【29歳独身女】自分がどうなりたいか、答えられない人に知ってほしいこと/エニアグラム続編
こんにちは。
おちょぼでございます。
今回は、先日記事にした『エニアグラム』をもう少し深掘りして、『自分がどうなりたいか、答えられない人』に対して、こういった価値観が存在するよということを伝えたいと思っています。
私自身、エニアグラムもまだまだ勉強中で、人生も30年目と、これからの方が長いですが、今の自分でも何か届けられることがあればと書いてみます。
この記事に辿り着いた方の中に
といった方、そして
「どうなりたいか」「どうありたいか」というTobe型とbeing型の概念を読んでも尚しっくりこない方に特に読んでもらいたいと思っています。
まず『自分の矢印がどこを指しているか』を見直す
これまでの人生で、「3年後、5年後どうなりたいか?」と質問されたことはありますか?高校受験を控えた人、大学・専門学校の受験を控えた人、新入社員として企業に入社した人、定期的にこういった「先の未来について」問われることがあるかと思います。
そういったときに、「何も考えてなかった」では通用しないので、いわゆる『自己分析』や『自分と向き合う』ということをすると思います。
そして一生懸命取り組むのですが、いくら自己分析をしても、いくら自分と向き合っても、ボヤっとしたまま、しっくりくる答えが見つからず、苦しい気持ちになった経験がありませんか。
私は、数え切れない程ありました。
どうなりたいか、やりたいことが何なのか、それが見つけられない理由は何なのか、ずっと模索し続けてきました。
そして、苦しくて仕方ないと思いつつも、もがいていた最中、エニアグラムに出会い、受講していく中で新たな価値観を知りました。
人によって矢印の指す方向はちがう
これは、私のずっと悩んできたモヤモヤをとても具体的に解消してくれる材料になりました。
まず、自己分析や自分と向き合う時に、「生まれてから今までの出来事」「長所・短所」「得意・不得意」「価値観」「趣味」など、様々な側面から自分という存在を箇条書きしていました。そして、その中から紐づけて自分がやりたいことややりたくないことを探すという作業を行っていました。
わかりやすく当時の自分の箇条書きの一部を抜粋します。
今より5歳ほど若いので、こうやって改めてみると、とても抽象的で幼稚さも混じっているなと感じますが、当時の私が絞り出したやりたいことはこういった内容でした。
そして、全てではないですが、基本的に『矢印が自分ではなく相手にむいている』ということに気づきました。
私はエニアグラムの9つの番号でいうと、タイプ2にあてはまる人間で、タイプ2には、下記のような特徴や価値観があります。
本能的に暴力を嫌う
感受性が豊か
親切で人を助ける
人が求めていることに敏感
すぐに相手を理解できる
人の面倒見が良い
順応性がある。勘が鋭い
献身的な態度
これだけみると、良い人感が強いのですが、前回書いた記事の通り、長所が行き過ぎると短所になるので、参考程度に2番についてネガティブな面をわかりやすくまとめている方の記事を貼っておきます。
話を戻しますが、今まで何度も自己分析をしていた際、頭の中で勝手に全ての矢印を自分に向けなくてはならないと思っていました。
ただ、今エニアグラムを学んで、自分の価値観がおかしなものでないと受け入れることが出来てから、私の脳内はこのように整理されました。
『自分自身がどうなりたいか』ではなく『こういった人たちと関わりたい』『こういった価値観の中で自分の人生を歩みたい』といった、矢印のはじまりは、自分ではなく、相手に向いています。
そして、それを叶えるため、達成するために手段や方法を選び、そこではじめて自分に矢印がむきます。
その後、仮に自分が望んだところに身を置けることになると、次はまた矢印が相手にむきます。
次はこうです。
『私が得たものを使って、誰かの役にたちたい』
この目標設定がまた出来て、それを達成したときに、やっと自分の経験値や満足・達成感として蓄積されます。
