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あまりにも心の在処を反映す針の運びに一喜一憂 ＊＊＊＊ 歪んだ針目を凹みながらでも解いて…
過ぎし日に届く手紙があるならと小さき瞳の涙に思う ＊＊＊＊＊＊＊＊ 「バイバイ」と泣きな…
空よりも地に目を注ぐ幼児に錆びを落としてもらう秋の日 ＊＊＊＊＊＊＊＊ 散歩いこうか？と…
ばぁばどこ？ばぁばばぁばと聞こえ来る狭い我が家でママの居ぬ午後 ＊＊＊＊＊＊＊＊ 後追い…
ばぁばもとチャイルドシートのお誘いをお受けすること出来ずに笑い ＊＊＊＊＊＊＊＊ 電動自…
過ぎた日に重なることがありつつも君は君だと髪を結わえる 柔らかき今を明日を眺めやる薄目遠…
ひさかたに戸惑いからの好奇心やがて興味に変わるさま見る ＊＊＊＊＊＊＊＊ 絵の具遊びをするために、パパに連れられてチビが来た。 来る道で教え込まれた「おじゃまします」を言い終えるとすぐに ねんどぉー と、おもちゃ置き場へ走り寄るチビ。 ここ数回、粘土遊びがお気に入り。 けど、今日ははじめて絵の具をさせてやろうということになっている。 12色の絵の具から好きな色を幾つか選ばせて紙皿にといてやり、数本の筆を与える。 簡単に使い方だけ教えてみる。 なんだこれ？
混ざってはいけないのだと言い聞かせ今日も飲み込む言葉いくつも ＊＊＊＊＊＊＊＊ あぁ 混…
とととととっ♪とたとたとたっ♪と軽快なリズムが響く束の間の春 「おあよう」も「おあしゅみ…
誰よりも人を操る才に長け嵐を起こす二語文の子
小さき手で指差し我の後を追う君去る後の夜の静けさ ＊＊＊＊＊＊＊＊ 小さき台風が去った。拒み続けた食事も食べたそう。彼女にとって我が家はたぶん遊園地。
