見出し画像

潰瘍星人・サナトリウムへ行く。その2

伊豆のヒポクラティック・サナトリウムに行ってきました。

ここでは、当時は土曜日だったと記憶しておりますが
石原結寛先生の講話が受けられました。

全ての病の原因は、血液の汚れであると説く先生。
食生活の大切さを熱く語られました。

特にワタクシが感銘を受けましたのは「歯」のお話。
人間は、下記の様に歯が生えておりまして

奥歯・犬歯・前歯の割合が
5:1:2
つまり、穀物5:肉/魚1:野菜/果物2の割合で食べるのが望ましいのだそうです。

ワタクシ、この様なバランスを全く無視しておりました。
幼い頃より、唐揚げや天ぷら、コロッケが多く食卓にあがりました。
おかげで揚げ物大好きに。

小学生時代の夕方は毎日
スナック菓子とテレビのアニメでゴロゴロし放題。
その生活で激太りして始めたのは、主食をやめる
炭水化物抜きダイエット。
ご飯食べない分、おかずを食べても良いという
都合の良さ&知識の無さゆえに
痩せないどころか、身体によく無いことばかり続けていました。

石原先生が推奨する食生活は
朝は紅茶か人参ジュースのみ。
昼はお蕎麦など軽めのもの。
夜は5:1:2の割合でしっかり食べる。
だそうです。
先生が強く訴えますのは
(生まれつきの病以外の)病気を作っているのは、自分自身。
だからこそ、治すことが出来るのも自分自身だということ。
ワタクシも、お医者様に全面的にお任せするのではなく
己の身体を知ること。
自ら調べること。
その上で、自分がどうしたいかを明確にしていきたいと思います。

などと…
素敵めいたことを書きましたが、今このnoteを書いているワタクシ。
寛解を維持して長くなり、気が緩み
この食生活からかなり離れてしまっておりました。ハンセイ。

好きなものを好きなだけ食べられることが
人間に生まれた幸せの中の1つだと思っています。
逆に「ああ。これでは病気になってしまう」と思いながらの食事ほど
身体に良く無いことはありません。

なので、例え食べ過ぎた日があっても
いつでもリカバリー出来る、立て直せる自分でありたい。
何の心配もせずに「今日はいいか!」とハレの日を満喫出来るように
ケの日をこそ、大切にしたいと思いました。

さて、講話を終えましても
時間がたっぷりありましたので、近くをお散歩することにいたしました。
いくら療養とはいえ、施設内だけで過ごしておりましたら運動不足にもなりましょう。
空腹がそんなにキツくも感じませんし
むしろ、動いておりませんので元気が余っているみたい。
いざ。外へ。自然の中の美味しい空気を吸いに!
ところが…

過信は禁物ですわね

空腹で、全くチカラが入らないのです。
自分でも驚くほど、空腹で体力がなくなっていることを
外に出てやっと気づきました。

という訳で、あっという間にサナトリウムに戻り
生姜紅茶を飲んで、温泉に入り、ひたすら大人しく
本を読んで過ごしました。

基本コースは10日間ですが
今回は3泊4日。
結果としましては、1.5kg体重が減り
舌苔(←排毒症状)が出ました。

付き添いで一緒に断食した夫の方が4kgも痩せ(ずるい)
口内炎が出たり(よくある排毒症状)、
それまでは、良い香りと言っていた
ワタクシの愛用しているハンドクリームが臭く感じる様になったりと、
ワタクシよりも効果が顕著で、一体誰のための断食だったのか…
な結果でした。

いつか、今度は10日間のコースで
再びここを訪れたいと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?