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【イベントレポ】2021.7.11「ファーストピッチ」

◆本イベントは東日本大震災の月命日である7月11日(日)に開催された【Next Action➔ Social Academia Project】のレポートです。震災から約10年を迎え、新たにゴールデンエイジと呼ばれる16歳から29歳までの若者が次の10年の復興を実行していくためのプロジェクトです。

◆イベント当日は、本プロジェクトの参加者でもる6名のゴールデンエイジが自らアジェンダオーナーとして立候補しピッチを行いました。ピッチで一緒にアイディアを出したいお題や、問いについて話した後、参加者の皆さんは関心のあるテーマのブレイクアウトルームに入って、一緒にアイディア出しをしました。アジェンダオーナーにとっては新しいフォロワーとの出会いがあり、参加者にとっては仲間からの刺激をもらえた一体感の高まるイベントとなりました。

日時:2021年7月11日(日)19時00分〜21時10分
場所:ZOOM
アジェンダオーナー:
鵜飼皓平さん(ロケットクラス)
新田剛さん(ロケットクラス)
菊地美里さん(ロケットクラス)
菅原智洋さん(ブースタークラス)
吉田幸希さん(ブースタークラス)
浅井深志さん(ロケットクラス)
司会:岩田萌さん(ソフトバンク株式会社 CSR本部長期インターン)
参加者数:29名(アジェンダオーナーを含む)

◆当日進行
1.開会の言葉
2.学長挨拶
3.イベントについて
4.アジェンダオーナー紹介
5.ピッチ
7.ブレイングストーミング①
8.ブレイングストーミング②
9.全体共有
10.応援タイム
11. 閉会の言葉
12. 写真撮影
13. 今度についてのアナウンス
14. アンケート回答


1. 開会の言葉

ソフトバンク株式会社 CSR本部長期インターン生の菅野采颯さんより開会宣言が行われました。

2. 学長挨拶

株式会社小高ワーカーズベースの和田智行さんよりご挨拶をいただきました。

3. イベントについて

株式会社小高ワーカーズベースの野口福太郎さんよりイベントの目的や当日の流れについて説明がありました。

本イベントのテーマ:意思ある個人を全力応援
本イベントの目的:あなたらしい問いと、共に育む仲間を見つける
本イベントの内容:6名のアジェンダオーナーによるピッチの発表

4. アジェンダオーナー紹介

ソフトバンク株式会社 CSR本部長期インターン生の岩田萌さんよりアジェンダオーナーの紹介行われました。

5. ピッチ

6名のアジェンダオーナーよりピッチが行われました。
以下内容

①鵜飼皓平さん(ロケットクラス)

【「主体性」を育む学校づくり】
私は主体性を育む学校を作りたい。主体性とは自ら目的意識を持ち、自分で考えて行動することと定義する。このような学校を作りたい理由は、学校教育で主体性を育むと、周りの意見に左右されず受け身ではない人生を送れるから。そこで皆さんに問いかけたいのが「敷かれたレールの上をただ走るだけの人生は楽しいか?」ということ。
主体性に着目したきっかけは、大学在学中に政治系の学生団体に所属していたため様々な国の学校と関わることがあったこと。交流以前は、日本の学校は「聞きたいことが聞けない」、「手を上げることが調子に乗っている」が当たり前だと思っていた。しかし、海外の学校の授業を受けてみると日本の教育との違いに気づいた。海外では、主体的に取り組まなければいけない授業が多く、主体性を育める環境があった。子どもたちが社会人になったときに、主体性がある場合とない場合では大きな違いがある。自分の幸せは自分でつかめるように主体的に行動していってほしい。
日本にも海外の教育スタイルを導入しているインターナショナルスクールがあるが、学費が高額で一部の子どもしか通うことができない。また、SDGsの目標4に掲げられている「質の高い教育をみんなに」が実現されていないと感じた。そこで日本人のための主体性を育む学校を作りたい。
ブレストテーマは、主体性を高める学校にはどんなルールがあったらいいか。

②新田剛さん(ロケットクラス)

【若者の力で地方のオイシイを全国へ!】
私は、農業就業人口の減少から生まれる悪循環が課題だと考えていている。それを解決するために実現したい世界は、地元のオイシイ農産物が生産者の想いと共に広まること、農業がより身近な存在になること。そのために「フードメッセンジャー」の発掘と活動支援を通してオイシイ農産物を広めていきたい。
この企画を考えるようになったきっかけは、サークル活動の経験。全国の小学生と食を通じてオンラインで接する機会があった際に、小学生の純粋な笑顔に心を動かされたこと、また農業就業人口の減少の実態を知ったこと。その経験からライブ型のマッチングアプリを開発し、日本のオイシイ野菜を全国に届けたいと思った。
内容は、「フードメッセンジャー」という消費者の「代理者」がリアルタイムでオイシイ野菜をPRする仕組み。消費者がPR映像を見て買いたい野菜を生産者・フードメッセンジャーと交流しながら購入することができる。大事なPRポジションであるフードメッセンジャーが小学生である理由は、小学生はとても素直で、気持ちが消費者にもダイレクトに伝わりやすいと考えたから。また小学生にとってフードメッセンジャーになるメリットは、自分が誰かの役に立ったという経験・実感につながる。また全国の地域に友達・知り合いが増えることで貴重な経験ができる。
ブレストテーマは、小学生が「フードメッセンジャーになりたい。楽しそう!」と思うには、どのような要素があるといいか。

