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ムローさん、なにもかもが魔法のように
新潮社の「日本詩人全集」第28巻『伊東静雄 立原道造 丸山薫』(1968)に、丸山薫の詩と、いくつかの文章も。文章の1つ「「四季」のころ」(328~331ページ。「四季」は詩の雑誌の名前)に、室生犀星と萩原朔太郎も出てくる。最初のところが「私の詩の先生はあとにもさきにも室生犀星氏と萩原朔太郎氏との二人きりである。」百田宗治は先生ではなくて「先輩」だったそうである(この人も、いい詩人である)。犀星と朔太郎の「友情」と「競争意識や敵意」、いろいろあったようだ。朔太郎が言っていたという言葉が「ムローは得人だよ。手をつけるものなにもかもが魔法をかけたように楽しくなるんだ」