森さんが更新されたエッセイの内容が意味深だったのです。60日続けたよ~という喜びは吹っ飛んで、心配の方が私の脳内メータの大半を占めてしまいました。
「60日で心配におののくファン」ですか。
結局その心配は「ほっ、よかった」となりましたが、私のほうは止めるタイミングを失い、結局2年、毎日書き続けることになりました。
毎朝7時、私は森さんの更新を見てから、自分の1000字を更新していました。タイムキーパーであり、ペースメイカーでもあります。「もう少し考えてみてもいいのではないのでしょうか」と2次元でアドバイス(※)されたことも多々、それらがなければ、続けることなど到底できなかったでしょう。
※不特定多数の読者に向けて書かれたものに感じ入ったということです。
何しろ私は、夏休みの絵日記を一度もコンプリートしたことがない、3日書いたらあとは白紙が続く人なのですから。
私が連日から3日おき更新にした後でしたが、昨年末に、森さんは毎日のエッセイブログを終了されました。
もう、淋しいなどという言葉では表せないぐらい、喪失感に襲われました。
でも、それでガックリして、やめてしまうようなことはなかったのです、先生。体力がついたのなら、いいのですけれど。
以上、先生に学んだことの中から「続ける」という部分だけ切り取らせていただきました。え、密室ミステリィは?とか人類の未来の選択は?とか、ジャイロモノレールは?とか森さんのファンの方は物足りなく思われるでしょうが、それはまた機会がありましたら。
先生、お元気そうで何よりです。
⚫お籠りクラフトとばら
またもや、手持ちのビーズで使えずじまいになっていたものを引っ張り出しました。スワロフスキーのオーロラビーズです。これは、本当に輝きがキレイなビーズなので、何にしたらよいか見当もつかなかったのですが、耳ものにしてみました。
▼銀でグレーのカラーパールと合わせてシンプルに
▼金で統一しつつ、チェコビーズでアクセントを
どちらも派手にはしませんでした。
性格でしょうか。
オフィスでもさりげなくつけられて、ちょっと愛らしくというイメージです。
ばらは、新芽を手で摘んでみました。
いいのかしらと思いつつ。もっとやらないとだめかな。
虫がつきそうなので、殺虫剤を買ってきました。つき始めたら使います。
それではまた、ごひいきに。
おがたさわ
(尾方佐羽)
追伸 今日のタイトルはRCサクセションの曲名からいただきました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?