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#0030 interestingの方の面白い

面白いとか楽しいとかって大事。もちろん、funnyよりinterestingの方の。こんなことについて考えていた。

⚫︎今よりも良い未来を作るため

一つは「なぜ働くか」について。

目指すこと、目指す姿、実現したいものに向かって働く。それは別な言い方をすると、未来を今よりも良い世の中にするということ。

しかし、それをやり遂げるには、お金の話や契約の話など残酷なリアリズムを潜らなければならない。

これを潜り抜けた向こうに成長した自分があったり、思っていた姿と違うけれど、より良い未来を作ることができていたりして、「なにこれ面白い」と思える。

もしかすると、残酷なリアリズムと対峙している時にすら面白いと感じるのかもしれない。そうしたらもうこっちのもので、好きこそ物の上手なれ状態なのだと思う。

自分が想像していた通りの未来を実現できても面白いし、そうじゃない未来だったとしても見える景色が違っていたり、偶然の産物ができていたりしたら面白い。

つまり、自分の成長・変化を実感することだと思う。人にやらされているようでは、これは味わえない。「面白い」と思えるマインド「面白いことしよう」というマインドがないと、自ら動けない。

もちろんカネだけ(いくら稼いだ)で動くこともできるし、面白いを感じることができるのも事実で、資本主義の世の中にいる以上、馬鹿にはできない。カネで買える幸せもある。

しかし、そこは欲張って面白いや楽しいも追求したい。なぜなら、欲張ることでもうワンステップ成長できるかもしれないし、もうワンステップ違う面白いがあるかもしれないからね。それをやれることが資本主義の良いところでもある。

何が面白くて、何がつまらないかは、その人の感性。醤油ラーメンが好きか、味噌ラーメンが好きかと同じようなもので、そこに論理的な理由はなくて、美味いから好きとかそんなものである。

⚫︎人間が人間たらしめるもの

二つ目は「人間が人間たらしめるのは何か」について

先の何が面白くて何がつまらないかは感性だという話から、さらに飛躍すると、それがお前を人間たらしめているんだ!とうこと。

ケインズがアニマルスピリッツと言っていたけど、それってまさにこれで、そこに論理的な理由がないけれど、なにか情熱を傾けられるものを生む感性がアニマルスピリッツなのかもしれないと思っている。

AIが人間の能力を凌駕するシンギュラリティが迫ってるなか、きっと人間ってなに?という問いにぶち当たる瞬間があると思う。その時の一つの解が、アニマルスピリッツであり、好奇心であり、なにを面白いと思えるかなのではないかと思う。

それはもちろん、funnyではなくinterestingの方の。

私がキャリアをスタートした銀行では、楽しそうに仕事していると、お前ずいぶんと楽しそうにしているな!緊張感がない!と言われることがしばしばあった。

もうそうした場面は世の中から減っていると信じたいが、まだまだそうした空気感の中で、自ら動くことを失ってしまった人達がたくさんいるように思う。

だから、楽しそうに仕事している人の本や動画やSNSがたくさん見られるのだと思う。羨ましいと思ったり、嫉妬したり、妬んだりするのだろう。

多くの人が心の中では、自分もそうなりたいなと思っているんじゃないだろうか。なぜなら、みんな子供の頃は好奇心の塊で、自ら面白い楽しいをエネルギーに動いていたから

そこから段々と、あーしなさい、こーしなさいと言われるようになって、アニマルスピリッツを失ってしまったのだ。気をつけ、前ならい、回れ右のマシン人間になってしまった大人達は、面白い楽しいinterestingを求めてる。それを解放した瞬間、この国はブワーッと変われるんじゃないだろうか。

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釧路人おだわら
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