愛おしい時間
今日も、とてもよい日だった。
今日はお昼用のサラダをつくって持っていった。お弁当復帰もそろそろできる気がする。
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「今回、勉強すごくがんばったんですよー。いや、うちの子にしては、ですけどね」
と3度目のクッキーのオーダーをいただいた。
甘いものを食べない中一のむすこさんが、はじめてクッキーにハマったらしく、うちのを食べたあと色んなケーキ屋さん菓子屋さんでクッキーを食べたいと買って回ったけれどうちのがいいって言ってくれてるって。むすこさんもだけど、お母さんもかわいい。
お母さんの気持ち、すごくわかるから。
そして、「千尋はいつもしあわせそうに食べるねぇ」と小さなわたしの顔をみながらニコニコしていた母の姿が思い浮かぶ。
ほんとうになんの変哲もない普通のクッキーなんだけど。うれしい。
毎回、オーダークッキーつくるときは、グッときて泣きそうになる。ほんとうに、しあわせな仕事。歓びの気持ちで働けることがありがたい。
だから、なんの変哲もないけど、おいしいのは当たり前なんだ。
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さんたに、お風呂であわあわボディソープと水をじゃんじゃん出して遊ぶブームがきている。なんと言ってもきかない。
こんなとき「アバウトタイム」の、なんてことのない平凡な毎日を過去に戻ってもう一度やり直すシーンを思い出す。「もし、これが2度目なら…」と。
失敗したことも、いらいらしたことも、当たり前に無意識で流したことも、2度目のちょっと俯瞰した目線でみれば、すごく愛おしい。すこしのユーモアで、同じ一日がとてもよい一日になる。あれはほんとうに魔法だと思う。
あわあわとシャワーに無邪気にあそぶ姿はいつまで見られるんだろうか。
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夜は、冷やし中華。
さんたに盛り付けを頼んだら、自分の皿にいちばん多く麺を盛り、卵とかきゅうりなどの具材はのせずそのまま食卓へ持って行っていた笑
(わたしの皿には、さんたの10分の1くらいの麺が盛られていた)
そんな夏至の日。
明日もきっとよい日。