【楽しい公共空間をつくるレシピ】読んだ
最近Twitterでフォローさせてもらってるソトノバ共同代表泉山塁威さん。
大学の建築学科の教員をされていますが、都市の景観やまちづくり、デジタルシフトなど様々な分野の情報発信をTwitterでされていてめちゃくちゃ面白い。
最近では国が進める「道路占用許可」の記事が素晴らしかった。
コロナ禍における道路占用許可についてのウェビナーに参加したときの泉山さんのPC共有画面、Chromeのタブが信じられないほど開いていて(100?200?)どうやって管理してるのか非常に気になった。
タブ問題はさておき、泉山さんら6名の著者によって編集された【楽しい公共空間をつくるレシピ/プロジェクトを成功に導く66の手法 】なる本が出版されたので早速買ってみた。
この本は公共空間で行われたプロジェクトやイベントの事例をわかりやすく解説したものだ。
名前だけは知っていたプロジェクトや、自分にも身近な愛知県豊田市の事例などが細かく掲載されている。
この本が素晴らしいな、と思ったのはプロジェクトの具体的なスケジュールが書かれていること。
イベントの賑わいだけではなくプロジェクト全体が可視できた。
誰がどんな思いでプロジェクトを始めて、どの役所に話を通して許可を取り、開催が実現出来たのかが非常にわかりやすくまとまっている。
これは新しくはじめたい人にとって、何よりも力強いアイテムになるんじゃないかな。
改めて僕自身が関わっているまちづくりの団体(一社)かかみがはら暮らし委員会のウェブサイトをみてみた。
楽しそうなイベントの風景やお洒落なカフェの写真は目立つ。
でも暮らし委員会がどんなきっかけで発足したのか、どんな歴史があったのかはサイトからだと分かりにくい。
このあたりも可視化されると「暮らし委員会、関わってみたい」というハードルが下がりそう!
ちょうど、暮らし委員会のミーティングでもアーカイブの話が出ていたので良いタイミングだなあと感じる。
「公共空間で何かをはじめたい!この町の景色を面白くしていきたい!」という人には非常にオススメの本です。
打ち合わせを忘れていた友人のおかげ(?)で本の大半を車内で読みました(笑)