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セレブリティ・ミレニアム見学会レポート(2024年4月21日)

ミキ・ツーリスト主催のセレブリティ・ミレニアム見学会の抽選に当たったので横浜大さん橋へ行ってまいりました。

9万トン、全長294メートル、乗客定員2158人のラグジュアリークラスの船です。「X」のマークが、なにやらイーロン・マスクの所有船っぽい(けど、違う)豪華客船です。
ざっくり体験漫画です。

今まで乗ったことのあるカジュアルクルーズ(コスタ・ネオロマンチカ、MSCベリッシマ)と比べて、やはり高級感がありました。ダイヤモンド・プリンセスと同じくらいのサイズで、乗客数も2000人くらい。ギュウギュウに混雑していない落ち着いた雰囲気。
内装はダイヤモンド・プリンセスと似た雰囲気をもっと現代風にシンプルにした感じです。家具や小物、アート作品全体のバランスにもこだわった作りでした。

入って最初に目にするグランドフォイヤーと呼ばれるシンデレラの階段?コケたらセレブのおじ様が助けてくれるかもしれない…。
そこかしこにアート作品があるのが美術館みたいで洗練された雰囲気を醸し出してました。しかも割と新し目の現代アート寄り。内装のデザインから、照明、色のバランス、飾られている調度品まで品が良くセレクトされています。
ギラギラしていない、金銀もマットなつや消しで、強い色が少なめなところが好感度高かったです。色が多いとなんか疲れるお年頃なのですよね・・・。
座るところやくつろぎのスペースが多めで、明るい船内
お酒飲めなくても、ゆったり過ごせそう!
ショーも好評で、ダンサーさんたちも一定の訓練を受けてから参加し、ちゃんと船専用にショーをクリエィティブする部署が陸地にある本格派なんだそうです。ショー好きなので気になる!
トイレにタオルがあるよ~。高級ホテル並みの贅沢さですね。
ジャパニーズレストランではモダンな創作寿司が追加料金で食べれるそうです。
こちらが料金内でいただけるメインレストラン。吹き抜けになっていて、座席間隔もゆったり目。明るく清潔感のある雰囲気でした。スイートや上客専用のレストランより、こちらのほうが広々してました。

今回は、特別にランチもご用意してくださり、試食タイムです。セレブリティは、食事とワインが自慢の船とのこと。さて、実食!

前菜のシーザーサラダ。チーズたっぷり!ドレッシングも濃くなくて、シンプルにおいしい!
海外船で「肉固い!」はあるあるなのですが、とてもやわらかく、盛付けも丁寧。本当に一流のレストランに来ているみたいで、船の中だとは思えません。

お次は、私のような疲れた庶民が、落ち着いて行きやすいビュッフェレストラン。座席間隔も広いし、明るくて窓際席もある~。お一人で軽くお食事もしやすそう(やってみたいなソロクルーズ)。ビュッフェの種類もピザからインディアンフードコーナー、サラダ、メインと今までになく種類豊富で、アイランド型に分けて配置してあるので、どこかで大行列というのを軽減する作りになっていました。
どれも船内で素材からちゃんと調理した、三つ星シェフの監修の味なんだそうです。実際、今までに乗ったどの船よりも完成度の高さを感じました。

椅子やカーペット、照明のデザインもシンプルモダンで好みです。
日本ではお高くて食べれないチーズも食べ放題やぞ!盛り付けもオシャレだわ~
スタッフさんも多く配置されていて、どこも清潔感が保たれています。
ビュッフェといえば、肉の切り落とし!
デザートもあれやこれや!
立体的な盛り付けの配置など見た目も気を使っている感じ。
パンも船内で焼いているそう。朝の焼き立てパンは大人気なんだそうですよ!

船の甲板は、プールやジャグジー、サンデッキもたくさんあります。
海の風をのんびり感じるには、やはりこのスペースの居心地の良さも大切ですね。お天気がイマイチのときは室内プールもあります。

座席数も多いから阿鼻叫喚の取り合いはなさそう・・・。
なんとなくダイヤモンド・プリンセスを思い出すデッキデザイン。
こんな映像とリンクして料理が運ばれてくる、アトラクション的なレストランもありました。60ドルくらいの追加料金で体験できるとか。最後はシェフが大変な目にあうオチの楽しいアニメーションでした。
この冷たいテーブルの上にカクテルなどのグラスを乗せてサーブしてくれるという最新バーもありました。
Xマークを見ると、なんだか腕をクロスして飛びたくなるお年頃…。
お顔もちゃんと拝見。ありがとう、さようなら、もうお時間~。
後ろ髪ひかれつつ、おしりにバイバイ。日帰りする庶民でした。

セレブリティ・ミレニアムの日本発着クルーズは、今年も結構横浜出発であるそうです。しかし全体的に12泊クルーズが多く、船内は円安&景気の良い国・欧米のお客様がほとんどで、日本人のお客様はまだ数少ないとか。港湾税300ドル~、政府関連税100ドル~、チップなどなど(円安だからひとり8万円くらい?)が、旅費以外にもれなくついてくるのも、庶民はちょい考えてしまうところです。

とはいえ、パンフレットの写真以上に美しく保たれた船内と優雅さは、高級ホテルがそのまま船になったようで、食事とホテル代、移動代を含んだお値段とすれば、高コスパ! MSCベリッシマで「アレ、アレ、アレ♪」と毎日ダンスするのも楽しいけど、「もう疲れた、ぼーっとしたい」というリゾート感を求める大人にピッタリだと思います。
というわけで、ひとときの夢をミキ・ツーリスト様ありがとうございました。

誰か私の代わりにボン・ボヤージュしてきてね!

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