見出し画像

#702 誰か分からない他者の目から自由になろう

おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、当たり前で固まった頭と心がほぐれるオンラインスクール育休スクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。

心の中にある心理的ハードル

今日は金曜日ですので、久しぶりにゆるっと思うことを放送にしようかなと思っています。
タイトルをつけるとしたら、『誰か分からない他者の目が気になってしまうけれども、そこから自由になれるといいよね』そんなテーマでしょうか。

きっかけは、来週の11月28日月曜日に、家事代行サービスのタスカジさんの代表和田さんとトークイベントを開催するんですよね。
タスカジの和田さんは、Voicyの対談にも来てくださいましたし、今は半年に一回ぐらいのペースで、タスカジさんと私たちが運営する育休スクラで、コラボのトークライブを開催しているんですよ。
コンセプトは、タスカジさんの家事代行もそうですし、私たちのオンラインスクールもそうなのですが、一人で頑張らずに誰かの力を借りながら、望ましい方向に進んでいく、こういった考え方とかオプションがもっともっと広がればいいよね。
それが共通のコンセプトなのですが、タスカジさんの事業が生まれてきた経緯も、和田さんが「子育ても家事も、自分たちだけで頑張らないのがすごく大事だよね」と思い、でも、タスカジさんの創業当時に、「欲しいけれどもない」というサービスが、「じゃあ、自分で作っちゃおう」ということでスタートされたのがタスカジさんなんですよね。

和田さんと話をすると、今は事業やマーケットはすごく拡大しているけれども、それでも使ってくれる人は、全体のまだまだごく一部だよと言うんですよね。
それを聞くと、じゃあ、まだまだ広がるんですねと思うのですが、多くの人に支持されて広がっていくためのボトルネックは、実は、競合サービスが増えているとかではなくて、私たちの心の中にある一人一人の心理的ハードルだよねと言うんです。
それは自分でやらなきゃいけないんじゃないか?」とか「できるのに外にお願いするのは、誰かにどう思われるだろうか?」たぶんこんな感じですよね。
皆さんはどう思いますか?

聴いている方の中には、家事代行サービスを使ってますし、すごく助かっていますという方もいれば、気になっているけれども、まだ使えてないという人もいるし、全然依頼するという発想がないなという方もいると思いますけれども、こういった心理的ハードルがボトルネックになって、自分が使うかどうかというよりも、使いたいけれどもなんか使えない人がいる
こういう状況をどう思いますか?

知らない間に心理的ハードルを感じていませんか?

私はそれを聞いて、結構そういう心理的ハードルを抱えている人が多いんじゃないかなと思うんですよね。
いろんな人とおしゃべりする中で思い出されることがいくつもあるのですが、まず一つは、大きく家事代行のグループに入ると思うのですが、食材宅配サービスってたくさんあるじゃないですか。調理と仕上げは自宅でするけれども、そのための食材をメニューまで決めて届けてくれるサービス。
以前、食材宅配サービスのとある企業の社長さんとお話をさせていただいた時に、食材宅配サービスはもちろん対面での受け渡しもするけれども、家の前にボックスを置いて”置き配”もしてくれるのですが、食材宅配サービスを利用する方から「置き配ボックスを玄関に置かないで」と頼まれるケースが結構あると言うんですよね。
どういうことですかと聞くと、もちろん防犯上という理由があるケースもあるけれども、わりと高い確率で「家の前に置いてあると、あの家は食材宅配を取っているって思われるじゃないですか。そう思われたくないので、裏口に置いてもらえませんか?」という相談が結構多いというんですね。
しかもそれが女性の働き方に関係なく要望される。
例えば、パートだったとしても、「家にいる時間もあるのに、作れないと思われたくないから裏に置いてほしい」共働きだったとしても、「忙しいから食事もできないと思われたくないから裏に置いてほしい」こういうニーズだと聞いて、私は「なんかそれ、分かるわ」と思っちゃったんですよね。
「まじですか?」じゃなくて、「なんか分かるわ」この感覚は伝わりますかね?

