初めて自分からのめり込んだもの(お気に入り音楽遍歴⑧)
最終回大学1年編!
そろそろ現在に追いついてしまうのでここまでですね〜
わくわく!新生活のはじまり!とはいかず
コロナで新歓はなくほぼパソコンと向き合うかごはん食べるかバイト行くかの生活だった。
とにかく足を止めないで
不完全燃焼で終わった高校時代の部活に対し、未練タラタラのくせに卓球部には入らなかった。
体験入部したが今までのような楽しいという気持ちがなく、部活としてやるまででもないと思ってしまった。
入らないという決断をするのは結構大変で、高校の部活のメンバー何人かと長電話してしまった。(良い友達持ったな…)
そのおかげか気持ちに整理がついて入部をやめた。
今となっては、別に大学の部活なんてゆるゆるだしいつでも入れるのにここまで悩まなくても良かったのにな、なんて思う。
しかし、「楽しくなかった」というのがショックだったし、真摯に向き合ってきたからこそ中途半端にはできなかった。
そして困ったことに卓球がなくなったら自分には何もなくなったように感じてしまった。完全なるアイデンティティ・クライシスである。
それからというもの、とにかく空っぽになった自分を物理的に食べ物で満たし(完全なる過食)、わからなくなった感情をごまかすためにひたすら歩いた。
ネガティブなきっかけで始まった散歩だったが、それはとても色々な発見を私にもたらした。
朝忙しなく駆けていく新聞屋さんのバイクの音に元気をもらったり、小学生のちぐはぐな会話に思わずニヤついたり、夕方のオレンジの光と夕飯の匂いで多幸感に包まれたり、夜の街燈に照らされて凜と立つ雑草に強さを感じたり、自分は空っぽでも知らなかった幸せは沢山あるな、と気付いた。
知らない街だから散歩はより楽しく、よく迷子になってはそのまま家に帰れるかチャレンジをした。(どうにもならない時は結局GoogleMAPにお世話になったけど笑)
散歩は今や習慣になっている。
そんな散歩中にも音楽を聴くことも多かった。(生活音を聴きたいときはイヤホンを外していた)
散歩中に出会った印象に残っている曲は沢山ある。
「ID」サイダーガール
自分の葛藤と重なりすぎた。
曲を聴きながら誰もいない路地裏で喉の奥が痛くなった。
歌いだしの歌詞好き。
「雀ノ欠伸」Saucy Dog
シンデレラボーイが流行ってたけどまじで一生これが1番好き。散歩するときに合いすぎて散歩の曲と化していた。これ聴いたら「散歩行くか」ってなる。オペラント条件づけ笑
このサントリーの徒然草再解釈シリーズどの曲も素敵なので是非聴いて欲しい。これのおかげでネクライトーキー、崎山蒼志にも出会えた。
サウシーって失恋ソングのイメージが強いらしいけど私は「ゴーストバスター」とか「真昼の月」とかの葛藤に打ち勝つぞソングが好き。
それは大学生になってからさらにほぼ恋愛と無縁な生活を送っているためだろうが、失恋ソングに良い意味で共感できない。悲しいとき、聴くけど。(コンタクトケースとか月に住む君とか好き)
「シンセンス」フレデリック
中毒性MAX(フレデリックはどの曲もか…)。
この曲になると歩調が速くなる笑
必ずこの曲が聴きたくなる道が私の中に存在する。
夜景がきれいで良い感じにすれ違う車のライトがスポットライトのようにうごめいている道。名付けてシンセンスロード(そのまんますぎる笑)
あとトンネルとか歩道橋もフレデリック聴きたくなる笑
「永遠はきらい」上白石萌音
こんな女の子に振り回されてみたい。
なんか最高に女の子な曲。
誘い方があざとい、悶える。このどっちつかずな、恋したいのか恋したくないのかわからない歌詞が本当に良い、秋の空感(なんそれ)
曲の雰囲気がそもそも好きなんだけど作詞がYUKIさんで作曲がヨルシカのn-bunaさんだった、これは好きだわ。納得。
この時期「さよならバイスタンダー」(YUKI)、「準透明少年」「雨とカプチーノ」(ヨルシカ)もよく聴いていたため関連で自動再生されたらしい。ありがとうランダム再生笑
「常夜灯」PEOPLE1
これは何故か部屋で筋トレしながら聴いてた。(筋トレ中に聴くイメージなさすぎる)
MVの女の子かわいい。Coalowlさんのイラスト大好き。おかげでPEOPLE1だけじゃなくテレキャスタービーボーイに出会えた。感謝。
怪獣、フロップニク、アイワナビーフリーも好きだが1番リピートしてたのは常夜灯。
その名の通り、心の中をぽっと優しく照らす明かりのような曲。
「キャスパー」Cody・Lee(李)
Cody・Lee(李)を好きな友達が紹介してくれて、夜の散歩中によく聴いていた。個人的夜曲。
お互いの強がりと我慢でいつのまにか息苦しくなってしまった関係性が一見多幸感溢れる歌詞から醸し出せるのすごい。
