できなかったスズメバチとの共生
今帰ってきた。
初夏の頃、文旦山の近所にスズメバチが巣を作っていたが、
私は共生しようと思っていた。
ところが、秋になりその巣は巨大になり、
40−60リッターの水瓶ほどに成長していた。
それはそれで問題ないのだが、
その巣から直線で7ー8メーターのところに車を止めなければならない。
先週の土曜日、パートさんがきてくれているので行ったら、
車の周りを何匹も飛び回っている。
雨が降り始めたので昼前に草刈り作業を置いて帰ろうとした。
道具を車に積み込み、
着替えなどをして車に乗ろうとしたら、
左肘に強い刺激がある。
見るとスズメバチが私を刺しながら睨んでいる。
思わず携帯で叩き落としたが、
それは、蜂がフェロモンを出して仲間を呼び寄せることにつながる。
急いで車に潜り込んだが、
間日発で窓ガラスには数匹のスズメバチが飛んできていた。
その頃、パートさんも車に近付いていたので、
「スズメバチに刺された。襲われるかもしれないので早く車に乗ったほうがいい」
と注意をして、私は先にその場を離れた。
後で、彼の無事を確認するまでは気が気ではなかった。
「これは、放って置けない。
こちらが取り合おうとしないのに、
向こうから仕掛けてきた。
パートさんの安全も守らなければならない。
まだ来週も仕事で来なければならない。」
と言うことで、二日後の今日、月曜日、
夕方6時ごろから出かけて、
完全防備し、
15分ほどカズバーナーで蜂を落とした。
したくはなかったが、巣も落とした。
そして先ほど帰りつき、
この文章を書きながら晩飯になったと言うわけだ。
土曜日に刺された腕は、
左腕が肘から手首まで1.五倍ほどに腫れている。
7−8年ほど前に生まれて始めた刺された時はまだ若かったが、
アナフェラシーショックで死ぬのではないかと不安だった。
「生きているうちはもう2度と刺されたくない」
と思っていたのに、
刺されてしまった。
体力は加齢で急降下だ。
もう刺されるわけにはいかない。
あのハチはたまたま刺したのだろうが、
それがこんな結果を産んだ。
残念だ。