あと、他のいろんな知人や友人と話している中で、例えば、お酒が好きな友人が、夫婦でたくさんお酒を飲んで、瓶・缶の回収日にワインの瓶をたくさん出さなきゃいけないけれども、たくさんワインの瓶を出すと、「あそこのおうち、あんなに飲んで」と言われそうで、すごく気になる。「出す量を調整しようかなと思っちゃう」なんて言う話をしていたり、あと、別の友人は、カップラーメンを食べたい時があるけれども、子どもの前でカップラーメンを食べるのにすごく罪悪感を感じるから、食べたいときは子どもに見つからないように、キッチンの隅で隠れて食べると言っていたり、同じじゃなくても、どれも「なんか分かる」って思っちゃうんですよね。
そういう感覚はありますかね?
これ系の話は、間違いなく盛り上がるんですよ。
「分かる、分かる」みたいな。
これは何でしょうかね?
他にも、例えば、買ってきたお惣菜を食べることに罪悪感を感じるとか、保育園のお迎えが、他のおうちよりもいつも遅いと、どう思われているかなと視線が気になるとか、風邪をひいて子どもを病院に連れて行くと、「お母さん、しっかりしてくださいよ」みたいな感じで言われるような気がしてしまうとか。
自分でも「これは何でしょうね?」と思うような感覚を持ってしまうことが、結構あるなと思うんですよね。

自分の中にある”あるべき像”

「これは何でしょうね?」を分解すると、ここまでの話で、二つぐらいに系統が分かれるかなと思いまして、一つは、自分の中にある、良い母・妻の”あるべき像”とか、良い父・夫の”あるべき像”、こういったものが自分の中にあって、もう一人の自分が「本当にいいの?それで」「そうすべきじゃないの?」ということで、心理的ハードルになることもあると思います。

他者の目が気になる

ただ、今まではこれだけかなと思っていたのですが、改めていろんなことを考えてみると、もう一つ足を引っ張るのは、本当は誰も何も言わないけれども、「なんか言われるんじゃないか?」とか、「何か思われるんじゃないか?」という、自分じゃなくて、誰か分からない他者の目がすごく気になる、こういうハードルがありますよね。

他者の目から自由になろう

そんなことを話しましたけれども、まとめると、いろいろ思うことや思っちゃうことはあるけれども、改めて「もう自由になっていいよ」と自分を解放してあげていいよ。そういうよく分からない他者の目とか、自分の中にある”あるべき像”から、もっと自由になっていいんじゃないかなと改めて思いました。
だって私たちは、子どもにいろいろつぶやかれると、「いいの、人は人、自分は自分なの」とか、「自分がどうしたいかで決めなさい」と言うけれども、そうできない自分もいる。
なので、子どもも私たちも、自分の中の”あるべき像”とか、誰か分からない他者の目が気になっちゃうけれども、引っ張られちゃうものを自覚しながら、うまくできたらいいなと思った今日この頃です。
皆さんの中に、気になる誰か分からない他者の目とか、あるべき像があれば、よかったらコメントで教えてください。

11月28日開催|仕事と家事の両立先読み準備セミナー!

今日は、アナウンスチャプターがあります。
そんなことを考えるきっかけになったタスカジさんとのイベントですが、週明け11月28日月曜日に開催いたしますので、そういうことをいろいろしゃべりたいなとか考えたいなという方は、ぜひお越しいただければと思います。
11月28日月曜日の午後1時から2時半の90分です。
スクラとタスカジのコラボトークイベントで【育休中の今、始めよう!仕事と家庭の”両立先読み”準備セミナー】いろんな思い込みを手放すというコンセプトがありますけれども、それプラス、復職後に生活が変わる、環境が変わることを先読みして、予測して、適切に備えようというコンセプトでお届けする90分です。
いつもの和田さんのさえているトークも聴けると思いますので、面白そうだなという方、ぜひお越しください。
この放送にリンクを貼っておきます。

最後までお聴きいただき、ありがとうございます。

今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子プロフィール

「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール育休スクラから出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
*育休スクラ公式HP|https://schoola.jp/
*Facebook|育休スクラ|https://www.facebook.com/schoola.jp
*Instagram|@odagitomoko|https://www.instagram.com/odagitomoko/
*Twitter|@odagitomoko|https://twitter.com/odagitomoko
*YouTube|小田木朝子の今日のワタシに効く両立サプリ*育休スクラ|https://www.youtube.com/channel/UCT8k-TH1TMSJVbMPMXxFQBA