#1197 「視点の数を増やす」という発想&使いこなし方
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今日は7月17日水曜日でして、わが家では子どもたちの夏休みの足音が、だいぶひたひたと聞こえてきているなという感じです。
子どもたちの会話の中で、「今日でプールは最後」とか、「給食はあと何回」そんな声が聞こえ出しているなと思います。
子どもたちの大型の夏休みを迎えるというご家庭の皆さんは、どんな工夫を凝らしているんでしょうか?
夏休み期間中はそんな話題にも事欠かないかもしれないですよね。
明日18日はいよいよ90分腹落ちセミナー「The部門経営」
今日は17日の水曜日ですので、明日7月18日木曜日はいよいよ本番、7月の90分腹落ちオンラインライブの日です。
続きはぜひVoicyでお聴きください。
マネジメントにおいて第三者目線を効果的に使うには
今日は、いただいたご質問を取り上げて放送をお届けしたいと思います。
放送へのご質問は、チャンネルのプロフィール欄にリンクの貼ってあるウェブフォームの質問ボックスをお使いいただけます。
こちらに放送へのご要望とか取り上げてほしいテーマ、そしてリアル質問を送っていただきますと、私は放送テーマが増えて、大変ありがたいなと思っておりますので、こんなことをちょっと話題にしたいな、取り上げてほしいな、と思うことがある方はぜひ活用してみてください。
今日の質問者さんは、九ちゃんさんです。
九ちゃん、いいですね。読みます。
【いつも楽しく聴かせてもらい、学びになっています。ありがとうございます。Voicy通になっている私は、気に入った小田木さんの放送をお気に入りにしておき、いざという時にもう一度聴けるようにしています。】
九ちゃん、ありがとうございます。そんなに役に立てるかなと思いますけれども、うまく活用してもらってうれしいです。
【そんな中、最近、仕事に悩みを抱えている後輩がいました。
自分からのアドバイスもするものの、第三者の人のアドバイスも心に刺さるのではと思い、小田木さんのVoicyを勧めて、「この回の放送は心に刺さるから聴いてみな」と促してみました。
こういうケースだけではなく、第三者から伝わると違う角度から情報が入ることで気づきが増したりする効果もあって、マネジメントでもうまく使えるなと感じています。
マネジメントにおいて、第三者目線などを使ったほうがいいパターンや、過去のエピソードなどありましたら教えてほしいです。
よろしくお願いします。】
というお題をいただきました。
九ちゃん、ありがとうございます。ぜひ一緒に考えてみたいなと思います。
改めて質問の概要です。
第三者の視点をマネジメントで効果的に使いたいと思っている。例えば、後輩にアドバイスをするにしても、違う角度からの情報が入ることで気づきが増す効果もあると思う。だからマネジメントにおいて第三者視点を効果的に使うことについて小田木所感を教えてください。
こんな感じのお題です。
小田木所感にはなりますが、いってみましょう。
視点の数が多いほど、考えたり決めるプロセスの質が上がる
私は最近、本当にこれが大事だよなと思っていることがあって、それは何かというと、視点の数を増やすという発想なんですよね。
例えば、仕事の中でみんなで一生懸命考えるシーンって多いじゃないですか。「どうしたらもっと良くなるかな?」とか、「どうしたら問題が解決するだろうか?」「どうしたら目的が実現するだろうか?」それが集客だったり、オペレーションの改善だったり、どうやって顧客体験を作るかだったり、いろんなテーマで、「どうしたらもっと良くなる?」「どうしたらもっと前に進む?」というような考えることがすごく多いと思うんですよね。
その時にやっぱりこれだなと思うのが、視点の数を増やすという発想だなと最近つとに思っています。
視点の数。
例えば、「集客をどうしよう?」みたいなテーマがあったとして、そこに視点が一個しかないよりも、2個あったほうがより良いほうを選び取れるじゃないですか。
そもそも目的に対して抜本的に発想が違う3つ目の視点、4つ目の視点があったら、やっていることをもっと大きく前進させることができるかもしれない。
これって視点の数が多いほど、考えるとか何か決めるというプロセスの質が上がると思うんですね。
私たちは一人で気づけることには限界があるので、一人で考えた結果は一人分の視点が集まったという状態であれば、じゃあ2人で考えると2人分の視点が集まったほうがいい。
なのでどうやったら視点の数を増やせるかなというのは、仕事を進める上での私の結構な関心ごとだなと思っています。
