#971 やる気に振り回されない人生を送ろう~やる気は結果~
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
今週もあっという間に木曜日です。
個人的な所感なんですけど、今週はいろいろと重なって、久しぶりにかなりギリギリを走っているなという手ごたえを持っています。
なので、先月の放送で、「ギリギリの仕事はだめ、そもそも仕事の質が落ちるし、生産性も低下するからギリギリの仕事はだめ」と豪語していた私ですけれども、コーナーぎりぎりをカーブしている感じがしますし、本当に久しぶりに気合いと根性と長時間労働を発動させている、そんな近況でございます。
本当にまだまだですよね。
でも、だからといってあきらめずに、またペースを戻して、ギリギリではない、質と生産性を担保した仕事のやり方に戻していきたいなと思っております。
そんな中で今日は木曜日ですので、毎週恒例の一緒にこのチャンネルを運営するなつさんの質問コーナーをお届けしたいと思います。
今週のなつさんの質問はこちらです。
やる気に左右されないチームの動かし方
【今日の質問は、やる気に左右されないチームの動かし方についてです。
仕事をしていると、なかなか気持ちが向かない業務でも、前に進めなければいけない場面も出てきます。
チームを動かす上でも、個人のやる気に頼り過ぎずマネジメントできることは、安定性につながると思う反面、自分が苦手な領域は、手をつけるのがつい遅くなってしまうことがあるなと感じています。
チームの動かし方は、例えば、オペレーションやプロセスが決まっていて、多くの仕事が一気に動くものもあれば、営業などの人が活躍することの影響度が多いものなど、業種や職種での違いもあるとは思いますが、やる気に左右されないチームの動かし方について、小田木さんが実践されているポイントについて教えてください。】
やる気は結果だと考えています
なつさん、いつもありがとうございます。
今日は、やる気に左右されないチームの動かし方というお題をいただきました。
「やる気」というキーワードなんですけど、私は個人的に結構こだわっているキーワードが、「やる気」だったり「モチベーション」だったりするなと思っています。
ここからは小田木所感なので、「小田木さんはそうやって考えているんだ」くらいのトーンで聴いていただければと思うんですけど、私は個人的に「やる気」というものをどうとらえているかなんですけど、やる気は結果、こう考えるようにしています。
やる気は起点、やる気でもってモノを進めるという発想ではなくて、やる気は結果。
結果的に生まれてくるものがやる気である。
こういった考え方をしています。
やる気に振り回されない人生を送りたい
なんでそう考えるかなんですけど、私が心からつとに思うのは、やる気に振り回されない人生を送りたいなと思っています。
やる気なんてものに振り回されたくない。この気持ちがめちゃくちゃ強いんですよね。
やる気ってすごい曖昧で気分的なもんじゃないですか。
なので、やる気でもって何かを前に進める。逆に言うと、やる気が出ないからやらない、できない。こんなもんに振り回されたくないというのが、私の個人的な所感なんですよね。
やる気を大事にされている方、すみません。決してやる気の否定ではなくて、あくまで個人的所感ということでお聴きください。
なので、やる気に振り回されない人生を送りたい、そんな私が思うことは、やる気の影響をいかに小さくするか?これが、私的の仕事のやり方についての根底にある考え方なんですよね。
やる気に振り回されない人生を送る。そのためにやる気の影響をいかに小さくするかという発想で、仕事のやり方やチームの動かし方を考えている。
こういう構造です。
やる気が必要だと感じるとき
具体的にどんなの?というところなんですけど、皆さん、ちょっと心の中で想像していただきたいんですけど、やる気が必要だと感じるときってどんなときですか?
