見出し画像

「やさいのせかいを広げる会」開催しました。

今日ははじめての試み「やさいのせかいを広げる会」でした。前日告知という高いハードルを超えて枚方からお2人参加してくれました!
さすがに参加できる人いないだろうな…と思って、誰もいなければそれぞれの野菜のレポートを書くつもりでいました。ありがたいです。

今回は岩崎さんの在来種/固定種を中心に
9種類の野菜を揃えました。

まず最初はそれぞれの野菜の来歴や特徴などをテキストを見ながら確認していきます。
「大根」や「カブ」とひとくくりにするのではなく、個性溢れる在来種や固定種の野菜ひとつひとつの由来や産地の地形や地質のこと、形質や形状、郷土料理のことなど、背景を知ると少しずつ見え方が変わってきます。
一通り説明が終わったら次は生で試食です。

左の大野紅カブは中に赤いサシが入っているのが特徴。
右の長崎赤カブは真っ白です。

野菜は根の方と茎の方で味に差があるので、試食は野菜を縦割りにして次にくし切りにします。
特に大根は「根が肥大した部分」と「茎(※1)が肥大した部分」に分かれるので、味や香りはもちろん、辛味や甘味、舌触りなどかなり違いがあります。その違いを実感するために部位ごとに分けて試食しました。
(※1)正確には「胚軸」と呼ばれています。

左から黒丸大根、ねずみ大根、源助大根。
大根は部位によって味が全然違います。

参加してくれたお2人も品種による差はもちろん、部位の違いでも「おおー確かに全然違う!」と実感してくれたようです。
切る時にもその違いを確認。水分の少ない黒丸大根もまぁまぁ固いのですが、ねずみ大根は「かぼちゃ?」というぐらい固くて、女性ではなかなか切ることができず男性にチェンジ!それでも体重を乗せないとなかなか切れませんでした。大根なのに(笑)

ねずみ大根はほんまに固い!
水分の多い源助大根はスッと切れます。
野菜の断面の美しさ。

一通りの野菜を生で試食したら次は加熱するとどのような違いが生まれるか比べます。今回は「蒸し」と「焼き(油)」の2種類の方法で加熱しました。

同じ加熱調理でも印象がまったく変わります。

加熱すると苦味や辛味が飛んで甘味が際立ちます。「蒸し」より「焼き」の方が油を使うことと高温で加熱するためかその傾向が強くでますね。

食感は加熱する時間によっても違いますが、しっかり火を入れるとどちらも柔らかくなり、お箸で簡単に切ることができるようになります。

ramoくんの玄米ごはんと一緒に。

そして今回のデグチ一押し野菜の「松ヶ崎浮菜カブ」を試食!生でもサクサクで美味しいのですが、塩生姜炒めにすると抜群です!

松ヶ崎浮菜カブは見た目はたいした特徴もなく、そのまま八百屋に並んでいても誰も手に取らないと思います。
でも人も野菜も見た目で判断したらいけません!こんなに美味しい野菜、食べないなんて損ですから!

参加してくれたお2人も塩と生姜で炒めただけの松ヶ崎浮菜カブの美味しさに唸ってました。作戦成功です(ニヤリ)

写真を撮り忘れましたが「みさか春菊」も2人が唸った野菜のひとつ。特にサクサクで甘い茎の部分の美味しさに驚いてました。

今回試食した野菜は下記の通りです。
□源助大根
□ねずみ大根
□黒丸大根
□長崎赤カブ
□大野カブ
□黒田五寸人参
□みさか春菊
□松ヶ崎浮菜カブ(葉)
□赤紫サツマイモ

今回は第1回ということで段取りバタバタでしたが、次回からはもう少し段取り良くできるかな?と思います。料金は今回のことを踏まえて次回からもう少し考えようと思います。
参加ご希望の方はSNSをチェックするか、このnoteをフォローしてくださいね。

オガクロのやさいをご注文ご希望の方はLINE公式に登録してください。毎週土曜日に翌週のやさい情報をお送りしています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?