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#1224 つい使ってしまうフレーズの”言い換えアイディア集”

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
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つい使ってしまうフレーズの上手な言い換え

今日は早速テーマにもとづいて放送を始めていきたいんですが、今日は『つい使ってしまうあのフレーズの上手な言い換え』こんなをお題を付けて放送をお届けしたいと思います。
つい使ってしまうフレーズの上手な言い換え、「小田木的には」というところですので、小田木所感として選択肢の一つとして聴いていただければと思うんですけど、対象にする「つい使ってしまうフレーズ」が今日は三つありまして、まずエントリーナンバー1は、「何か質問はありますか?
これは本当に無意識に使っちゃいますけれども、さして効果のないフレーズの最たるパターンかなと思っていまして、これがエントリーナンバー1ですね。
何か質問はありますか?
そして二つ目は、「何かあったら相談してね」これがエントリーナンバー2です。
そして三つ目は、「あなたはどうしたい?
割りと言われることも多いフレーズかもしれないですけれども、この三つを取り上げて、こんな言い換えができたらいいんじゃない?というアイデアを今日はシェアさせていただこうかなと思います。

何か質問はありますか?

早速いきますか。
まず一つ目、「何か質問はありますか?
これは会議とかミーティングの鉄板フレーズですよね。
鉄板フレーズなんだけれども、これによって活発な質問が出てくることはあまりない、そういったフレーズでもあるかなと思います。
ちなみに「何か質問はありますか?」は、なんで質問が出てこないかというと、言われる側の立場に立つと、なんとなくイメージができますよね。
「急に質問はありますかと言われても、何を聞いていいか分からない」とか、意外と「どこまで聞いていいか分からない」そして何よりも「本当に聞いていいか分からない」結構こういう感覚が言われる側に立つと持っちゃいません?
あまりにも定番すぎて、とりあえず言ってるんじゃないか?という認識が強すぎるというんですかね。
日本語としては「何か質問はありますか?」なので、質問を確認しているフレーズではあるんですけれども、どっちかというと定番すぎちゃって「次に進みますからね、いいですよね?」こういうような意味合いを持つフレーズにすらなっちゃっているのかな。
だからたぶんこのフレーズで実際に質問が出たりだとか、議論が深まることというのが意外と少ない、そんなポジションを確立しちゃっているんじゃないかなと思うんですよね。
私も意識をしていないとつい言っちゃうんですけれども、本当に疑問を解消したいと思うなら、本当にいろんなコメントがほしいと思うなら、たぶん別の言い方をしたほうがいいかなと思っています。
例えば、「次に進む前に確認しておきたいことはありませんか?」具体的に何を考えていいか、そしてどういうリアクションをしていいか、具体的になる気がしますよね。
「次に進む前に確認しておきたいことはありませんか?」
もしくは、「ここまでで私の説明が不足している点はないですか?」こんな感じでいくと、例えば、リーダーとか先輩が説明していることに対して、「質問していいのかな?」みたいな、そんな空気を払拭できるかもしれないですよね。
質問というよりも、「説明が足りないところはない?」
そうすると、「ここはもうちょっと説明を加えてほしいです」とか、そんな観点でコメントやリアクションが出てくる可能性がありそうですよね。
もしさらに踏み込むのであれば、「ここまでで何か懸念点とか心配なことはありますか?」さらに聞き手にフォーカスをしていくと、事象に対して質問や意見を述べるというよりも、考えていることとか心配に思っていることを言っていいんだという踏み込みができるのがこっちのパターンかなと思います。
あとはストレートに「なんかモヤモヤしている人はいませんか?遠慮なく手をあげてください」と言うと、言葉にしなくていい、何かちょっと気になっていることがあったり、ちょっとかみ砕けないなと感じている人が、そんな感覚を共有していいんだという呼びかけにはできるかなと思います。
今、いくつかパターンをあげましたけれども、定番すぎるとりあえず言っちゃうフレーズ「何か質問はありますか?」は工夫して変えてみていいフレーズナンバーワンかなと思っています。
類似の問いかけに「何か意見はありますか?」こんなのもあるかなと思いますので、「それぞれの立場で感じていることを自由に話してください」ぐらいな感じで投げかけたほうが、こっちも効果的かもしれないですよね。
ということで、エントリーナンバー1、「何か質問はありますか?」これの言い換え選択肢をあげてみました。

