台所俳句｜苧環

涼風やすでに五感も鈍麻して

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朝一に窓を開けると、あれ？今日はちょっと涼しくないか？暦の上ではそろそろ秋か？なんて考えつつ部屋の温度計を見たら27℃だった。25℃超えは熱帯夜じゃなかったっけ？色々と麻痺してきている。それとも順応と呼ぶべきか？

苧環

3か月前

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「もういいかい」「もういいよ」と手遊びの朝な夕なにひとりごちたり

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応えてくれるのは自分。少しでも苦なくこなせるように、不便や不都合を感じたらどうにかできないか考える。今のところまだ毎日が手遊び。お！いいね。と一瞬でも自分を褒めてやれれば合格ということで。

苧環

3か月前

17

蚊遣香めぐりめぐって祖母の家

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今や我が家も祖母の家(笑)

苧環

4か月前

18

秋の陽の茶渋ひとつが母の今

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食器棚から手に取ったマグカップの内側にシミを見て、母の老いを現実として受け入れきれてなかったことに気づいた。今まで出来たことが当たり前に出来る身体環境じゃないんだと。たぶん一番拒否してるのはアタシ。

母、先日やっと白内障の手術を終える。

苧環

1年前

18

香

春の陽を弾き返して雪柳種々のかおり満ち満ち春の風土の香よ細胞膜をぶち破れこの鼻は三…

苧環

1年前

22

春嵐唸るは大楠ばかりなり

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大きな楠で大勢の小さな葉っぱの擦れる音だけが聞こえる。

苧環

1年前

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窓

開け放て御用始の窓硝子＊＊＊＊＊＊＊＊今日から平常運転。休み中に滞ってた空気を解き放つように窓をすべて開け放ち、冬の朝と空気を呼び入れる。寝具のカバーを洗濯し、溜まったゴミを出し、掃除機を掛け、布団に乾燥機をかけ、衣類の毛玉を取ったり… 冷え切った家の中でのこの作業は結構好きかもしれない。年末の掃除片付けとは違うこのリセットの方が、新しい年が来たと言う気がする。休みを迎えるためではなく、日常を送るための。