現場責任者への報告
人事課との面談の数日後、校長との面談が決まった。
この面談は特に私がこうなったからというわけではなく、定期的に行われる面談ということだったので、全員が順番に行うというものだった。
なんにせよ私にとってはタイミングが良かった。
人事課からは連絡が入っていたらしく、あまり時間はなかったけど話を聞いてもらうことができた。
今回は前回のように当たり障りのないことを言ってごまかす必要はない。
途中堪えきれずに感極まってしまったりしたが、続けたい気持ちはあるがメンタル的な面で辛いということを伝えた。
校長がどういう風におばさんに伝えるのかわからなかったけど、もうどうにでもなれという気持ちでこれまでに受けた発言や行動をそのまま伝えた。
どこまで理解してもらえたかはわからない。
信じてもらえたかもわからない。
やはり校長は男性だし、女の陰険なアレコレを理解できるとは思わない。
それに保菌検査をすることもないので調理室に入ることもない。
完全に外部から遮断された調理室という女だけの現場で、どのように作業が行われているかなんて知ることはなく、給食に関しては検食という子供たちのための毒見役が主な仕事だ。
そんな状況でも、校長なりに解決策を見出そうと、指示の出し方を変えてもらいましょうとか僕からもお話してみますと言ってはくれたけど、どうなることやら。
ただ私の体調に関しては心から心配してくれて、
「来週から二日に一回は顔を見せに来てくださいね。お話聞きますから。
栄養士の先生にも同じ一年目なので相談に乗ってあげてくださいと伝えてありますから、遠慮なく言ってください。」
と言ってもらえた。
誰にも相談できず、孤独を感じていた私にとって、この言葉はとても心強かった。
ひとまず二学期いっぱいは頑張りたいと思っていますということを伝えて面談を終えた。
私の後はおばさんが面談の順番だった。
次の勤務日が恐ろしい。
働いてないので正直サポートしていただけたらとても助かります。心の休憩タイムにあったかい飲み物とスイーツがいただけたら幸せです。