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#1283 目的から発想する良いプライド、残念なプライド

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

#良いプライド悪いプライド

今日は火曜日です。
今日の放送は、Voicyさんのハッシュタグで『 #良いプライド悪いプライド 』というテーマがありまして、これを一緒に考えてみたいなと思います。
良いプライド悪いプライドというお題、どんなことを想像しますか?
プライドというのは、誇りとか自尊心とか自負心というのが意味として出てくるんですけれども、このハッシュタグにあるように、いいイメージ、一方でちょっとネガティブなイメージ、使われ方やシーンによって両側面があるというのが結構おもしろいキーワードですよね。
例えば、「プライドを持ってやろう」というと、割りとポジティブにとらえられるじゃないですか。「誇りを持ってやろう」とか「自分を信じて進もう」そんなときに使われると、すごくポジティブな意味を伴って使われますよね。
でも不思議なことに、これが「プライドが高い」みたいなフレーズになると、一気にネガティブな印象が出てきますよね。
「プライドが高い」というフレーズに、恐らく人の意見を聞かないとか、自分中心的であるとか、なんなら他者を軽く見てしまうみたいなイメージもあるんじゃないかなと思います。
でも、「プライドが高い」という時には、実は背景には「否定されたくない」とか「傷つくのが怖い」とか、守りの側面なんかもあるので、だからこそますます難しいのがプライドとの向き合い方であり、『#良いプライド悪いプライド』という切り口にもつながっているのかなと思いました。

私はプライドよりも目的思考で考えています

ちなみに私自身が自分を振り返ってみると、あんまりプライドという観点で考えることがないなと思いました。
じゃあ何を大事にしているかというと、私は今すごく大事にしているのが目的思考なんですよね。「何のために」とか「そのために何が必要なのか」「それをやってどうなればいいのか」こういう思考で考えることを割りと大事にしているなと思います。
そうすると、例えば、最終的に実現したい状態に近づくために助けを求めるとか、誰かに教えを乞うとか、非を認めるとか、自分のことを開示するとか、立てていた計画を変えていく、みたいなことが、普通にフラットに選びやすくなるんですよね。
最終的に実現したい状態を実現するために、必要な選択肢をとっていく。
こういうスタンスでいろんな判断をしたいなって思いますし、たぶん私自身もそうありたいと思っているんだろうなって思います。
そうすると、例えば、プライドが課題になる側面で出てくる、何かに固執したり、自分を守りたいと思うがゆえに判断ができないということは避けたいなと思うし、一方で、最終的に実現したいことが自分にとっても周りにとってもマジで必要なことであるということにはこだわりたいという意味では、そこに対してプライドを持ちたいと思っているのかもしれないですし、使われるシーンによって、結構いろんな意味を持つキーワード「プライド」だなと思いました。

最終的に目的に対してよく作用すれば良いプライド

今日のハッシュタグテーマである『#良いプライド悪いプライド』についてどんなことを考えるか、ここからさらに小田木所感ですが、私は何が良いプライドで何が悪いプライドか、もちろんあるかもしれないけれども、それ単体で考えないという発想もあるなって思います。
何で考えて、それは良いパターン、それはちょっと残念なパターンを判断していくかというと、目的は何だっけ?その目的に対してうまく作用するのであれば、それは良いプライドだし、目的に対して残念な作用をするのであれば、それは悪いプライド
そういう考え方ができるんじゃないかなと思います。
なので、その時の短い時間軸で持ったプライドが良かったか悪かったか、それ単体では考えずに、最終的に目的やめざす状態への実現にうまく作用したのであれば、それは良いプライド何か足を引っ張ってしまったのであれば、それは悪いプライド。そういう考え方ですね。

例えば、ここで声をあげたいんだけれども躊躇しちゃうみたいなシーンがあるとするじゃないですか。なんで躊躇するかというと、「こんなことも分からないと思われたくない」とか「先輩なのに後輩に聞けない」とか「聞くことで自分で考えないヤツめって思われたくない」そんな気持ちが邪魔をして、聞きたいけど躊躇しちゃうというシーンがあるとするじゃないですか。
ここにもしさっきの発想を展開するのであれば、そう考えてしまったがゆえに、聞けずに自分で膨大に一人だけで考える時間を使ってしまったとか、もしくはもっとスピーディーに問題解決ができたのにそうはならなかったとか、そうなった場合は、これは良いプライドではなく、残念なほうのプライドですよね。
ここでもしも「今、私が聞くかどうかよりも、今、ここで分かるということが大事なんだ」と言って聞くほうを選択できるとか、「自分がそれをやれるかどうかというより、チームとして仕事が前進するほうが大事だから聞くんだ」とか、もしくは「一人で時間をかけてやるよりも、スピーディーに前進させたほうがいいんだ」もしもそういう発想ができれば、判断を変えることができたかもしれないという、こういう考え方ですかね。

目的思考で考えると「あのとき固執しなくて良かった!」と思えるかも

私自身も目的思考で考えようという中で、当然、自分の中にある「あ、これは怖いんだな」とか「やっぱり守りたいと思っているんだな」という思考に気づくことはあります。
むしろみんながそういう感情を少なからず持っているんじゃないかなと思うんですけど、持ってることそのものを否定するというよりも、残念な形で発動するのを防ぐという意味で、目的思考が役に立つなと思っています。
そうは言っても怖いとか、そうは言っても自分のことを守りたくなっちゃうという感覚はあると言いましたけれども、なぜそうならないかというと、一つは目的を考えるというのもあるんですけれども、でも目的に沿って選び直した結果、やっぱりその後で「あの時、固執しなくて本当に良かった」と思えるんですよね。
この小さな成功体験というのが本当に大事で、「そうしてみたら良かった」これが結局、「次もそうしてみよう」と考える原動力になるなと思っています。

ということで、今日は『#良いプライド悪いプライド』というお題に対して、プライド単体で考えない。最終的に目的に対してよく作用すれば良いプライドだし、目的に対してちょっと足を引っ張ってしまったという残念な作用があれば悪いプライドだし、そういう物差しで考えて、自分の判断とか行動を選びとれるようになるといいんじゃないかと、そんな話をさせていただきました。

最後までお聴きいただきありがとうございました。

それでは今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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