注意資源から考える逆算のススメ
インターネットの登場と普及により、くらしの中の情報量は爆発的に増えました。スマートフォンは一人一台レベルで普及して、街中を見ても多くの人がスマホを見ているし、電車に乗ればスマホを見ている人の方が多かったりもします。
ここら辺は肌感覚だけじゃなく、ちゃんとした統計データでも出ているので見ておきましょう。総務省の情報通信白書とかすごくよくまとまっています。税金で作っているのでもちろん利用無料だよ!読まなきゃ損だよ!
なぜか60代だけ時代と共にネット利用時間が減っているのが気になる。何があったんだ60代?
で、インターネットの利用時間ってもう行くところまで増え続ける方向なのはほぼ間違いなくて、人も物も常時接続されているようになっていくんでしょう。
カウンター的につながらない選択肢とか、スマホデトックスじゃないですけど、そういう流れもあるにはある。でもコレって無農薬&オーガニック主義とかベジタリアンとかと同じで一部の人だけがやってメディアがちょっと取り上げる・・・みたいなモノになりそうです。
結局はネット利用時間は増えて増えて増えまくって、いかに資源=トラフィックを奪い合うかの時代になっていくんでしょうね。
まぁ、奪い合っていたものが食料だった時代から、労働力を奪い合う時代があって、土地や生産資源=植民地を奪い合う時代を経て、今度は認知と情報を奪い合うようになっただけの話ですね。
注意資源という考え方
プロスペクト理論とかで有名なノーベル経済学者のダニエル・カーネマンっていう人が言い始めたみたいなんですけど、注意資源(認知資源)っていう考え方があるんですね。
まぁ、乱暴にまとめると人間が注意を払っておける集中力ってMPみたいに有限で、使うほどに減っていくよって話です。で、MP10しかないのにMP20必要な作業は無理よってことですね。
さらにコレってマルチタスクに同時並行でやると消耗が一気に加速するんじゃねーの?という論文も出てます。
要するに、MP10の掃除+MP10の洗濯+MP10の炊事を同時並行でやると10+10+10でMP30の消費じゃなくて、なぜかMP50-60くらい使っちゃう感じ。
ここに突然の電話対応とか、宅急便がくるとか、娘が牛乳こぼして雑巾がけするとかが入ってくるとさらに消費MPが増えちゃう。
で、この注意資源=MPって回復するには寝るしかないっぽいんです。要するに寝ろ、以上。
・・・で話が終わっちゃうとアレなので、もうちょい続けますね。
やっぱりみんな1日って24時間しかないし、MP回復するには寝なきゃダメだから、結局使える時間って24-8=16時間とかなんですよ。
そうなると、できる事って限られてくるんですよね。
こんな事みんな分かっているはずなんだけれど、今ってわかっているようでわかっていなくていつの間にか時間を吸い取られている事って結構あるんです。
僕だって油断するとついついスマホ見ちゃいますし、SNS見たり、WEB漫画読んだりしちゃうんですよ。全然ダメだ。。。
だから、可処分時間の16時間をどういう風に割り振っているのかっていうのと、注意資源=MPで見た場合にどれくらいを何に割かれているのかを把握してみる必要はありそうです。
元GoogleのSPRINTの人が最近出したバーナーリストみたいなヤツが役立つかもです。
ここら辺、もうちょいまとめたら今月の定額マガジンのネタに入れようかなと考え中です。なにか良い方法が見つかると良いなぁ。。。
時間管理とタスク管理は永遠の課題ですね。
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