③菊地美里さん(ロケットクラス)

【スポーツと地方の可能性〜地元の方が快く開催地を引き受けてくれるには〜】
現在大学生で、在学中にオリエンテーリングという競技に出会う。オリエンテーリングとは、元北欧の軍事訓練で地図とコンパスを用いて山野に設置されたポイントを数字中に通過し、フィニッシュまでの所要時間を競う野外スポーツ。
オリエンテーリングは、足が速い人が勝てる競技ではなく知識と判断力が問われる「頭脳のスポーツ」。競技の特徴として、広いフィールドが必要で周囲の人口密度は少ない方がいいと考えている。この条件が福島県南相馬市に合致していると考えた。条件の合致と地元で大会を開催してみたいという思いから、この案に至った。私が考える理想の大会像は開催地や地元の人々、また大会参加者やオリエンテーリングにメリットがある大会が開けること。
ブレストテーマは、どうすれば地元の人々にもメリットのある大会を開催できるだろうか。

④菅原智洋さん(ブースタークラス)

【リモートでのスポーツ指導に革命を】
私が抱えている疑問は高校の部活と勉強の違い。部活では科目に特化した先生はいないが、勉強はいる。加えて都会のスポーツ環境は、身近にトップアスリートがいたり専用のクラブがある。しかし田舎のスポーツ環境は、トップアスリートの存在がいなかったり、専用のクラブがない。
そこで考えた作りたい未来はリモート指導の本格化で、最終的にはZOZOSUITを使用したい。理由は最新の技術を個人で手軽に体験でき、かつ都会も田舎も関係なく体験可能だからだ。そのことから私は革命を起こせるのではないかとワクワクしている。
しかし現実的な問題点としては膨大な開発費がかかる。個人で開発しようとしても時間がかかる。そこで次のステップとして、ソフトバンク事業のスマートコーチのプラットフォームを使用したい。一緒に、東北からスターを誕生させましょう。
ブレストテーマは、リモート指導の方法は自由。指導が苦手な学生でもできるようにルールを1つ決めたいが、それは何が良いか。

⑤吉田幸希さん(ブースタークラス)

【農業×再生可能エネルギー(〜100年後も残る街づくり〜)】
私は10年前、福島県郡山市で震災を経験した。その後2回の避難生活をしたが、2回目の避難先でいじめにあう。そのことがきっかけで「福島県にはたくさんいいものがあるのに」という葛藤を抱え、次第に福島県のいいところを発信して福島をずっと残していきたいと考えるようになる。
一方日本の課題点として、現在の市区町村が2040年までに半減、896市町村が消滅の可能性があると言われてる。特に東北地方は日本全体を見ても深刻な状況。そのような課題を抱えた地域が、住民の流入に力を入れ移住支援金などの対策を取っているが、そもそも安全や魅力のない街に人が来るのだろうかという疑問を持つ。まずは安心安全で魅力あるまちづくりをすることが必要だと考えた。
魅力ある街のアイディアとして、世界的に注目されている「再生可能エネルギー」×福島の魅力である「農業」を組み合わせた事業を展開したい。農地に太陽光パネルを置き発電しながら、野菜やお米を作る。さらにそれを活用できるようなカフェを運営できたらいいと考えている。結果的に、人が集まる安心安全で魅力ある街ができると思う。
ブレストテーマは、さらに安心安全で魅力ある街にするためにはどうしたらいいか。

⑥浅井深志さん(ロケットクラス)

【30分の早起きで理想の朝を実現するサービス】
私はよく何か挑戦したいと思った際、大人に「覚悟を持ってやらないと失敗するぞ」と言われた。しかし変化することが当たり前の時代に、変化することを恐れるようなことを言ってどうするんだろうという疑問を持つ。もっと世の中の変化に自由であればいいと考え始める。そこで私が目指すのは挑戦に対して「出る杭を打つような覚悟」という言葉が存在しない世界。
今後やりたいことして、固まったライフスタイル・プランを脱却して、パラレルで豊かな選択肢の提供をする。そのためのアイディアは、30分の早起きで理想の朝を実現するサービスである。
ブレストテーマは、あなたの理想の朝を教えて欲しい。

