お料理ではなく、「飲むおだし」の専門店です。
かつお節の歴史は古く、遡ること約1300年。
それから発展し、今のお出汁に近い形になったのは江戸時代。
まさに、日本食の原点。
そんな古くからある日本の伝統食品を料理ではなく、お出汁を「飲む」というコンセプトに2016年3月東京三宿に「のむ天然おだし」の専門店が誕生。
皆さま、はじめまして!雅結寿(みやびゆいのじゅ)の阿部と申します。
約10年程前、ある料理屋さんで出会ったお出汁に感銘を受け、日本の食文化の魅力を多くの方に伝えたい!という想いで一念発起して東京三宿にのむ天然おだしの専門店「雅結寿」をオープンいたしました。
日本食の原点でもあるお出汁の魅力を「飲み物」として皆さまに楽しんで頂きたいという想いで日夜研究をしております。
今から約13年前、ある社長とのご縁で広告代理店に入社いたしました。
愛媛の田舎から出てきて間もない私は右も左もわからず、慣れない環境と仕事についていくのが必死の日々でした。
もちろん心の余裕なんて全くなく、自炊なんてもってのほか。毎日が外食&コンビニ食。
10年後、Facebookで当時の食事の画像が出てきた時には自分でも「これ、本当に私の投稿??!」と思わず疑ってしまいました笑
そんなある日、日本料理店で出された一杯の「お出汁」
この出会いは後、私の人生を大きく変えることなります。
店主より
「今からお出しするお料理のベースは全てこちらのお出汁です。
まずはこのお出汁を飲んでください」
そう言われて出された、黄金色に輝く一杯の『だし』
顆粒だしが「出汁」だと思っていた私には衝撃でしかありませんでした。
自然素材の優しいお味が私を包み込み、からだに染み渡っていく感覚は今でも忘れられません。
自分は日本人なのに、日本のことを何も知らない。
そのことに気がつかされた瞬間でもありました。
それから数年後、日本の食文化の原点でもある「だし」にフォーカスし、鹿児島県のかつお節をはじめ、日本各地の素材を探しては生産者の方、工場の職人さんに話を聞き勉強させていただきました。
その後、2016年3月18日のむ天然お出汁の専門店、雅結寿(みやびゆいのじゅ)というブランドを立ち上げ東京三宿にお店をOPEN、現在に至ります。
希望を胸に始めたものの、お出汁を「飲む」という今までにない新しい価値観がすぐに受け入れられることはありませんでした。
どうしたら自然の素材、お出汁の魅力を伝えていけるのか…。
限られた資金の中、売上も思うように上がらない。
七転八倒しながら奮闘する日々。
そんな最中2020年、突如現れたCOVID19。
目まぐるしく動いていた時が一瞬止まった中、私たちは自分と向き合うことで、失いかけていた本当に大切なことを思い出すことができました。
"お出汁道"に入門して約10年。
お客様との出会いをはじめ、様々な出来事が私たちを成長させてくれました。
そして2023年春、原点に立ち戻り「のむ天然おだし」を軸に私たちは再スタートすることを決意!
お出汁から教えてもらった、
「シンプルに考え、シンプルに生きるということ」
先人が大切にしてきた
「日本の心」自然との「調和と融合」
お出汁を通じて、皆さんと共に考え、分かち合えたら幸いです。
初回、最後までお付き合い頂きありがとうございました!
次回以降は、この7年間の出来事を振り返りながらお出汁と日本の食文化の魅力を発信していきたいと思っております。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
雅結寿(みやびゆいのじゅ)店主 阿部 恵里子
のむ天然おだし雅結寿(みやびゆいのじゅ)
〒154-0002 東京都世田谷区下馬1丁目20番13号TEL:03-6450-8357FAX:03-6450-8358
■営業時間 / 定休日:月・火
平日 (水~金)12:00~18:00
土・日 12:00~18:00