#短歌
「もういいかい」「もういいよ」と手遊びの朝な夕なにひとりごちたり
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応えてくれるのは自分。少しでも苦なくこなせるように、不便や不都合を感じたらどうにかできないか考える。今のところまだ毎日が手遊び。お!いいね。と一瞬でも自分を褒めてやれれば合格ということで。
天も地も街も心も小町鼠あと何歩ある春になるまで
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窓越しの色は薄いグレー。本日雨予報。あぁ今の世の中の色だ って。
はじめにできたのは「小町鼠春まではあと一歩二歩」これじゃなんのこっちゃかわからんけど、音の並びはこっちのが好きなんだよなぁ。
うすい豆春を丸ごと煮含めて
青でなく緑でもないその色を尊く思う時の尊さ
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同居人が得意じゃないので今まで買わなかったうすいえんどう。色綺麗だってことで彩り用に。
えんどうは初夏の季語らしい。うすいえんどうは今頃が旬のはずだけど。地域差か?よくわからん。
また季節(とき)を逃しかけてる人間を嘲笑(わら)うかのよな蝉の初声
この夏もまた不織布に覆われて