鳥(追加されたのだろうか)
彌生書房の「世界の詩」シリーズの40、藤原定・大江満雄編『山村暮鳥詩集』(1966。ここには1994年11版)。このシリーズは1990年代に新本の書店で(全部ではなかったかもしれないが)並んでいることもあった。そのとき、ここにある暮鳥詩集もそうであるように、箱に入っていた。鳥なのだろう、箱に描かれている。ところで古本で見つけた、同じシリーズの28、伊藤信吉編『大手拓次詩集』(1965。ここには1966年2版)は、箱に入っていない。あった箱が失われたかどうか知らないけれど、本に、カバーがある。1994年の版の暮鳥詩集は、箱の中の本に、カバーがない。拓次詩集のカバーと、暮鳥詩集の(箱から出した、カバーのない本の)表紙に、同じ木々の絵が使われていて、それは、駒井哲郎の銅版画だった。そして、鳥のような(暮鳥詩集の箱に描かれていた)絵を、1966年の版の拓次詩集に見つけることができていない。あとで追加されたのだろうか