まさになつさんも書いてくれてますけれども、なんか気乗りしないという感覚は誰でもあると思うんですよね。
気乗りしない、やる気が出ないと感じる時って、私的見解ですが、 一つは、対象が難しいとき。
もう一つは、対象に意味を感じないとき。
こういう時に、やる気がないとやる気が起きなくて、だからやる気がほしいという発想になっちゃうんですよ。
なので見方を変えると、それはやる気がないからやりたくないんじゃなくて、やる気の一つもわかせないとやれない。もしくはやりたくない。
こういう仕事が、やる気が必要だと感じるときなんですよね。
それはどういう時かというと、難しいときと、意味を感じないときなんですけど、意味を感じないは、だいたい分かりますよね。
それをやる意味はあるのかな?とか、私がやる必要があるのかな?こういうときに人は意味を感じないんですけど、大事なのは、難しいとき。これの解釈の仕方です。
単純な難易度が高いという話じゃないんですよね。
難易度が高くてももえるという時はいくらでもあると思うので、難易度の高さではなくて、難しいをどう解釈するかというと、まず対象が曖昧で大きいとき。ざっくりしているときに、「あー、なんか難しいなー、面倒くさいな」と思って、やる気が必要になる。
他には、終わりが見えないとき。
さらに、やり方が決まってないとき。
具体的にどうしたら終わるのか、完了できるのか?が決まってないときとか、あと、うまくやれるイメージが湧かないとき。
こういうときに、人は対象に「難しい」「面倒くさい」が湧いてきて、「やる気の一つもないとできないな」という感覚になってしまうということなんですよね。
難しいと、意味を感じない。
これは、具体的にイメージしていただくと、確かになと思うと思うんですけど、例えば、企画書を書く、この仕事が目の前にあるけれども、なんかやる気が出ないな。
こういうシチュエーションがあったとするじゃないですか。
企画書を書くという仕事に対してやる気が出ない時に、どういう状態かというと、さっき言った「難しい」という感覚は、企画書を書くという対象の仕事がざっくりしていて、めちゃくちゃ大きいんですよね。
それによって完成像も見えないし、どういうステップをクリアすれば完成するのかも見えない。
これが難しい状況で、そして意味を感じないという状況は、なんで自分が書かなきゃいけないのか分からない。
「これは上司の仕事じゃないんですか?」とか、「私ばっかりいつも書いてない?」とか、「なぜ自分がやるのか分かんない」とか。
あと、例えば、社内に向けての企画書で、「わざわざ社内のために、凝った資料を作る必要がある?」みたいなところが腹落ちがしなかったりとか、あと、「そもそもこれをやる意味がありますか?」とか、「書いたとしても、どうせだめ出しをされて通らないよね」こういう未来が想像されると、意味を感じなくて、やる気が出ない。やる気がないと進められない。
こういう感じになると思います。
なので、難しいという状況と、意味を感じないという状況をクリアするには、まず難しいという観点のクリアに関しては、とにかくプロセスを細分化する。
これに限りますよね。
この手順で、これをクリアしていくと、こういうアウトプットができていく。
細分化して、完成状態をリアルにイメージできるとすると、あとは手を動かすだけで、やる気が勝手についてくると思います。
さらに、意味の部分に関しては、例えば、自分ならできてとか、自分がそれをやる意味があって、もしくはチームにとって必要で、さらに、それをやりきった未来や成果が期待できるものだ。
こういう場合は、たぶんやる気をわざわざ起こさなくても、手が具体的に動いていって、手を動かして仕事が前に進んでいくと、最初に言ったようにやる気は結果ですので、手を動かすことによって、やる気がむくむく湧いてくるというメカニズムになるんじゃないかなと思います。
やる気に関して熱く語っているという、ちょっとよく分からない状況ですけれども、とにかく私はやる気に振り回されない人生を送ると決めておりますので、やる気の影響をいかに小さくするかという個人的研究結果を、皆さんに所感として共有させていただいております。
難しさを細分化して、具体的に何をすればゴールにたどり着くのかをクリアにしよう
今日のなつさんの質問は、やる気に左右されないチームの動かし方のポイントを小田木さんなりに考えていることを共有してくださいということですけど、やる気に左右されないチームの動かし方、チームって結局、やる気に左右されない自分の動かし方であり、相手の動かし方じゃないですか。
なので最後に、やる気に左右されない相手の動かし方という観点でいくと、ここまでを総括すると、そもそも相手にやる気を出させるという発想が違うんじゃないかなと思うんですよね。
やる気を出させようとしたり、やる気のなさを責めても、どっちも全く幸せじゃないし、効果はないなと思います。
なので、具体的にはどうするかというと、まず対象がざっくりしていて、プロセスが明確でなくて、具体的な完了ゴールが描けないという難しさを細分化して、具体的に何をすればゴールにたどり着くのか?この部分をクリアにするという観点と、なぜ相手がやる必要があるのか?それがチームにとってどういった影響や効果につながるのか?ここの意味みたいなものをクリアにしていく。
これがたぶん具体的なやる気に左右されないチームの動かし方に該当するのかなと思います。
ということで、やる気に左右されないチームの動かし方ということで、完全に入り口から出口まで小田木所感でしたが、皆さん、お聴きいただきありがとうございます。
ちなみに余談ですけれども、わが家の長女ちゃんがよく、「あー、勉強のやる気が出ない、やる気が出なくて勉強が進まない」なんてことを言っているので、ママのやる気論を振りかざすんですけれど、「もうママ、うざい」みたいなリアクションをされるので、「あー、今は届かないんだな、いつか届くときが来るかもしれないな」やる気が出ないという状況の中で、長女がどんな景色を見ているのかを辛抱強く聞こう、そんなふうに思っている今日この頃です。
先週の一番放送は、「つい他人の目を気にしてしまう」について語ったあの放送
続きはぜひVoicyでお聴きください。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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