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【イメージ療法】安心感のイメージ

雨の日の波と暖炉のイメージ

肌寒くなってきた


雨がぽつぽつ降ってきて

あなたは薄着で来てしまったことに少し後悔している



服を手繰り寄せ

肩を縮こませながら歩いて行く



しばらく歩いていると

どこからか波の音が聞こえてくる



ザザンザサンと



少し間をおいて

プチプチしゅわしゅわと泡の消える音



しばらくその音に耳を澄ませてみる。

ザザン、ザザン

プチプチ

しゅわしゅわ…



冬の海は少し黒くて

大きくうねっているのが見える


打ち寄せた波は

サーッと広がり


砂をさらって消えていき

シュワーっと泡の消える音が聞こえる



海辺は広く

風が強く吹いている



今のあなたにはとても寒い




海鳥がかぉかぁと鳴く声が聞こえる




さて、

そんな海辺を歩いていると

目の前に家が見えてくる





ドアは木でできていて

水色のペンキが所々剥げかけている




窓から中の様子が少し見える


中は少し暗くて

暖炉があり

火が赤々と燃えている。




ドアを開けようとするが

風に押されてなかなか開かない



力いっぱいドアを引いて

錆びついた音がして

ようやく重たいドアが開く。



部屋の中は暖かく

暖炉ではパチパチと

火が音を立てて燃えている



パチパチ、パキン

たまに木がはぜる音



あなたは暖炉の前に座り

じっと火を見つめる



顔や手に火の温かさを感じる


何とも言えない落ち着いた感じ


外の風の音や雨の音が聞こえるけれど

それはこの部屋までは入ってこない


とても暖かく



まどろむような心地よさ




包み込まれるような安心感





その感じを十分に味わう








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