何かあったら相談してね

じゃあ、次にいってみましょう。
二つ目は、「何かあったら相談してね」これも結構定番のフレーズですよね。どこで定番かというと、1on1や面談の定番フレーズだなと思います。
私もつい言っちゃうんですけれども、なんで言っちゃうかというと、これを言っておくと、言う側の自分たち側が安心できるんですよね。
とりあえず自分は相談していいよと言いました、あとは相手次第かな、というところまでいきました。
言う側も簡単に表現できて安心できるからつい使っちゃうんですけれども、もちろん心のこもった言葉として伝わるケースもありますけれども、見方を変えると、相手に丸投げしちゃっているようにも見えますよね。
伝える側としても、相談が来るまでどういう状況なのか分からないというケースが増えそうですよね。
さらに「何かあったら相談してね」というフレーズの難しさは、相手のタイプによって使われ方が結構さまざまになると思うんですよ。
受け取り手のタイプによってはぎりぎりまで抱えて、どうしてもだめだったら相談するみたいな人もいれば、ふと思う都度、頻繁に声をかけてくるという方もいると思いますし、ここは多様ですよね。
小さなことも相談してくる人もいれば、よっぽどじゃないと相談してこないという人もいると思うので、相手の判断で相談が来るまで状況がよく分からないということも、このフレーズの先にあるパターンかなと思います。

じゃあ、どう言い換えるアイディアがあるかというと、これはいかがでしょうか?
私に何か期待することはありますか?」こんな感じはいかがでしょうか?
「私に何か期待することはありますか?」相談も含めて、どういう関わりを相手が期待しているか分かると思うんですよね。
そしてこれを言われた相手が主体的にどうしてほしいか言える
「困ったことがあったら相談させてほしいです」と言うかもしれないし、「定期的にコミュニケーションをとりながら伴走してほしい」と言うかもしれないし、「ちょっと自分なりに進めてみたいので、ここまでいったらアドバイスやフィードバックがほしい」と言うかもしれない。
相談も含めてどういう関わりをしてほしいか相手がちゃんと言えるのが、こっちのフレーズかなと思います。
もしかしたらケースによっては、「そんなことは言われたことがないから、すぐにどうしてほしいか分からない」ということもあると思うんですが、その場合は何を期待しているのか、どういう関わりを求めているのかというのを、一緒に言語化をしていくこともできるんじゃないかなと思います。
ということでエントリーナンバー2は、「何かあったら相談してね」の言い換えアイディアでした。

あなたはどうしたい?

最後の三つ目ですね。
あなたはどうしたい?」これはいかがでしょうか?
結構良かれと思って、こういうフレーズで相手の意志や希望を聞くということがあると思うんですけれども、意外とこれを言われる側にとっては、「うーん、どうしようかな」となる質問でもあるんですよね。
特にキャリアとかビジョンとか、何らかの仕事の意思決定になると、急に「あなたはどうしたい?」と言っても、簡単には答えられない質問の代表格かなと思います。
なんでウッってなるかというと、みんなが真面目にいろいろ考えるんですよね。「果たして私にできるだろうか?」とか「やりたいと言って、できないと嫌だな」とか「この条件をクリアできるのであればできるけれども、この条件についてはどうなるか分かんないしな」とか、もしくは「あっち次第で変わるしな」いろんなことを考えるので、どうしたいかをストレートに言えるシーンのほうが割りと少ないんじゃないかなと思います。
最近だと、「どうしたい?どうしたい?」を聞きすぎると、「WILLハラ」みたいな感じで言われちゃったりとかして、結構難しいクエスチョンでもあると思うんですよね。
聞く側にとっては本音が帰ってこない可能性があり、言う側にとってはどこまで踏み込んで言っていいのか分からない、そんな迷いを伴うのは「あなたはどうしたい?」

であれば、例えばですけど、こんなアイディアはいかがでしょうか?
何も制約がなかったら、あなたはどうしたい?
こうすると、相手の荷物を降ろして希望が言ってもらいやすくなるかなと思いますし、何も制約がなかったらという前提条件のもとで本心を言いやすい。どんな制約がありそうかにも目が向くので、じゃあその制約をどう越えるかも、一緒に相手と考えることができるかなと思います。
ということで「あなたはどうしたい?」と聞く場合には、「何も制約がなかったら」という枕詞をつけちゃうという、そんなアイディアが三つ目でした。いかがでしょうか?

私も含めて、つい使っちゃうんだけれども、もしかしたら言い換えたほうが望ましいコミュニケーションが取れるかもしれないと、そう日夜所感的に思っている三つを今日は取り上げをさせていただきました。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクールスクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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