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【29歳独身女】少し疲れた夜に観てほしいアニメ/夏目友人帳
こんにちは。
おちょぼでございます。
コロナ禍から、今まで全く手をつけてこなかったアニメにどっぷりハマり、今では割とオタクにカテゴライズされるまで、ある程度Netflixで観れるものはみてきたおちょぼですが、その中でも何度もおかわりしているアニメ、『夏目友人帳』について、ただただ書かせてください。
夏目友人帳
『夏目友人帳』は、緑川ゆきによる日本の漫画作品。略称は「夏友帳」。2007年9月号から『LaLa』で連載中。初出は『LaLa DX』2003年7月号。同誌2005年1月号から読み切りのシリーズとして隔月連載され、一部作品は『LaLa』に掲載された。2022年1月時点で国内累計発行部数は1600万部を突破している。
ストーリー
妖怪を見ることができる高校1年生の夏目貴志が自称用心棒のニャンコ先生とともに祖母から受け継いだ「友人帳」に記された妖怪たちに名を返す日々を送る、人と妖の儚くも美しい物語。
心が浄化される
私が、夏目友人帳(以下夏友帳)にハマった理由として、夏友帳には心を浄化してくれる効果があるように思います。主役の夏目貴志は、幼い頃から妖怪を見ることができる少年で、両親を早くに亡くし、親戚中をたらい回しにされていました。妖怪がみえるということで、周りから白い目でみられ、辛い経験を重ね、心を閉ざしていましたが、心優しい親戚筋の藤原夫妻に引き取られてから、日々に変化が起きてきます。
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ある日、夏目が祠の封印を解いてしまうと、その中から招き猫の姿をした妖怪が現れます。(後のニャンコ先生)その妖怪から「友人帳を知っているかい?」と聞かれるのです。
「友人帳」とは、高い妖力を持っていた祖母のレイコが残した帳面で、そこに記されている妖怪の名を呼べば、妖怪を操ることができるという代物。
その手帳を今は夏目が持っており、妖怪たちから狙われていたのです。
招き猫の妖怪の正体は、「斑(まだら)」という大妖怪で、色々あり、用心棒になったニャンコ先生(斑)と、夏目は祖母のレイコが奪った名前を、妖怪たちに一つ一つ返していくというストーリーです。
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名前を返していく中で、夏目が通っている高校の友達と絆が深まっていく様子や、藤原夫妻の優しさ、妖怪たちとのつながりが描かれているのですが、所々で夏目自身の心情や感情の変化が語られ、それがとにかくエモい。
妖怪関係なく、自分に当てはまる部分を探してしまうような、なんとも切なく、胸がギュッとなるシーンが多いです。
そしてニャンコ先生が斑になったときが普通にかっこよくて、何回観てもドキドキします。
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斑は他の妖かしに比べ、圧倒的に強く、ニャンコ先生~なんてゆるく観ていて、夏目がピンチになった時に、急にこの姿になって守ってあげるもんだから、イカしてるな・・・と。昔観ていた、カードキャプターさくらのケロちゃんがケロベロスになるのを思い出させる・・・
一話完結が良い
私はアニメしか観ていないので、マンガはわかりませんが、基本的に一話で完結なのも観やすくていいなと。回が進んでいくにつれて、数回にわたって描かれているものもありますが、過去に出てきたキャラクター達も違和感なく登場してきて、夜寝る前に観るのに丁度いい。
主役が圧倒的ではないところ
そして、これが一番好きな部分ですが、主人公の夏目自身が圧倒的な主人公気質ではないところが良い。少年漫画に多い、主役が一番強かったり、最初からメンタル鋼系も面白いですが、夏友帳の場合は、主人公が弱い部分を持っていて、作中絡んでいく仲間たちもそれぞれ弱い部分を持っている。それがストーリーが進んでいく中で、お互いの成長や心の変化を感じ、変わっていくというのが、妖怪という非現実的な内容なのに、現実的で私はその部分にとても魅力を感じています。
強くなくていいんだ
主人公すらも日々悩み、進んでいく様をみて、私は勝手に自分の毎日を夏友帳に投影しながら、夜な夜な観ています。(多分おかわり3回目ぐらい)
頼る側から頼られる側になってきた今、勝手にどこか”常に強くいなくては”という感情に駆られますが、夏目のように色んな人に助けられ、時には助け、支え合いながら生きていくことが本当に大切なんだなと思い知らされます。(重い感情で観ててすみませんw)
現在の夏友帳
アニメはシーズン6まで続いた所で止まってしまっているので、単行本とLaLaの連載について調べてみました。
連載は今も続いているようですが、連載頻度が隔月らしく、かなりスローペースですね。単行本に関しては、夏目友人帳 26巻まで出ていて、直近数年は年に1巻ほどの頻度になっているそうです。たしかに、2007年9月から連載しているということは、おちょぼが15歳の頃から続いているので、14周年・・・長いな。ペース落とすわな。
そして夏友帳でも長いと思うのに、ONEPIECEは25周年・・・驚愕。
夜の少し切ない心に投下してほしい
ここまで書きましたが、個人的に夏友帳は夜の少し切ない気持ちの時に静かに一人で観てほしい。私は夏友帳に救われてます。大人になって選択肢が増え、決断することも増えた今、なんとなく自分で作ったバリアの壁にしんどくなった人にスッと入ってくる作品です。
推しキャラクター
アニメ紹介にしては、アラサーのしんどさ絡めてきてだるい感じなりそうだったのでw最後は夏友帳の推しキャラクターで締めたいと思います。
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それではっ!