家移り
老母去り息吹き返す青畳
家財裏の埃に透ける母の癖
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母の家移りがなんとか完了。
大きな家具の後ろにうっすらと埃があっただけで、まめな母の生活の様子が空になった部屋から見てとれた。
細々としたものの置き場所は好きなように決めればいいからと、当日に荷解きを済ませた。
引っ越し業者の手際の良さ、二週間でレンタル品を揃え、住宅改修の話も進めてくれたケアマネと介護用具の担当者など関わってくれた方々には本当に感謝。
色んな人のお陰で引っ越せたんだからね、と母に。
降って湧いた引っ越し騒ぎだったけれど、新しい部屋は南向きの大きな窓と一階にスーパー、2階に掛かりつけのクリニックが入ってて、八十路の母には良い面もある。
良い面、助かる部分だけを享受すると決めた。
が
…疲れてるな、大丈夫か?
と、初めて旦那に心配された。
ま、年老いた義理母の引っ越しに付き合ってくれてるアンタもかなり疲れてるとは思うんだが。
母も言葉もあたりも柔らかい旦那の名ばかり連呼するし。笑
あと数個の手続きを残すのみ。
頑張れアタシ!!
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