7. ブレインストーミング1回目

関心のあるブレイクアウトルームに入室し、アイディアの共有しました。

8. ブレインストーミング2回目

1回目とは異なるブレイクアウトルームに入室し、アイディアの共有をしました。

9. 全体共有

各ブレイクアウトルームで話し合ったことを、参加者全体に共有しました。
以下内容

鵜飼皓平さん(ロケットクラス)
・学校制度に不満があると感じた人が多いと思った。自分のやりたいことができる自由な環境を作りたい。
・将来役に立つことは何か、学校で学んだ方が良い項目を考えたい。

新田剛さん(ロケットクラス)
・ゲーム形式のアイディアが面白いと思った。都道府県別に色をつけてオンライン上で競争する。
・自分でお弁当を作りコンテストに出している子供など、ある程度食に関心ある子供をロールモデルにしたら良いと思った。

菊地美里さん(ロケットクラス)
・地元の人と交流するために、民宿をチェックポイントにするアイディアが面白いと思った。
・地元民と会話することでゲームのヒントを獲れるwinwinの関係をつくたい。

菅原智洋さん(ブースタークラス)
・選手ではなくコーチ同士の繋がりを持つと良いと思った。
・生徒からオンライン動画使用してフィードバックを募集する。

吉田幸希さん(ブースタークラス)
・100年前にやっていた農業を最先端の技術を駆使して実践する。
・サーフィンの観光客に体験してもらう、様々なコラボを実現させる。

浅井深志さん(ロケットクラス)
・雨の日の気分を上げる、雨の日にしかできない特別感を作る。
・1人で継続するものが難しいものを共有、コミュニティーの形成をする

10. 応援タイム

グーグルフォームを使用しアジェンダオーナーへ応援のメッセージを送りました。
以下抜粋

鵜飼皓平さん(ロケットクラス)
・自分自身高校までの教育に疑問を持っているところが多かったので、今日の議論はとても面白かったです。またレールの上を走る人生から抜けれる教育に興味があるので、ぜひ一緒に考えて見たいです!
・私も子供の主体性を育む教育が重要になると考えているので、ピッチの発表の際もグループのワークの際も共感ばかりでした。また、私にもできることがあればぜひ積極的に関わりながら応援したいと思いました!

新田剛さん(ロケットクラス)
・フードメッセンジャーというものを初めて知りましたが、安心感を与え魅力を伝える良い方法だと思いました!
・漁業、農業を営んでいる人と、漁協、農協を通さず消費者に配達しているサービスを提供している人知っています。このアイディアをもっとブラッシュアップすればいいビジネスになると思いました!

菊地美里さん(ロケットクラス)
・競技と地域をかけ合わせている点が面白いと感じました!私の地元でもバレーボール専用体育館やロードバイクの有名な選手が設計したサイクリングロードなど特定のスポーツに特化して注目や観光に繋げる施設があるので、競技×地域は様々な可能性を持つアイデアだと感じました。応援しています!
・オリエンテーリングの無限の可能性にワクワクしました! もっと色々なお話をしてみたいです。

菅原智洋さん(ブースタークラス)
・学校教育の面ではあるのですが、指導や教育に場所や距離の制限、地域格差を感じることがあったので、リモートの指導のアイデアにとても共感しました。また、zozoスーツのアイデアなど着眼点が面白いと感じました!応援してます!
・考えたことなかったテーマだったので新鮮でした!実現してほしいです!

吉田幸希さん(ブースタークラス)
・新しいアイディアではなく、農業の中のパーマカルチャーデザインを提案してしまいましたが、持続可能で豊かなモデル都市は個人的に良いと思いました!お城も俳優業とマッチしてて幸希さんらしさを感じました!
・農業もエネルギーもとっても重要な地域の産業だと思います!こうしたコラボレーションがどんどん生まれればもっと面白くなると思うので、全力で応援しています!

浅井深志さん(ロケットクラス)
・30分の早起き、雨の日の朝、小さな幸せを積み上げていく、とても素敵なプロジェクトだなと思いながら拝聴していました!ぜひお手伝いさせてください!
・自分は朝を勿体無くしてしまう人なので、朝が充実していたらとてもいいと思ってます!自分の中での理想の朝は一日のやる気を起こさせることのできる朝だと思っています。初めよければ全て良しと言われるように、朝からエンジン全開で行ける朝を目指すための仕組みづくりができたら最高だと思っています!

11. 閉会の言葉

ソフトバンク株式会社 CSR本部長期インターン生の菅野采颯さんより開会宣言が行われました。

12. 写真撮影

参加者で「Next Action➔ Social Academia Project」にちなんだ、矢印(→)のポーズで記念撮影を行いました。

13. 今度についてのアナウンス

参加者で「Next Action➔ Social Academia Project」にちなんだ、矢印(→)のポーズで記念撮影を行いました。

14. アンケート回答

参加者に本イベントのアンケートを回答していただきました。


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