#1286 「似たもの同士じゃないと難しい」?
おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。
今週も金曜日です。
そして11月1日ですね。
この辺までくると、私的には年末がちょっと近づいてきたな、見えてきたなという感覚がしています。
皆さんは11月1日をどんな感覚で迎えていらっしゃいますでしょうか?
来週11月8日は「人事関連法改正 全容早わかりセミナー」
今日は、本題に入る前にお知らせをさせてください。
今日は11月1日金曜日ですが、1週間後の11月8日の金曜日にオープンセミナーがございます。人や組織作りに関わる方、そして興味のある方も、ぜひおさえていただきたいなと思うんですけれども、タイトルは『2025年法改正の本質は「人材マネジメント変革」【人事関連法改正 全容早わかりセミナー】』なかなかのタイトルですよね。
スピーカーは、人的資本経営に造詣が深く、法改正にも精通している社労士の松井 勇策さんをお迎えしてのセミナーなんですけど、これはどんな法改正がこれからあるか?のガイドだと思ったら、ちょっとたぶんイメージが違うと思います。
松井さんのこだわりは、物理的な事実情報を並べるだけではなくて、そこにどんな意図や背景があるのかを読み解くことで、「法改正=対応しなきゃいけないもの」ではなくて、本質の部分をつかむことによってうまく取り入れ、むしろ人や組織の発展に生かしていこう、そんな考え方をされるのが松井さんだなと思っています。
なので一般的なウェブやオンラインから情報収集するのとはひと味違ういろんな情報収集ができるんじゃないかなと思いますので、ぜひ関心のある方は来ていただきたいなと思います。
来週の11月8日金曜日、時間は1時から2時半の90分です。
チャプターにリンクを貼っておきますので、ぜひチェックしてください。
それでは、次のチャプターで本編をお楽しみください。
自分とは違うからあの人には分からないと思っちゃうことはないですか?
今日の本編は、最近、考えたことを放送にして共有させていただこうと思います。すなわち小田木所感ですね。
もしタイトルをつけるとしたら、「似たもの同士じゃないと難しい?」こんな感じでしょうか。
最後が、難しいじゃなくて、難しいかな?そんな感じでイメージしていただければと思うんですけど、例えば、こういうことを思うことってないですか?
年が近くないと話が合わないなとか、立場が違うと考えが合わないな、同じ経験してないと分かり合えないな、こういうふうに思っちゃうことってありますよね。
イメージするのであれば、例えば、病気したことがない人にはこの病気の苦しさは分からないよなとか、子育てをしてないと子育ての大変さは分からないな、これはしてる側だったとしてもしていない側だったとしても、どうしても自分とは違うと私には分からない、もしくはあの人には分からない、みたいな感じで思っちゃうことってありますよね。
「どうせ分からない」と自分で線を引いちゃっているかも
それが日常の中でどんなふうに出てくるかというと、例えば、誰かと対話が盛り上がったということがあるとするじゃないですか。盛り上がれば共通点が多かったから盛り上がったなって思うかもしれないし、仮に盛り上がらなければ、共通点が少なかったから盛り上がらなかったのかな、ふとこんなふうに思っちゃうかもしれないけれども、でも実体は、共通点の影響もあるかもしれないけれども、もっと別の要因が盛り上がる盛り上がらないにあるかもしれないな。
もっと言うと、「共通点が多いな」とか「少ないな」みたいな感覚の中で、「同じじゃない」とか「どうせ分からない」みたいな感じで自分で線を引いちゃっているということが、盛り上がる盛り上がらないに影響することだってあるんじゃないかなと思うんですよね。
例えば、上司と話をしたとして、いまいち分かってもらえなかった時に、「世代が違うからな」とか「立場が違うからな」とか「〇〇の経験があるからな」「ないからな」みたいな感じで考えちゃったり、なんなら夫婦で話をするときも、「性格が違うからなかなかかみ合わない」とか「考え方が違うから対話が難しい」と感じちゃったり。
こういうことは結構日常に顔をのぞかせますよね。
共通点なんてほとんどないけれどもうまくやれる相手もいる
もちろん違うから難しいということもあるんだけれども、でもちょっと目線を別に振って考えてみると、実際私たちの経験としては、全然同じじゃなくても、例えばタイプの全然違うし、なんなら共通点なんてほとんどないけれどもうまくやれる相手とか、良い関係が築けたケースというのも、たぶんこっちはこっちで一つ二つが必ずあると思うんですよね。
同じじゃなくてもうまくやれるという体感をしているケースもある。
またちょっと別の目線を振ると、同じ経験を仮にしていたとしても、全然違うことのほうがめっちゃ多いということも、実感がありますよね。
例えば、マネージャーを経験していたら苦労も楽しさもみんなが同じかというと、これも全然違いますよね。
そもそもマネージャーといっても千差万別なので、大事にしていることも一人一人が違うよなとか、子育てしてないと分からないみたいな感じで言う一方で、じゃあ子育てしてたらみんなが同じかというと、これもまた全然違う。
こっちの側面も、誰よりも私たちが結構一人一人が実感していることじゃないかなと思うんですよね。
これからますます「同じじゃない人」と一緒に何かできることが大事
何が言いたいかというと、同じかどうかとか、似た者同士かどうかで、勝手に分かると思っちゃったり、勝手に分からないと思わないことがすごく大事なんだろうなと思っています。
なんでこういうことを思ったかというと、最近の知人との会話の中で、社内横断でイベントをやったんだけれども、シャッフルしたグループを組んだ時に、課題感が違うからなかなか対話が盛り上がらなかったというコメントが出たんですよね。そんな話を聞きました。
もちろんその側面もあるかもしれない。でも、じゃあ課題感が同じ人で集めましょうといって集めたとて、たぶん盛り上がる対話もあれば盛り上がらない対話もあって、それを同じじゃないから難しいみたいな観点で切り取ってしまっていいんだろうか?
こういう問いが頭に生まれるんですよね。
大事なのって、同じ人同士で集まったり、同じ人同士で集めてあげたりということよりも、たぶんこれからますます違う人やいろんな人と一緒に何かできることが大事になってくると思うんですよね。
仕事でもプライベートでも。
事実、合わないということもあると思うんですけれども、合わないからだめなのではなくて、違う考え方をするだけなんだな。違うだけなんだな。むしろ違うということを前提に一緒に何かするとしたら、どんなふうに関わっていったら違う人と一緒に何かできるんだろう?とか、対話をするというシーンにおいても、違うからおもしろい。私も全然違う視点でものを発想したり考えたりできるし、違う意見からぐっと発想や視野が広がる。それがおもしろい。みたいな感じになるとすごくいいんじゃないかなと思うんですよね。
もちろん、仕事をするにしても家族というチームを運営するにしても、ビジョンだとかが同じであるほうがいいこともたくさんあると思うんですけれども、でもだからといって、何もかも同じじゃないと難しいと発想するのも、やっぱり違うというか、それだと私たちが苦しくなっちゃうなと思うので、何かあったときに、「同じじゃないと難しい」とか「似た者同士じゃないとうまくやれない」そう思っちゃうこともあるんだけれども、そう思いたくなる気持ちにブレーキをかけたり、「いや、ちょっと待ってよ、発想を変えたらさ」みたいな感じで、考える選択肢が増えていくといいんじゃないかなと思ったという、そんな所感を今日は短い放送にして共有させていただきました。
ちょっと抽象度の高い話だったかもしれないですけれども、ここからどんなことをイメージしましたか?
今日は以上です。
お聴きいただきありがとうございました。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール
人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
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