簡単にいうと、まあまあめんどくさい人間なのですw
ちなみにこれは、少し勘違いしやすいポイントなので、補足しますが、仮にどうなりたいかというのを仕事で目標として設定した場合、特定の対象が退職をしたり、近場にいなくなったときに破綻してしまうのではないかという点。
ここについては、基本的にどうなりたいかの起因、始点の対象が他の人なだけで、それに対して動く際の矢印は自分なので、破綻することはなく、進んでいく内に、対象とするものが特定ではなく、コミュニティだったり、企業といった広義に変わっていきます。
どうなりたいの中に自分以外のものが入っているか
先程の矢印の話通り、『どうなりたいか』の中に自分以外のものが含まれていて、それを取っ払ったときに一気にそれが価値のないものや価値がうすれたものになると感じた方は、安心してください、それも一つの価値観です。
そして、間違わないでほしいのは『依存』ではないということです。
ここで少しでも依存的な感情や思考で、相手に寄りかかって、その相手、対象がいなくなったら崩れてしまうようなものは、また別のものです。
それは健全度が下がっている場合が高いので、エニアグラムの記事の『健全度』についてお読み下さい。
「どうなりたいか」「どうありたいか」ではなく、「だれといたいか」
冒頭に書いた『Todo型とBeing型』
これは、『転職の思考法』という本に出てくる言葉ですが、私はこれを読んでも悲しいことにしっくりきませんでした
それはこの書籍が悪いのではなく、Todo型、Being型どちらにも主語に自分をあて、修飾語も副詞も述語も矢印を自分にむけて考えることがそもそもしんどかったのです。
そして、何を最重要するかと考えたときに『だれといたいか』が自分の中で一番大切なことだと気づくことができました。
ここまで読んであてはまった方は振り切って下さい
ここまで書いてきて、自分が面倒な性格だというのを再確認すると同時に、本来こういったタイプの人は病みやすく、健全度が下がると、利他の心が承認欲求に化けてしまうので、自分の健全度が高いタイミングで文字に起こしました。
自分について問われることが本当に苦しいと感じる人は、自分が何故苦しいのかを考えるところからはじめた方が、結果早いのかと思います。
もし、「もうこれ以上向き合ってもわかんねーよ!」と思っている方で、ここまで書いた内容に割としっくりきた方は、勧誘でも何でもなく、エニアグラムでタイプ2について学んで下さい。
この質問に対して答えるのが一番キツいのが2番であり、一番身を粉にしてしまうタイプなので、お気をつけ下さい。
『私は人のために何かしたいって思うタチなんだ!』と自分について向き合えないことに対して後ろ髪ひかれることなく、振り切ってください。
一旦、めちゃくちゃ楽になります。
それができるようになったあとは
ちょうど私がイマココであり、絶賛試みていることなのですが、
『自分の利他の精神が、ある程度認めてもらえ、承認欲求と努力(学ぶ事)が良い塩梅で発揮できるところをさがす』
ほぼ就活生や仕事に向けてのアドバイスとなってしまうことをお許しください。私は今回の転職でここを重視しました。
私の価値観(矢印の話)をして、
自分の為だけではエンジンがかからない、
相手の為、顧客の為といった前提の中で、
私は、はじめてベストなパフォーマンスを発揮できます。
と宣伝のように言い続けて、その内容込で内定をもらった企業に入社することにしました。
これが結果的に吉とでるのか凶とでるのかは、正直わかりませんが、「どうなりたいか」という一種のパワハラをされ、それに対して答えられない=人材として不十分みたいな思考回路を持ち合わせた会社は、結局お互いの為にならないので、もし転職活動やそういった質問を受ける機会があれば、参考にしていただきたいです。
さいごに
割と価値観を受け入れようを全面に話を進めてきましたが、もちろん自分が変わっていけなくてはならない部分もたくさんあります。それについては、また別の記事で書きたいと思いますので、長くなりましたが、本日はここまでです。
それでは!