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【男性育休】境界線を行ったり来たり

資本主義(妻)と社会主義(夫)が結婚したらどうなったか。

これ、natsuさんの記事タイトルのパクリです(笑)


テーマは、性格や思考がちがう夫婦の生活について。

読んだとき、ちょうど自分も同じようなことを考えていた。
そして、思考を深堀りするきっかけをいただけたので私もここに書き残してみる。


先日、久しぶりに妻と娘と家族3人でお散歩にでかけた。

しばらく、いつもの道を歩いていたが、途中から妻は知らない小径をずんずん進んでいく。

「ここ、気になるから行ってみよう!」

小学生とかならきっと通りたくなるような、迷路のような狭い、人ひとりとおれるくらいの道(多分私道💦)をひとりずつ入っていった。

地元なのに、まったく知らない場所。

ワクワクして、楽しかった。

妻は娘とお散歩に行くと、よくこんな感じでルートを変えているらしい。

1年にわたる私たち夫婦の育休は間もなく終わるが、働いていたころと違って、ほぼ1日中ずっと一緒にいると、あらためて夫婦の違いが見えてくる。

ざっくりまとめると、こんな感じ。


・いま問題が起きてなくても、よくしたい。よりよくなるはず!
・現状打破
・上昇志向
・変化、成長を求める
⇒資本主義的


・いま問題が起きてないなら、それでよくない?
・現状維持
・安定志向
・変化、成長を求めない
⇒社会主義的


でも、今回知らない場所を散歩してみて思った。

変化もいいかも。

よくなければ、いつもの道に戻ればいい。


一方で、子どもが生まれたこの1年、「変化」は多かった気もする。

変化とは、

変わったこと、変えたこと。

・今まで見向きもしなかった市民センターや子育て支援センターに行ったり
・図書館に通い、子どもの絵本を借りるようになったり
・日中は家事と子育てで時間がないので、早起きして朝ランニングをするようになったり

そしてなにより、

職場の男性で誰も取っていない1年間の育休を取ったり。

私も、natsuさんのように思う。
変わらないこと/変わること、を行ったり来たりする。
行ったり来たりして、自分にとってご機嫌なポイントに着地する。

「社会主義」じゃなくて、「ご都合主義」でいこう!


そして、こんな風にも思う。

「変わらないこと/変わること」の「/」の部分って、カベや境界線と言ってもいいかもしれない。

それは、あるようでない。
自分の意識次第で変わる。

子どもが生まれてまだ間もないころ。
深夜のギャン泣きがとまらず、途方に暮れた私は凹んでいた。そして、思った。

「おれ無理かも。母性があるママのほうがやっぱ子育て向いてるよ」

いま思えば愚かな考えだ。

でも結局、誰があやしても泣き止まないことがわかって、それなら自分でもできるのでは、と思い至った。

そこで、「母性/父性の境界線」を越えられたような気がする。

子育てが自分ごとになって、スイッチが入った。


これから仕事に戻ると、そんな境界線や世間の目を感じてしまう世界がまた待っているだろう。

たとえば、女性は家事育児をするもの、男性は仕事をするもの、といった無意識の偏見とか。


でも自分は、そんなカベのあっちやこっちを行ったり来たりする。

そんなふうに、あり続けたいと思う。

最後に、natsuさんありがとうございました!
素敵なインスピレーションに感謝です  (=^・^=)


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