2022年に買ってよかったもの ガジェット編

はじめに

なるべく他の方の書いているものとかぶらないようなチョイスで書いていきたいと思います。思い入れがある製品は文章長めです。
2つ目以降は脱スマホ関連です。

1. GeForce RTX 3090 Palit

https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?bg=1&br=31&sbr=1487&mkr=221&ic=468504&ft=3090&lf=0

機械学習用PCのために購入したGPUです。
発売当初はだいたい20万円前後くらいだったのですが、マイニング全盛期は圧倒的な品薄にも加えお値段も30万円程度まで上がりました。
現在はマイニングブームの終焉と次モデルの発売でまた20万円程度の価格に戻っています。

この製品が優れているのはまずVRAM(GPUのメモリ)の多さです。機械学習用途でGPUを見た時、処理速度とVRAMの多さが二大評価ポイントの方なのですが、決定的に重要なのは後者です。
基本的にAI(モデル)の性能がよくなればなるほど、要求されるVRAMの容量が増えます。
他の消費者向けモデルだと10GB前後なのですが、3090は24GBあります。
処理速度の問題は待てばすみますが、VRAMによって扱いたいモデルが動くか否かが変わってくるためGPUのスペックの中で最も重要です。

次に優れているのはメーカーからの直販であることです。PCパーツショップのドスパラがGPUカードメーカーのPalitから直接購入しているため、他のメーカーのものに比べてお値段が安めです。
https://www.dospara.co.jp/5info/cts_palit_factory_tour
Palit製のGPUはそれなりの枚数を買い酷使しましたが、不都合を感じたことは特にないです。

2. Punkt. MP02

自分も大半の現代人と同じくスマホが大好きで四六時中見ていました。寝る時、入浴中も一緒というただならぬ仲です。ある時どうも不健全なレベル(1日8時間でした)で見過ぎているのではないかと考え、どうやったらスマホを見ている時間を減らせるか真剣に考えました。
そこで思いついたの「スマホを手放せばスマホを見る時間は0になる!」という安直すぎる解決策です。
とはいっても現代社会で生きていく上で

  • 携帯電話の電話番号

  • iOS、Androidなどのスマホ系OSの端末

の2つは持っていないとさすがに不便です。これを一台の端末で解決してくれるスマートフォンという非常に便利なものがあるのですが、それを手放すということを決めてしまったばかりです。

色々検討した結果行き着いたのが

  1. ガラケー並みの機能しかないが、Signal(高セキュリティなチャットツール)とテザリングが使えるこの携帯

  2. iPad mini

  3. スマートウォッチ

の3台構成です。持ち物の量が増えたこの時点でスマホの偉大さを実感していました。。

肝心のこの端末の説明ですが、一言で言うと無理してガラケーのふりをしているAndroid端末です。電話、SMS、Signalによる外部とのやりとりは可能なのですが、それ以外はほぼ誇張抜きで20年前のガラケーレベルのことしかできません。

テザリングを続けると発生する熱暴走、不安定な独自OS、ロックを解除しないと通知内容が一切見れない待機画面など致命的な欠点も色々ありました。
ただ、逆にそのおかげで携帯電話に対する愛着が激減しました。
最終的に電話を使うときくらいしか使わなくなり、2日くらい放置していたこともあります。

それなりに利便性は犠牲にしましたが、スマホ依存を断ち切るという目的に対しては完璧に応えてくれたある意味での逸品です。長期間の利用はおすすめできませんが、数ヶ月程度であればスマホとの距離をとるために使ってみるのは悪くないと思います。

3. iPad mini 第六世代

この手の記事でありがちなApple製品です。Macbook Proは候補から外したのですが、こちらはPunktの関連性のために入れました。
ガラケーもどきのPunktは実質的にスマホ系OSが入っておらず、iOS、Androidどちらかのスマホアプリがある程度使えることが前提になっている現代社会で生きていくには非常に困ります。

そこで片手で気軽に持てるサイズではないが、手ぶらでぎりぎり持ち運べるサイズの端末を考えるとおのずとこれになりました。周りからの評判もかなりよかったことも後押ししています。

最初はWifiモデルを購入しましたが、Punktのテザリングが思ったより不安定だったのでやむを得ずセルラーモデルに買い替えました。


4. GARMIN GPS Venu 2

ここまでの2つで携帯電話とスマホOS端末の確保はできたのですが、iPad mini単体だと各種通知に一切気付くことができません。そこでスマートウォッチが必要だと考え、当然第一候補であるApple Watchを検討したのですが、なんとiOS(iPhoneのOS)にのみ対応しており、iPad OSは非対応ということが判明しました。。
さっきから単純化のためにスマホOSと連呼していますが、iPad OSはスマホOSではないというのが明確になってしまった瞬間でした。

そこでbluetooth連携ができるスマートウォッチを調べた結果これに行きつきました。最低限の機能として期待していた通知の受信に加え

  • 有機ELのきれいな画面

  • Suicaが使える

  • 1週間以上持つ圧倒的な電池容量

  • Appleプラットフォームだったら版権的に怒られそうなカスタムフェイスの数々(Falloutのpipboyにしました)

  • ストレス、睡眠、疑似的な体力残量などの健康系トラッキング

といった特徴の完成度が非常に高いスマートウォッチでした。
Garmin製品のあまりにクオリティに感動したので、こちらは手放して二週間でさらに上位のモデルに買い替えました。

5. GARMIN fenix 7X Sapphire Dual Power

買い替え先はこちらです。
買った時はこれ以上のハイスペックスマートウォッチは世の中に存在しないと思っていたのですが、数ヶ月後にApple Watch Ultraが出ました。
10万円オーバーとお高いですが、タフな感じのスマートウォッチが欲しい方にはとてもおすすめの逸品です。

  • 圧倒的な電池の持ち。充電は月に二回くらいで十分

    • 画面のきれいさはVenuより下がったものの、半透過メモリインピクセルが優秀。ピクセルの内容を書き換える時のみ電池を使うので、一般的なディスプレイの7枚程度

    • ディスプレイ経由で太陽光給電が可能なので外にいると電池の減りが遅くなる

  • トレーニング、GPS関連のアプリが充実

    • 時計単体でナビゲーションしてくれたり、かなりマイナーそうなトレーニングにも対応してくれたりとポテンシャルを感じるアプリが多数

    • 全部使いこなすのは難しいと思いますが、必要なものを使うだけでもかなり楽しいです

  • 懐中電灯

    • 白、赤の懐中電灯が時計の先端についています

    • 機能として書くと地味ですが、腕に懐中電灯を埋め込んでいるような状態なので実際使うと想像以上に便利です。電池がある限り必ず腕から光がでます

    • ちなみにこれより上のタクティカルモデルは緑の光もでるらしいです

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