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ハーゲンダッツか、あずきバーか

こんにちは、江上治です。

お金は多ければ多いほど良い、そう思う人は少なくないだろう。確かに、ある程度の資産があれば生活は安定し、将来の不安も減る。しかし、稼げば稼ぐほど「幸せ」が比例して増えるかというと、そうではない。実際、日本では年収1000万から1500万程度が「幸福感の上限」と言われている。それ以上の収入があっても、幸福感には大きな変化がないというのだ。

お金を稼ぐことが難しいのは、誰もが知っている。しかし、それと同じくらい難しいのが、お金を「上手に使う」ことだ。私自身、何度もお金の使い方で失敗をしてきた。高い学習料を支払った経験も数知れずだ。事業においても、プライベートにおいても、初めから完璧にお金を使いこなせる人間なんていないだろう。だからこそ、我々は学び続ける必要がある。過去の失敗から学び、先人や書籍から知恵を得ることが不可欠だ。

お金を使うときには、常に心理的な要素が絡んでくる。「他人から羨ましがられたい」「自分を認めてもらいたい」といった欲望が、時に愚かな支出を引き起こすこともある。私のメンターであるアパマン創業者の高橋誠一会長は、暑い夏の日に安価なあずきバーで涼をとっていた。その一方で、私の知っているOLは、しょっちゅうハーゲンダッツを「自分へのご褒美」として食べていた。どちらが正しいという話ではないが、ここで重要なのは、自分自身がどうなりたいのか、どうすれば本当に幸せを感じられるのかという軸を持って考えることだ。

お金は単なる物を買うためのツールではない。自分の価値観や目標に沿った使い方をすることで、初めてその真の力が発揮される。だからこそ、我々は日々学び続けるべきだ。どんな支出が自分にとって有益なのか、何が本当に自分の幸せに貢献するのかを常に問い直し、その都度学びを深めることで、より豊かな人生を築いていこう。

あなたは、お金の稼ぎ方を学びながら、同時にお金の使い方についても学習しているだろうか?
「他人に羨ましい」と思われるための支出を行っていないだろうか?

お金の「使い方」についてはこちらの記事も役立つだろう。
江上治単独セミナーレポート オーナー社長が実践したい「お金と時間の使い方」
https://en-biz.jp/archives/846

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