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【本要約】 一流役員が実践してきた入社1年目から「できる人になる」43の考え方

 社会人というものは早く仕事を覚えて「できる人」になりたいと思うものです。それは1年目だろうと5年目だろうと関係ないと思います。本書では仕事ができる人たちは若いうちからどのような行動や考えをもって仕事をしているかが43も書いてあります。その中から私が気になったものを5つ紹介しようと思います。



・1.苦手な人にこそ好かれろ

 「なぜ苦手な人に好かれる必要があるの?」と思う人もいると思いますがその答えは単純です。
    苦手な人がいないビジネスパーソンは最強だからです。 

その技術の根底にあるのが洞察力です。
つまり、苦手な相手が理想とする人物像を見抜くということ。
あとは相手に合わせるだけです。

しかし、とくにみなさんが苦手な上司は高圧的で押しが強い上司でしょう。
ここで高圧的な上司から好かれるコツを少しお伝えします。

まず、このような人は思考が凝り固まっていることが多いので、自分の考えを否定されることをとても嫌います。そのため、相手の良き理解者であることを演じることが、好かれるための第一条件になります。

しかし、ただのイエスマンでは相手の懐に入ることはできません。
95%は良き理解者であることを演じ、5%は上司の知らない情報や、様々な視点からアイデアを出すことです。反論をすることではありません。

「私はネタの提供役で、判断を下すのはあなたですよ」とすることで、
相手のプライドも傷つきません。
これができれば、上司は少しずつあなたのことを信用し始めます。

洞察力がなく、対人技術が発展途上だからこそ、20代は苦労するのです。
そこで逃げてしまっては、スキルは永遠に磨かれません。

 対人関係のうまさも、立派なビジネススキルだということを肝に銘じておいてください。


・2.人生まるごと真似できそうな人を探せ

 社会に出たら、最初の3年はいろんな人に会ってみて、人生のモデル探しをしてみてください。
なぜなら、このような人生のモデルが見つかれば、
生き方のヒント集を見つけたも同然です。あなたの成長は早まり、モチベーションの維持にも役立ちます。

どこにいるかわかりません。年下かもしれません。

 そして人生のモデルが見つかればまずは、模倣をしてみましょう。

 模倣と言ってもすべてを真似する必要はありません。
仕事の仕方、生き様、世渡りの仕方、言葉遣い、マネジメント、なんでもいいです。
 
 そして、人生のモデルはできるだけ身近な人が望ましいです。
スティーブ・ジョブズに憧れたとしても、成功に至った筋道は現実離れしていてイメージしづらいからです。

 そして今後あなたが人生の大きな岐路に立たされ、判断がつかなくなったときに、その人の存在が進むべき方向を指し示してくれるでしょう。
その心強さ、安心感はお金では買えません。


・3.ダメ出しの一番厳しい上司の下で働け

 一番厳しい上司の下で働くのって嫌ですよね。私も嫌です(笑)。
でもなぜそんな上司の下で働くのかというと
社会人としての伸びしろがまだある若いときに自分に何が足りないのかを指摘してくれる人は本当に貴重な存在だからです。

自分の気分で怒鳴り散らかす上司ではないですよ?
的確にダメな部分を言ってくれる上司です。もしその人がとても怖い人でも頑張ってついていきましょう。

 そうは言っても叱られなれてない人も多いと思うので、ここでは上手な叱られ方のコツをいくつか紹介します。

①絶対に反論するな
 新人が上司に反論しても勝ち目はありません。それどころか評価はガタ落ちです。理不尽さを飲み込むのも仕事と思い、グッとこらえていつか挽回してやりましょう。

②次の活かし方を考えろ
 上司も人間なので、説教が支離滅裂になることもあります。それでも、本質的に言わんとしていることを受け止め、二度と同じ指摘をされないためにはどうすればいいのか、真剣に考えてください。

③止まない雨はないと思え
 どれだけ怒られても、ずっと怒り続ける人はいません。単純に疲れるから。「早く説教終わらないかな」をいう表情は、必ず見抜かれるので注意!


・4.マンガを捨て、毎週2冊の本を読め

 本を読む人ほど、世界観が広がり、想像力が広がり、知識が増えます。
人間力が磨かれていくと言ってもいいでしょう。逆に言えば、本を読まない人ほど、自己中心的で、思考が凝り固まった、無知な人と言えます。
 読書によって磨かれていく人間力は、いずれ大きな武器となります。

 本を読んでいる人は、少しでも本から何かのヒントを得たいをいう志を持っています。
 若いころは、まだ人生のテーマ見つかっていないかもしれません。そのテーマ探しの旅に出る意味でも、ビジネス書に限定せず、できるだけ広いジャンルの本でも読んでみてください。もちろん、小説でも構いません。マンガを否定するわけではありませんができればそのような本を読んでみてください。どんな本であろうと、必ずあなたの役に立つ時がきます。

 理想の読書量は、週に2冊。一見難しそうに聞こえますが、通勤時間のなかでなんとなくスマホをいじっている時間や、家でぼんやりとテレビを見ている時間を読書のために振り替えれば、なんとなくクリアできるはずです。
あとはそれを頑張って習慣にしてください。


・5.異性を口説くテクニックを磨け

 ビジネスも最後は心と心です。特に男性であれば、理性より感情で動く女性と接することに慣れておくと人間力は格段に上がります。
 この本の著者が数十万人のビジネスパーソンと接してきた中で切に感じることは、出世している人は仕事の能力だけでなく、人間力も高いということです。

若い時から異性との接点を多く持つことで、同性だけではなかなか経験できない人間関係の妙を学ぶことができます。

もしあなたに恋人がいないのであれば、たまには合コンに出てみるのもいい人生勉強になります。そこで異性を口説いてみたり、時にフラれてみたりすることで人間力を高めてみてください。
 そこで、運命の人に出会える可能性もあるのです。

まとめ


いかがだったでしょうか。
この本に書いてあることはいずれも社会人として成長するための”ルール”を課している点です。
なので若いうちに一日でも早く「あなたなりのルール」みつけてください。
20代の目標の一つにしてみてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



 


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