血圧が高いと何がいけないのか?
こんにちは。異端の薬剤師、ODAです。
血圧が高くても、自分では自覚がないし、
そんなに気にすることはないんじゃないと思っている方が多いと思います。
私もそう思っていました。
でも、よく考えてみると、心臓にすごく負荷がかかってるのことに行き着きます。
心臓の脈拍が、60拍/分であったとして、
一日24時間で、3600拍 x 24 =86,400拍
単純に考えて、血圧144 mmhgの人と120 mmhgの人では、
見方によっては、心臓は1.2倍頑張っていると言えます。
置き換えてみると、体重60kgの人が腕立て伏せをするときに、
20%の負荷、12kgの重りをつけてやるのと、そうでないのとでは、
負荷が全然ちがうと思います。
それを一日9万回、365日、何十年も差があり続けたとしたら、
たとえほんの僅かな、紙一重の差であったとしても、
その累積は、膨大な差となることは容易に想像できます。
若い時には全く気にならなかった差が、
何十年か後に、取り返しのつかない差となって、表れてくる可能性があるのです。
それが心臓の機能不全、心不全です。
何十年も頑張った心臓が、「俺もう疲れたよ・・・」
と音を上げるのが早いのは、血圧が高い人か、そうでない人か、
どうでしょう?という話です。
だから、血圧のコントロールというのは大事なのです。
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