『新潮 日本文学小辞典』(新潮社、1968)は、本棚にあると、あまり小さいとは思わない。文庫や新書よりも大きくて、紙の箱に入っていて、ページの数も、国語辞典のようなものであると思える。「山村暮鳥」の項目(山室静が書いている)は1188~1189ページ。大正「5年創刊の犀星、朔太郎らの「感情」に途中から参加したが1年ほどで退き、」ここに書かれている、雑誌の題名「感情」には、小さい「*」が付けられていて、この辞典の他のページに「感情」の項目があることが、わかる。「感情」の項目(伊藤信吉が書いている)は291ページ。「詩雑誌。大正5・6―大正8・11、感情詩社発行。全32冊。編集人室生犀星。はじめ犀星、萩原朔太郎の2人雑誌として出発し、第4号から第14号まで山村暮鳥が同人格で寄稿した。」同じ人格、ではなくて、雑誌の、同人の格(立場)だったのだろう

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