同じチームの中の似たようなメンバーで考えても視点は増えないこともあるよね
じゃあ、人数さえたくさんいれば視点が増えるかというと、意外とそうじゃないこともあるんですよね。
同じチームの中で似たような視点のメンバーで考えても、視点は増えないこともあるじゃないですか。
そうすると九ちゃんが言うように、第三者とか客観的な視点というのが本当に欠かせないなと思いますし、マネジメントみたいな観点を添えていただきましたけれども、リーダーも今や答えを持っていないことも多いですよね。
リーダーが気づける範囲ではもはや足りないことだって圧倒的に多い。
ということは、積極的に他者の力を借りたいし、視点を増やすということがリーダーの肩にだけ乗っからないことで、リーダーがすべて解決できないといけないという荷物も降ろせることにつながると思うので、私も九ちゃんと同じように、客観的な視点である第三者視点なんかがうまく活用できるといいなと思っている一人です。
実際に私たちは仕事の中で具体的にどうやっているかなというと、斜めの1on1はフル活用ですよね。
何か相談するという時に、上司と部下の関係性だけに閉じない。目的があって、どうやってもっと良くしようと思うときは、外部のパートナーとか、客観的な視点、フィードバックは欠かせないなと思いますし、こういったもの大いに取り入れてますよね。
そういうことを繰り返す中でも、例えば、直接の利害関係がないとか、客観的に言ってくれるとか、しがらみがないとか、そういった視点というのは欠かせないと思うし、むしろそうした観点のほうが届くというケースだってあると思うので、そういう意味で大いに活用しています。
増えた視点をどうするかという観点
活用する中で思うのは、視点を増やすことはめっちゃ大事なんですけど、それと同じぐらい大事になってくるのが、増えた視点をどうするかという観点もめちゃくちゃ大事だなと思っています。
例えば、視点を増やすというのが、個人のキャリアだとか、起こったことをどう消化するかという内省みたいな観点であれば、自分なりに着眼点を持って選択ができればいい話だと思うんですけど、でもこれがチームで仕事を進める上での着眼点だったとしたら、着眼点が増えて一人一人全然バラバラなことを考えたり、一人一人が持ってる着眼点が全然違うと、今度はチームとして仕事を前に進めるのが難しくなっちゃったりするんですよね。
なので、視点を増やすという発想と同じぐらい大事だなと思うのが、増えた視点をどうするか。ちゃんと目線を合わせていけるか?ということが、やっぱりバランスとして大事なんだなと思うに至ってます。
増えた視点を仲間と共有して同じ認識を作っていく必要があると思いますし、改めて、目的に立ち返ると、自分たちにより大事な視点とか、着眼点、今、選び取るべき選択肢とはどれだろうね?ここの目線を合わせてちゃんと選択していくみたいなコミュニケーションを、今度はチームの中で取る。
こことセットだと思うんですよね。
そんな難しく考えずに、5分10分話す。もしくはお互いが増やした着眼点を持ち寄って話をする場がある。既存のミーティングみたいな感じでいいと思うんですけど、これがすごく大事で、九ちゃんはリーダーをされているんだと思いますけれども、「持ち寄って集まろうぜ」とか「増えた視点からどれを選び取るか、みんなで目線を合わせようぜ」そんな機会を積極的に作っていけたらいいんじゃないかなと思います。
そこで多くの視点から選び取るということを、みんなで喜びあったり、おもしろがりあうみたいなことができると、みんながより積極的に客観的な視点とか違う視点を集めてくるようになると思うので、そんなサイクルが回っていけるといいんじゃないかなと思います。
チームの中に視点を増やすにしても、すべてリーダーが動かなければいけないじゃなくて、みんなが積極的に視点を集めてきて、その上でみんなで、私たちは目的だとか実現したいことに対して、どれを選び取って、どうやっていこうかな?という目線がサクッと合わせられる、そんなようなコミュニケーションもセットでぜひ考えていけるといいなと思っています。
これは質問の答えになっているんでしょうか。
九ちゃん、おもしろい観点でのご質問をありがとうございます。
心から応援しています。
それでは、最後までお聴きいただきありがとうございます。
今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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