あとメタ的な歌詞のとこ、まじで好きすぎる。いつもニヤついてしまう、ここ。
これが主題歌のミニドラマもすごく世界観がよかった。リアルとSFの融合加減が絶妙だった。
羊文学の塩塚モエカさんが出演しているのだが、気付かないくらい自然だった。
すばらしいばかになったよ
卓球部に入らなかった代わりに軽音部に入り、キーボードを弾いていた。軽音部に入ったことを伝えたところ、伝えた全員に驚かれた。
音楽好きなことは知ってたけど…という感じだった。周りからのイメージも卓球馬鹿だったんだね笑
(ろくに練習はしなかったが)昔ピアノやってたためキーボードを選んだ。
コロナでろくにライブできなかったがバンドメンバーでわちゃわちゃしているのが楽しかった。
同じ学科の友達よりバンドの子たちとの方が遊びに行った。やはり大学生は部活やサークルに入らないとなかなか友達ができないなあと実感した。
1年生の最後にやった曲はこれ。
最高に馬鹿で良い…(こんなにクオリティ高くなかったし即興・オリジナル歌詞だったけど)
初めて授業をさぼって旅行に行ったのもバンドのメンバーとだった。
往生際悪くバスでZOOM授業受けてたの、面白かったな。
軽音部では割と不良バンドで(真面目に一曲仕上げずいつもわちゃわちゃしていたため)浮いていて他のバンドの人とあんまり話さなかった。
詳しく書くとバレるので書かないが、色々と先輩に怒られた。(まじで申し訳ないことばっかしたと今更思う)
良い意味で色々なやらかしをした1年生だった。
興味のあることしか勉強せず、その他の必修授業は適当に過ごし、はちゃめちゃな音楽を鳴らし、暇さえあれば散歩をし、図書館で借りた本に読みふけって、本当に自由だった。
2年生からは実験が始まってまた生活はがらっと変わってしまった。(続けるのが大変で軽音部もやめた)
あまり好きじゃないながらも勉強中心の生活が続いている。(実験は好きだけど座学・論文ゼミとかは未だに苦手)
コロナのせいでできないことや潰れたイベントは多かったが、正直1年生が一番自由で楽しかったなと思う。
足を止めずになんとなく生活を続けて気付いたことは、当たり前だが、卓球がなくても全然大丈夫なことである。
体験入部のときに全然卓球が楽しくなくてがっかりした時と同じように、それに気付いたときに自分になんか失望した。その程度の愛だったんだって。
また必死じゃなくても、楽しいだけで良いんだと思った。
軽音部では真剣に曲を描いたりコピーしたりするのではなく、とにかく好きなフレーズを鳴らして遊ぶことばかりしていた。それで全然良かったし、真剣じゃないからこそ得たものが沢山あった。
たぶん一つを極めることが美徳となりすぎていたんだと思う。
あの頃の夢中に勝るものはないとは未だに思うには思うけど、人生ずっとそういう訳でもないし。
それに盲目になって気付けてないことも沢山あるからそうじゃない時間も必要だ。今まで見落としていたものを拾い集めていこう。
(それに気付いてもなお引きずってるけどね)
一時期楽しくなくなった卓球も、一度離れてみて肩の力が抜けたら楽しさが戻ってきた。
高校の部活に遊びに行って試合をしたら、何故かすごく調子が良く、「あんた練習しないほうがうまいんじゃない?」と顧問にいじられた。悲しい。
私の自己満記録をここまで読んでくれた方ありがとうございます。
これ就活のために自己分析やってたら聴いてた音楽遡るのが楽しくなっちゃって書いた文章なんです。
立ち返って自分が他人の影響ほぼなく自分から好きになったものってなんだろうなあ〜って思った時に書き出したら出てきたのが音楽で。
今までやってきた卓球だとか習い事って友達や家族に「やってみない?」と聞かれなかったらたぶんやらなかったので。
(もちろん多少は他人の影響を受けてますが)誰にも声をかけられずに自発的に情報収集して頭突っ込んでいったのってこれだったなあ〜と気付き、書いてたらすごい長編になっていました笑
なんかこんな書いたのにもったいない、
誰かに見せたい気はするが知り合いに「見て!」ってまともに見せるのは恥ずかしい…
誰にも共感されなくてもいいしどんな感想を持たれてもいいからエンタメとして文章を消費してくれるところにとりあえず投げてみました
ぶっちゃけてることは多いけれど当たり障りないと思ってるくらいには削ってます
もし「おいこれ俺のことじゃねえかふざけんな!!」って人が居たらコメントで言って下さい、消します(もう遅いか…)
言えないけど言いたいことや思ったけどどこにもいかなかったものを書けて楽しかった!
またくだらないことをマイペースにつらつら書いていきますので暇人は何卒